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MotoGPの見方〜決勝レースだけじゃない!見どころ紹介〜

こんにちは。

そろそろMotoGPの2023シーズンが開幕しますねー!私はすごく楽しみです。ヤマハ党の私は、今年こそヤマハが大活躍してほしい!と思っています。

そんな感じでワクワクしながらネットニュースで情報を追いかけていた私ですが、今シーズンからレース中のスケジュールがガラッと変わるんですね。

そこで、備忘録も兼ねて、レースのある週末をどう楽しんだらよいか、紹介したいと思います!めっちゃ初心者向けに書きますので、ベテランの方は当然じゃん!と思われるはずですが、間違えている部分があれば教えてくださいね。

※写真は注記のあるもの以外MotoGP公式サイト motogp.com より引用

MotoGPの走行は金曜〜日曜の3日間!

MotoGPでは、大きく分けて
金曜日は午前中に練習走行、午後も練習走行
土曜日は午前中に予選、午後は短距離の決勝戦スプリントと呼ばれます)
日曜日は午前中にウォームアップ走行、午後に長距離の決勝戦(いわゆるレースと呼ばれます)
という順番でスケジュールが組まれます。

サッカーや野球などは、試合日は記者会見をして、アップをして、その後試合を行う、という流れが多いと思いますが、モータースポーツでは3日間にわたって準備をしながら、決勝戦で1位を目指して走るということになるわけです。

そう考えると、モータースポーツのフォーマットは他のスポーツと比べると少し特殊かもしれません。

では、レースのある週末を私がどう楽しんでいるか、日曜日から遡って書いていきます。これを読めば、レースのある週末が待ち遠しくなること間違いなし!

【日曜午後】決勝レース

MotoGPの決勝レースは日曜日の午後に行なわれます。これがレースウィークの目玉イベントです!

レース自体の楽しみ方についてはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ読んでみてください。

レースではおよそ1時間で100kmを走り、1位には25pt、2位には20pt、…というようにポイントが振り分けられます。年間を通じて一番多くのポイントを集めた選手がその年のチャンピオンですから、決勝レースで良い順位を取ることが一番大事なことになります。

出典:https://youtu.be/4YAuaWu2A70

そんな決勝レースですが、写真のように、スタートは完全な横並びではなく、前から順番に列が作られます。

このスタート順を決めるのが、土曜日に行われる予選です。単純に、一番前からスタートできる選手が、決勝レースの1位に最も近いことになります。(上の写真だと、右側の白紫の選手が一番前からスタートしています。)

逆に、一番後ろからスタートすると、1位になるためにはライバルを全員抜かなければいけません。つまり、土曜日の予選から頑張っておくことがめっちゃ大事なんです!

予選がどのように行なわれるかは後述しますね。

【土曜午後】スプリント

さて、土曜午後にはスプリントと呼ばれるイベントが開催されます。2023シーズンから導入されるものなので私も非常に楽しみです。

スプリントは、いわば短距離レースのようなもので、日曜の決勝レースが100km程度の距離を走るのに対して、土曜のスプリントは半分の距離とのこと。フルマラソンとハーフマラソンみたいなものだと勝手に思っています。とは言ってもレースなので、決勝レースのようにポイントが付与されます。

ただ、スプリントの場合は1位12pt、2位9pt、…というように、決勝レースの半分のポイント割当になるようです。短期決戦が得意な選手は、スプリントでポイントを稼ぐことを狙ってくるはず…!そう考えると、見どころが増えて楽しみですね。

なお、スプリントも決勝レースと同様、スタート位置は予選順位によって決まるようです。予選の重要さが増しますね…

【土曜午前】予選1、予選2

さて、決勝レースやスプリントのスタート位置を決める予選。そんな予選の順位は、サーキット1周のタイムによって決まります!

レースがマラソンだとしたら、予選は50m走みたいなものです。短距離走が早い選手が、マラソンも一番前からスタートできるって感じです。レースでは体力やタイヤ消耗などを考慮して走るので、本気の一周が見れるのはこの予選の瞬間です。0.001秒でも速く走ることを目指してアタックするバイク、半端ない迫力ですよ。

ところで、こんな大事な予選ですが、予選にも予選1と予選2があります。24選手のうち、10選手は予選2のグループに、14選手は予選1のグループに分けられます。

まずは予選1が15分間あり、その間に計測した1周のタイムを競って順位をつけます。そして、予選1の上位2選手は予選2のグループに入ります。それ以外の選手はそこで予選終了です。

予選2では、最初からこちらに振り分けられた10選手+予選1の上位2選手=12選手が、同様に15分の間で計測した1周のタイムを競って順位をつけるわけです。

予選の結果(=決勝のスタート順)は、まず予選2の順位が、1〜12番目までのスタート位置になり、次に予選1の3位以下の順位が、13番目〜最後尾までのスタート位置になるわけです。

少しややこしいですが、要するに予選1では後方のスタート順を決め、予選2では前方のスタート順を決めているわけです。

そうなると気になるのは予選1と予選2のグループ分けですが、これは金曜日の練習走行の結果によって決まっています。

【金曜日】練習走行!でもただの練習ではなく…

金曜日は午前に練習走行1が45分間、午後に練習走行2が60分間行なわれます。ここで各選手は試作パーツや、バイクの調整をしていくわけです。

基本的にはこの時間は自由に走ってよいのですが、先述した通り、練習走行で記録したタイムが早かった上位10選手は、予選2のグループに振り分けられます。その場合、予選1は12位以内からのスタートが確定します。

しかし、ここで上位10番以内に入れなかった場合、予選1を走らなければならず、もし予選1で失敗した場合は後方からのスタートに…

そこで、制限時間以内に他のライバルよりも速いタイムを出せるよう、時間を有効活用しなければなりません。つまり、決勝レースに向けて、金曜日から戦いが始まっているわけです!

練習走行でマシンをチェックしている様子

【木曜日】ライダー同士のライバル関係に注目!

ここまでは週末の楽しみ方について紹介してきました。金曜日からMotoGPの走行は開始するのですが、実は選手は木曜日にはサーキットに着いていて、記者会見やファン対応等をしています。

その記者会見では、ヘルメットを脱いだライダーの素顔が見れたり、意外に仲良しな選手同士が見れたり、険悪なムードが流れていたり…

他の人を巻き込むと険悪なムードになったり…

謝罪の握手をしようとして拒否されたり…。

走行を見ているだけではわからない各選手の人間味あふれるシーンは、意外とバイクから降りているところで見れるのかも…?

私はそんな感じで週末3日間を楽しんでいます。

みなさん、2023シーズンはMotoGPを見てみませんかー?

終わり。


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