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大学生が原付二種(125cc)の免許を2日で取得してみた!

はじめに

こんにちは、Neoriders Projectのリッキーです!私の愛車はイエローのスーパーカブで、50ccと非力ながらも、総距離約600kmの所沢ー大井川ツーリングも楽しんできました。
だけどやっぱり、「原付一種の速度制限を気にせず走りたい!急な坂道でもぐんぐんと上っていきたい!」と何度も思いました。
そこで、2日で取れるというAT小型限定普通二輪の免許を取ることにしました!
本記事では、免許取得の経過やその感想を載せていこうと思います。

愛車のスーパーカブ50cc

教習までの流れ

学生で混雑する2月に教習所を探し始めたので見つけるまでに苦労しましたが、3月上旬にやっと2日間のコースを予約することができました。料金は、約10万円です。
私が通った教習所は、教習当日までに一度訪れて契約と適性検査を済ませ、その後2日間で教習と卒業検定を行う流れでした。
装備は、入所特典でグローブはプレゼントされ、インカム付きのメット、胸部・肘・ひざ・かかとのプロテクターは貸与されました。マフラーは使用禁止なので、冬場はネックウォーマーの持参が必須です!

教習1日目ー怒涛のスケジュールー

他の教習生と顔合わせ

1日目の教習は、13時10分スタートと割とゆっくりとしたスケジュールでした。
私以外に、女性の参加者が2名いるだけで、通常と比べて半分ほどだそうです。集中して指導を受けられたのでラッキーでした♪
下に記載したスケジュール表ですが、1日目、「小AA」「小AC」は基本動作の練習、「小AEM」はコース走行、「小AS2」は機械を使ったシュミレーションです。
2日目、「自小特別」は急停車・回避・スラロームの練習、「小Aケス」は追突体験のケーススタディ、「小AS4」と「セット学」は座学で、「自小特別」はみきわめ、「予定・卒」は卒業検定です。

教習の日程

操作の練習

1時限目は、スタンドの立て方、車体の起こし方、八の字走行、ブレーキなど基本操作を確認しました。
3年間原付に乗っていたので、バイクの操作練習は楽勝じゃないかと考えていましたが、50ccと125㏄とでは、アクセルを回したときの進み具合やカーブを曲がったときの車体の重みが異なり、操作に慣れる必要がありました。

教習で乗車したバイクはホンダの「Lead125cc」でした(画像はForR記事より )

2時限目は、200mほど30kmで走行してブレーキをかけて8m以内で止まる「急制動」、長さ15m・幅30cmの鉄板を落ちずに渡りきる「一本橋」の練習をしました。
「一本橋」は、初動がふらつくと橋の上での走行も不安定になってしまうので、始めは結構ドキドキします。ちなみに、5秒以上かけて走行する必要があるので、あえてスピードを出さずに通り抜けなければならず、曲芸をやってるみたいです

一本橋のイメージ (画像はwebike+の記事より)

卒検を想定した練習

お昼休みを挟み、3時限目は、もう翌日の卒業検定で走行するルートの暗記が始まりました。
先頭を走り、ルートを間違えてたらその都度インカムで訂正してもらう、体当たり実習でした。
始めは戸惑ったものの、たくさん失敗できる指導のおかげで、10分ほどかかるルートを終了時には7割覚えることができていました!
やることはハードなものの、インストラクターの方がとてもやさしく、のびのびと楽しくバイクに乗ることができました!

4時限目は、室内のバイクシュミレーターを使い、様々なシチュエーションでの走行練習をしました。
進路変更の際は、合図→ミラー確認→目視の手順が基本で、顎を肩につけるつもりで目視する、丁寧に3つの動きを行うことが大切と仰っていました。

初日を終えて、午後だけでも結構覚えることが多く、大変だと感じました。
普通自動車よりは操作や覚える内容は簡単なものの、翌日に検定が控えていることは、心のどこかでプレッシャーになっていました。
2日目は、10時から18時までみっちり教習があるので、十分に復習して睡眠をとることが大切です!

教習2日目ー緊張の卒業検定ー

リアルな追突体験

2日目は、朝10時からスタートです!少しでも遅れると教習が別日になると伺っていたので、1時間も前に教習所に到着してしまい、ずっと卒検のコースを復習して待っていました。
1時限目は、急停車・回避・スラロームの練習をしました。
スラロームは、重い車体を思い通りに動かすのが意外と難しかったです。原付一種の学科試験後に行った練習では経験できなかった走行ができてためになりました。
2時限目は、教官が運転する自動車に乗り、バイクと車の追突体験を行いました。
バイクによる左から追い越し、見通しの悪い交差点、左折時の巻き込みでの接触を実演していただきました。
デモンストレーションだとわかっていても、急ブレーキ時の音や衝撃がリアルで冷や汗が出ました...
言葉で聞くよりも何倍も事故への注意意識が高まりました。

貴重な学科の時間

お昼休憩を挟み、3時限と4時限目は、学科の授業で、機械を使った事故シュミレーションや気を付けるべきポイントの共有をしました。
バイクによる直進、左折、右折の3つを危ない順に並べる時間もありました。
教官は、注意すべき項目の多さから、①右折、②左折、③直進の順にしていましたが、ひとりの教習生は、接触時のスピードを重視して、①直進、②右折、③左折としていました。
人によって、危ないと感じる要素が異なっていて、興味深く、また勉強になりました!

ついに卒業検定!!

5時限目みきわめで走行ルートを確認し、6時限目は、ついに卒業検定です!!
このあたりから、天候が怪しくなり、レインコートを買わなければなりませんでした。
私の通った教習所では1,300円と高額だったので、事前に用意する事をお勧めします。
卒検では主に、一本橋からの落下、白線・パイロンとの接触、一時停止の無視が一発で失格になり、特に不合格の多くは一本橋だそうです。
2日という短い教習でルートを覚えきれたか不安でしたが、「この教習所ではコースを間違えても減点にはならない」と事前に教官から伺っていたので、落ち着いて走行することができました。

結果、私を含め3人全員が合格しました!

卒検から約1時間後に卒業証明書を頂き、無事教習を終えることができました。

卒業証明書!

あとは、住民票のある都道府県の運転免許試験場で手続きをすれば免許ゲットです!

2日の教習を終えて

今回、AT小型限定普通二輪の免許を2日で取得して、タイムパフォーマンスの良さを実感しました。
たしかに教習は連続して行われるため体力は必要ですが、たった2日で125ccのバイクに乗れると思うとメリットの方が大きいです。
教習生のうち1人の方は、以前中型バイクの教習に通っていたものの、妊娠したことにより免許を諦めたそうです。時間のない中で普通二輪の免許がとれる2日のコースがあってとてもありがたいと仰っていました。

また、教習を詰め込んでいる分、短期集中で卒検に臨めるので、教習の間が空いて学科や技能の内容を忘れてしまうような事もないです!
私は、普通自動車の教習の際、1か月ほど間をあけてしまって運転技術を元に戻すのに苦労したので、今回はとてもありがたかったです。

おわりに

原付二種免許を2日間で取得した私の体験談はいかがだったでしょうか。
もしみなさんが取得を検討されているなら、参考にして頂けるとうれしいです。
今後は、原付二種のバイクをレンタルして、30km制限や二段階右折など原付一種の制限を気にせずにツーリングを楽しみたいと思います!


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