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ひとりおやかたの唄

またnoteを書き始めます。

しばらくお休みしておりましたが、なんだか書かないといけない気になってきました。文章に関してもちゃんと書けるようになりたいと思ってしまう欲張りですので、面白みがないかもしれませんが、是非読んでください。

これから動画も大事ですが、文章を書くことによってきっと落語にも役に立ってくると信じています。すべては落語のために。

僕は数年前から何となく2020年にたいへんなことになるような気がして備えようと思って生きてきました。もちろん何の根拠もなくこんな時代にオリンピックなんかやろうとしてるなんて狂い始めてると思ったからです。

現実は想像よりもはるかにどえらい事になってしまいました。2017年に関西から九州に移住、そこから別府の清島アパートというところでアーティストの皆さんと生活したり、自分もパフォーミングアートとして落語が出来ないか模索したり、フェリーで九州と関西を行き来して活動したり、2019年にはリヤカー式の落語用舞台を作ったりしました。今年2020年春には事務所との契約をエージェント契約にして、一人でやっていくことにしました。

そんな矢先感染が広まりました。仕事はもちろんなくなりましたが、そんなに打撃を受けたかというとそうでもなく。なんとか飢えることなくやってこれてるのは地方に移住していたおかげかもしれません。そもそも落語家としての格をあげるということを目標としていなかったので、屁でもなかったです。

しかし移動が出来ない、人前で喋ることが出来ないのは堪えます。それを自由にするために今まで行動してきたし、小さい会場で落語をする。それを出来る限り多くの場所でやる、ということをしたかった。先ほどのリヤカー高座デパンダンス号でいたるところで野外落語をやる。そういうことをしたかったのです。

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さらには日本は感染者数を抑え込めたかと思ったときGOTOキャンペーン。大阪では大阪市廃止・特別区設置するか否かの住民投票。検査も活発には行われず、生活に困窮してる人や、中小企業に十分な補償がなされていない。

しんどい現実が続きます。秋に一瞬関西で活動出来たもののまた感染者が爆発し始めています。正直やってられません。想像も出来ないような不況もやってくるでしょう。

そこでなんとか食っていかないと思いました。泥にまみれてでもやっていかないといけない。きっちりと自分で商売人として食っていくことが出来なければ、人の助けることなんてできっこありません。

そこでこのnoteでもきっちりと発信をして、自分がどういった商売をやっていくのか表明していかないといけないと思いました。

九州に住む落語家として、コロナ禍の新たな取り組みとして、またいつか感染数が収まって何にもなくなってしまった先に。カタチは様々かもしれませんが自分は芸人であるということだけは忘れずにやっていきたいと思います。

月亭太遊

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