堅く創作
近々和歌山の本屋プラグさんで行われるイベントが創作がテーマなんでそういうことを考え出している。
創作は創作だからこそ価値がある。
作品だからこそ価値がある。
新作落語に関してだけ言わしてもらえば、感覚が古ければ絶対にだめだ。
今の時代の価値観。もっと言えばさらに人類が目指すべきもの。それを提示しなければ意味がないと思っている。
もちろん面白くないといけないという前提は、自分の中で確固たるルールとしてあるけど。
新作に関しては、例えば一般的な経済感覚、生活、悩み。
そういったものとあまりにズレているのならば、笑いすら起こすことができないと思う。それが、僕が落語ファンだけではなくて落語に興味がない人にも笑ってもらえるようなネタを作る理由である。
自分の場合はいろんな地域に入らせていただき、地方の現状を出来る限り見させていただくと言う特殊な活動をしてきたので、その観点から作れるネタは多いと思う。もちろんネタの着想はふとした時に訪れるし、現実の出来事が元になってることもあるけどそれをネタ、つまり作品に転化しているからこそ笑ってもらえるのだ。(ウケないときももちろんありますが笑)
主義主張関係なくその場に訪れた人がふわっと緩和する、そしてまた集まった同士が自然な交流をする。そのきっかけ作りにしか自分は、役に立てないと思っているし、それでいいと思っている。それこそが自分の仕事だと思う。
それを創作でやりたいと思っている。
自分の身の回りのリアルな問題や悩み。
それを回避したり、立ち向かったり、回避したり回避したり回避したりできる発想の転換が出来るきっかけとなるような作品を作りたいと思っている。
月亭太遊
新作落語を創って発表しています。サポートいただけると嬉しいです。作品に活かすための資料の購入費などにつかわせてもらいます。ありがとうございます。