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ホンダコレクションホールの魅力を徹底調査!

私たちNeoridersProjectでは、国内4大バイクメーカーのミュージアムへの訪問を行っています。
今回はホンダコレクションホールに行ってきましたので、その魅力をお伝えします!


ホンダコレクションホールって何?

 「ホンダコレクションホール (Honda Collection Hall)」は栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎ内にある、ホンダの歴史と技術に触れることができるスポットです。
ちなみに、このモビリティリゾートもてぎは、人とモビリティと自然が共生するテーマパークとして知られています!

ホンダコレクションホールの特徴

1. ホンダの歴史が感じられる空間!
ホンダコレクションホールは、その名の通りホンダのミュージアムです。ホンダ創立50年を記念して開館され、現在25年の節目を迎えています。
ホンダの活動の広がりを伝えるだけでなく、ホンダの75年に渡る「夢と挑戦の物語」を体験できる場として、世界中の車好きやバイク好きに愛されています。

2. 展示アイテムの幅広さ
バイクやクルマだけでなく、パワープロダクツなど、ホンダの歩みを物語る展示物が約300点も展示されています。これにはレーシングマシンも含まれ、ホンダの多岐にわたる技術と挑戦の歴史を感じることができます。

3. 動態保存の展示車両
展示されている車両は、一部を除き、動態保存がなされており、定期的にモビリティリゾートもてぎ内のコース等で走行確認が行われているそうです。
訪れた際には当時の音や匂いを感じられ、ノスタルジックな雰囲気に包まれること間違いなしです!

4. リニューアル工事
現在行われているリニューアル工事で、より充実した展示内容や施設になる予定です。
リニューアル後も、ホンダの魅力を深く感じられることでしょう。
(2023年12月4日より臨時休館中で、2024年3月1日にリニューアルオープンとのことです。)

リニューアル前はどんな展示があったの?一部をご紹介いたします!

1階の展示

2018年3月にコレクションホール開館20周年を記念して開催された「夢と挑戦の軌跡フロア」の展示があります!
創業者本田宗一郎氏と藤沢武夫氏の発想や言葉とともに、ホンダの様々な車両を展示してあります。

中でも私が気になったのは、1947年に開発されたホンダ第一号試作エンジンです。簡素な作りですが、これが後の大企業のホンダにつながっていると思うと感慨深いですね!
燃料タンクに湯たんぽが使われているなど、戦後の物資が少なかった時代の創意工夫を感じられます。

ホンダ第一号試作エンジンを搭載した自転車
(Neoriders Project撮影)

2階の展示

ホンダコレクションホールでは、ホンダのみならず、他社メーカーの車両も展示されています!時代を彩った数々の二輪・四輪の名車を見ることができます!
二輪の中でも特に注目して頂きたいのは、こちらのNRです。

ホンダコレクションホールに展示されているNR
(Neoriders Project撮影)

NRは独創的なデザインと革新的なエンジン技術を搭載した車両で、機械が好きな方ならわくわくすること間違いなしです!

このバイクは1979年に登場したNR500というV型4気筒32バルブエンジンを搭載した競技専用車両で培われた技術を、市販車にも生かすという目的の元で開発されました。
市販車として世界初の楕円ピストン・エンジンを搭載しているほか、炭素繊維強化樹脂(CFRP)・チタン・マグネシウムなどの高価な軽量素材や、当時の最新技術がふんだんに採用されています。

これら当時の最新技術を投入したNRは、破格の定価520万円となり、結果、僅か322台の生産台数に留まったそうです
実車は滅多にお目にかかれないので、ホンダコレクションホールに行った際はぜひご覧ください!

その他にも、ホンダの技術力の一端がうかがえるDOHC VTECエンジンを搭載したインテグラタイプRやS2000などのスポーツカーもご覧になれます!

インテグラタイプR
(Neoriders Project撮影)
S2000
(Neoriders Project撮影)

3階の展示

3階には、ホンダのレースシーンを支えた数々の競技車両が並んでいます!

二輪車では、マン島TTレースに参戦した車両やMotoGPマシンをはじめ、モトクロスやトライアル等の様々なカテゴリーの競技車両が展示されています。
注目したいのは、WGPでホンダに数々の勝利をもたらしてきたNSR500ではないでしょうか?
ホンダのWGP黄金時代を築き上げたこのマシンは、モータースポーツファンなら必見です!

NSR500
(Neoriders Project撮影)

四輪車コーナーでは、貴重なF1マシンがたくさん展示されています。
特に、伝説のF1ドライバーであるアイルトン・セナ選手が乗っていたマクラーレンMP4/4は、ホンダのF1での活躍を象徴する1台です。

F1マシンおよびエンジンの展示
(Neoriders Project)

3階の展示は、厳しいレースの環境から市販車に技術をフィードバックするホンダの姿勢が垣間見えるエリアです。
自分の愛車に使われている技術もレースの世界が源流だと思うと、とてもロマンがありますね!

アクセスと楽しみ方

モビリティリゾートもてぎは栃木県道51号沿いにあります。
公共交通機関を使う場合は、宇都宮駅・水戸駅・茂木駅などからバスまたはタクシーをご利用ください。
詳細は、モビリティリゾートもてぎのウェブサイトをご確認ください!

また、モビリティリゾートもてぎには、入場料金(中学生以上1,200円・小学生900円・幼児300円)と駐車料金(車1,000円・バイク500円)が必要です。

ホンダコレクションホールでは、サーキットのエキゾーストノートに胸躍らせながら、展示車両を堪能することができます。
ホンダの歴史と夢に触れられる施設であるとともに、バイクだけでなく自動車・レース・歴史などに興味がある方にも、とても楽しめる場所です!

まとめ

ホンダコレクションホールは、ホンダの歴史と技術を感じられる素晴らしい博物館です。
地元の方々にとっても、知られざる宝物が近くに存在していることを再認識できる場所と言えるでしょう。
訪れた際には、ホンダの夢と挑戦に触れ、楽しい時間を過ごしてみてください。

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