生後4ヶ月の生活、の話


新生児期は、産院からもらった資料やスマホの画面と睨めっこし、
母乳とミルクをきっかり3時間おきに1日8回あげていた。
それ以外は寝ていることが多い娘。新生児微笑に癒される。

生後二ヶ月頃は、0時の前に23時の回の授乳が加わる。
腹ごしらえをしないと眠らないつもりのようだった。
でもそうすると夜中の授乳がなくなり、なんと朝まで寝てくれた。
初めて朝まで寝た時は息をしているのかすごく焦った。

生後三ヶ月頃は、あるとき22時から23時頃に授乳をして
そのまま0時の回もスキップして寝かせてみた。朝まで寝た。
午前中はニコニコ笑ってくれることが増えた。

この頃までは、一人にしておくと暇なのか寝てくれていた。
黄疸が出ていたため、新生児期に窓辺で陽に当てていたのだが、
(私が日焼けNGを貫いているので窓にはUVカットシートを施工済みだ。
こんなところで役に立つとは思わなかった。)
二ヶ月頃までは心配で朝起きたら日光浴させていた。

今になってこれが功を奏していたことを知る。
きちんと日光に当てておくと昼夜の区別がつきやすくなる、という。
実際娘は、暗いなら眠るものとわかっているのか長く眠ってくれる。

そして現在4ヶ月。それまで授乳のことばかり考えていた私だが、
ようやく「子供って何時に寝るもんなの?」と疑問に思い始める。

自分が小学生のときは20時には寝ていたはずだ。
昼間はリビングでも勝手に寝てくれていたので
1日でどのくらい寝ているのかもわからなかった。
親と一緒に夜のバラエティを見て授乳されて寝る生活をしていた娘。
小学生でも寝ている時間に赤ちゃんを起こしているのは
悪影響なのでは?とハッとする。
(本当にそこまで考えもしなかった。授乳以外は寝ていたからかも)

そこでネントレ本を初めて読んでみると、
(いつも壁にぶつかってから考えるスタイル)
「赤ちゃんの活動時間は生後4ヶ月で1時間20分」とあった。
いざ気にしてみるとあっという間に過ぎてしまう時間だった。
授乳してオムツ変えて用事を済ませ、、られないうちに終わる。

そしてよくよく考えると生後三ヶ月に入るくらいから
朝はご機嫌なのに昼以降に大泣きすることが増えていた。
そのたび抱っこすると眠って泣き止んでくれたので
そのまま起きるまでどれだけでも抱いていた。

あれは、昼寝したい!の涙だったのか、、
ごめんよ娘、、

それからは活動時間を意識して寝室に連れて行き、寝かせるようにした。
ギャン泣きしても基本トントンや声掛けをし、時には泣かせたまま部屋を出る。
あまりに強く泣き続けるときだけ抱く。いまだに心苦しくて辛い。
こんなに可愛い子がこんなに求めているのにわざと応えないなんて。
でも、眠いのに寝れないから泣いてるのだと言い聞かせて
心を鬼にして続けている。

そうして少しずつ、どんなに短くても寝室でお昼寝させるようになり、
寝てる間の30分から1時間抱き続けて身体が悲鳴をあげる生活が一変した。
それまでは抱きながらソファに座り、授乳クッションに娘の背中を預けるように
抱いていたが、肩と腰、それに太ももが限界だった。
長時間太ももに何かを乗せていることってなかなかないので、
こんなところが疲れるのかと驚いた。

そして夜も大人と一緒に寝室にいくのをやめ、20時には寝かせるようにした。
最初は真っ暗闇に置き去りにしてきたような気になり、そわそわした。
最近は娘も目を覚ましても自分で寝直せるようになり、
設置していた見守りカメラのおかげもあって安心できるようになってきた。

それに夜のゴールデンタイムに授乳がないことの恩恵。
大人にとってテレビで一番面白い番組がやっているのも、
スキンケア等美容に時間をかけたいのも、夫婦でゆっくり話せるのも、
全部この時間帯だったのだ。
この時間を大人の個人として過ごせるのはすごく大きい。

自分は育休中だから、夫は仕事をして帰ってきて疲れているのだから、
ゴールデンタイムこそ一人で頑張るべき、と思っていた。
夫は仕事で疲れていても育児に関わっていきたいタイプではあるが、
テレビを見たりゆっくりしているのをみると手を借りたくても何も言えない。
思えば休暇中だけど私だって好きな時間には休めないし、
時間があれば家のことをしているので
テレビやご飯も気もそぞろになり味わえていなかったのだけど。

でも、家に大人がいるというだけで全然違うのだ。
日中は一人でずっと緊張しており、夫が帰ってくると
やっと「一緒に考えることができる人」が現れた安心感でホッとする。
それだけでがんばれていた。

なので夫が残業してくるとか、買い物してくるとかで
少しでも帰りが遅くなると本当に心が折れそうになる。
(買い物は大概一緒に食べるおやつを買ってきてくれるのであるが)
私にとっては19時までが一人で緊張していられる限界のようだ。

それが20時寝かせるようになり、それに応じて18時半にお風呂、
19時に授乳、寝床を整えて寝かしつける、このルーティンになって
かなり気持ちが楽になった。

また、19時に授乳するためにその前の授乳は16時にはしておきたいとなると
どんどん遡って1日の理想の授乳スケジュールが自ずと決まる。
朝は起きる時間はまだまちまちなので、16時に授乳ができるよう、
それまでの授乳は微修正していく。
たとえばお腹が空きそうな時間にお昼寝しているようにして遅らせたり、
早めたい時はその前の授乳を母乳のみにする、などだ。

夫が多少遅くなってもこのルーティンのことだけ考えているので
心が折れそうになってもなんとか保てている。

私は、「決まっていること」にとても安心するタイプのようだ。
今日はどうしようかな、と寝かせるまでの過ごし方を
毎日考えるのはとても苦痛だった。

今の悩みは、早く寝かせたことで3時くらいに起きてしまうことだけど、
時には5時や6時まで寝てくれるし、何しろ夜に好きなことができているので
ストレスを感じにくい気がする。
とても眠いのは眠い。確かに睡眠不足ではある。私は寝るのが何より好きだ。
でも、それでもあまり辛いと感じないのは、
自分のことを置き去りにしていないことが大きいのでは、と思う。

それに先日初めて寝返りができた。
うまく母乳を吸えるようになったとか手をみつけたとか
これまでもできるようになったことはあったけれど、
表情が豊かになった娘が、今回は何やら得意げに笑っている。
不思議そうに、しかし明確な意志を持って、
何度も何度も嬉しそうに寝返りをしているのをみて、
大きな成長を感じて本当に報われた気持ちになった。

メンタルリープとか夜泣きとか怖いワードが待ち構えている気もするが、
この先もうまく自分たちと娘のリズムを見つけて、
そのたびに自分の性格と折り合いをつけていこうと思う。

そんな4ヶ月の記録。

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