見出し画像

#詩21 『また、ページをめくる』

あの頃は空白ばかりだった
穴だらけの文字列を貴方と読み返す

互いの過去と今で空白を埋めていく
気付けば白を探してる

純文学を脳で咀嚼して
童話をクレヨンできれいに塗る

尊敬の念は絶えず、貴方の本を捲りたくなる
芽生えたばかりの私の花を
いつか栞にしてほしい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?