君たちはどう生きるか感想　※ネタバレなし

またまた映画の感想です。
自分用日記。

君たちはどう生きるか、
忙しくてなかなかタイミングが合わず
先日やっと観てきました。

元々映画公開前からほぼ情報がなかった作品なので、
作り手の意図として事前情報は入れずに
それぞれの主観で観てほしいということだろう
という解釈でこの1ヶ月ネタバレを避けまくり
空っぽの脳で観に行きました。

正直な感想としては、
アート作品に慣れてない人が観ると
めちゃくちゃ訳分からん作品になってます。

今までの宮崎駿作品ように
子供でも分かるような丁寧な状況説明描写は全く無い、
受け取り手に全てを委ねる形になっています。

美術館の作品に
作者が何を思いどんな状況で作ったものでこういう視点から考えて理解してほしい
と事細かで親切な注釈が付いていないのと同じです。

兎に角視聴者は自分の感覚や感性をフル稼働して、
休む間もなく各シーンやセリフに自分なりの意味を見出さないといけないので、
人によってはかなり疲れるかと。

そして恐らく正解もありません。
(学のある方なら細かい小ネタや引用元を
理解しながらある程度の形は掴めるかもしれません。
わたしにはほとんど分かりませんでした。)

確実に子供には不向きな作品です。
子供が見るにはちょっと怖いし。

ただ、過去作のハッピーセットみたいな雰囲気もあるので
ファン的にはちょっと嬉しかったり。

あとすごく可愛いキャラや
コミカルで憎めないキャラもちゃんと出てきました。
さすがジブリ。

観終わった後の感覚は、
残酷だなぁ
でした。

好きか嫌いかで言うと
作品を受け取る感覚的には好きだけど、
ストーリー的な意味ではちょっと苦手
でした。

エグみがあるものってついつい観ちゃうけど、
それが大好きだから観ているわけではないという感覚。

でももう1〜2回は観たいかも。

おわり