多様性

どうもこんにちは

桜がもうすぐ終わりそうですね。
最近では小学校の卒業式でも袴を履くそうで、大変な時代になったもんだと勝手に感傷に浸っております。

それぞれに新しい環境での新生活が始まっているはずの方々も、今年は激動のスタートで今後どうなることやらみんな不安の中にいることでしょう

さて毎年のことではありますが、僕が指導で携わっている高校ラグビー部も本来であれば今頃は新入部員の勧誘真っ只中のはずでした。

県内で上位を争う学校においては珍しく、我がチームの部員は中学生の時に愛知県大会を制したようなメンバーから、中学時代はほとんど運動をしたことがなくまともにスキップもできないような選手や、体の線が細く側から見るとラグビーなんてできるのかな?と思わせるような選手まで非常な多種多様なパーソナリティを持った選手が集まるチームです。

ラグビーは野球やサッカーなどのメジャースポーツに比べ、高校から競技を始める選手が少なくありませんが、それでも県ベスト4以上に残る学校の中ではラグビー未経験者や運動経験が乏しい選手が集まったチームは珍しく、その中で毎年ラグビーエリートの集まったチームにチャレンジし一定以上の成績を挙げている点で選手をとても誇らしく感じます

しかし、そんなチームを今年は作れるのでしょうか

推薦入学や特待制度の充実していない学校では、入学式や毎日の部活動体験の中からできるだけ多くの学生にラグビーの存在を知ってもらい、興味を持ってもらい、入部してもらう必要があります。
できるだけ多くの選手が集まることで、その一人一人は秀でた選手とまではいかなくともお互いの足らない部分や弱点を補い合い、時には励ましあって高みを目指す事で、チームとしての実力が高まっていく。
そんな多様性を生かしたチームづくり

言葉にすると古臭い言い回しになってしまいますが、そんな古典的な選手集めが今年はできません。
きっと同じような境遇の多くのチームが同じ問題に直面している事でしょう

なので一言だけ

全国でこの記事を読んでいる新高校一年生のみなさん。
僕の指導しているチームでは毎年多くのラグビー未経験者が高校からラグビーを始め、大学進学後もプレーを続けている選手も多くいます。
スタートが少し遅れても大丈夫です。去年はラグビーW杯で日本中が盛り上がりました。
学校が再開したら、ぜひラグビー部に見学に行ってみてください!

それでは、また。




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