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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿121

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第121回全文無料で皆さまにお届けします。

第120回から続く


アウトライヤーの第8回スペース
~ポイント1点 テーマ
・アメリカ株のバリュエーション~


本日は、バリュエーションにつきまして、PER(株価収益率)Earnings Yield(益回り・株式益利回り)という2つの観点で述べます。
・PER(株価収益率)につきましては、2月25日土曜日に約8分間ほどですが、第8回スペースをさせて頂きましたので、そのスペースの原稿をノートさせて頂きます。
・Earnings Yield(益回り・株式益利回り)につきましては、Game of Tradesさんがシェアしてくださったツィートとチャートを引用させて頂きます。


PER(株価収益率)の逆数が、Earnings Yield(益回り・株式益利回り)ですから、両面焼き、両方の観点からという事で寄稿させて頂きます。

・PER(株価収益率)
アウトライヤーの第8回スペースの原稿内容~ポイント1点
テーマ・アメリカ株のバリュエーション
株の上げ下げ、というものは、様々な角度から、世間で説明されますよね。
金利、インフレ、インフレ抑制、FRBの流動性、イエレンさんやチームソフトランディングがマーケット支える、マクロ経済、米景気などなど。

PE multiple(株価収益率倍数)バリュエーション


僕も、そういう説明をたくさん目にしてきました。また、この寄稿でそういう説明もたくさんしてきました。
それで、それらの説明から出て来る大切なポイントは。
ここから、先、行きつくところ、その中で 最も大事な事はなんですかという事を考えた時に。ハイ、それは、PE multiple(株価収益率倍数)バリュエーションだと思っているんですね、僕は。

・一般的によく聞く言葉として、バリュエーションで割高だから売る、バリュエーションで割安だから買うってあるじゃないですか。

バリュエーションから考えるという、株を売るんでも買うんでも、エントリー時の重要チェック項目ですね。

つい約5週間前、S&P500のバリュエーション17.7xと言っていたのに、つい最近ここのところ、18.3xに拡大していたとか、いや、18.6xくらいだとか。いずれにしましても、数字は拡大していたわけですね。

でも、寄稿で述べておりますように、2月14日火曜日に、FRBハト派の最重鎮ブレイナード氏が副議長職を退任ベアーマーケットラリー2月15日水曜日終了。その後、2月16日木曜日から、マーケットの潮目が変わった、流れが変ったと僕個人は考えており、それについて、ここのとろずっと寄稿で述べてきました。

16xを超えるバリュエーションをサポートする要因がない


それで、寄稿で、収益見通しからも金利構造、その金利見通しからもバリュエーションで16xを超えるバリュエーションをサポートする要因がないと、引用を用いて述べました。
18.6x、18.3xが、これから16x方向に縮小して行く、僕はそう考えているわけですね。
これが拡大しない、伸びない、だから株は、上がらない。縮小過程とともに、株は下がる。株が下がるとイエレンさんが、というか、イエレンさんの総指揮の元、マーケットに流動性、資金を直接注入して、マーケットを支える。そういう景色があるわけですね。

株が売られる。そうすると、イエレンさんはじめチーム・ソフトランディングが支える

じわ~、じわ~っと、そしてそれから、突然に」っていう、ヘミングウェイの日はまた昇るに僕がこの寄稿で例えておりますのは、
株が売られる。そうすると、イエレンさんはじめチーム・ソフトランディングが支える。また売られる、また支える。これが、僕のイメージでは、じわ~、ですね。売られても、支えるわけですから、じわ~、というイメージです。アメリカの場合は、最速のペースで金利を引き上げてきて、今もまだ、金利を引き上げている局面です。

S&P500で言うなら、3950ドルレベル、ダウで言うなら、32,785ドルレベル、これらのレベルを下に切って引ける日があってからだ、そこから、今よりも、より明白に下落トレンドが出て来て、次のレベルが、S&P500で3800、NYダウで31,540、そして、その次、まず、昨秋10月の安値へ。その10月の安値を切ってさらに下へ、「じわ~、じわ~っと」だと思っています。「じわー、じわー」、「じわ~、じわ~っと、そしてそれから、突然に」。
この過程で、覚えておきたいことは、S&P500のPE multiple(株価収益率倍数)バリュエーションの段階的な縮小、18.3ないし18.6xが、16x(倍)方向へ縮小して行く、修正されて行くはずだという事です。そして、次に、15x(倍)へ。本格的なEarnings Recession(企業収益、利益のリセッション)となれば、それは、14.5x(倍)、13.5x(倍)という事を視野に入れておく、これです。この、14.5x(倍)とか、13.5x(倍)のレベルになった時は、昨年10月の安値を、もう、下に切っている状況でしょうから。

その時は、今度は、この下げの底はどこなんだと、底をどこと見るのか探すことにもなるでしょう。だから、バリュエーションが大事ですと述べています。

バリェーションとはなんぞや、については、第116回寄稿でその詳細を述べています。どうぞそちらをご覧になって頂けましたら。

価格云々より、そのバリュー(価値)が大事なわけです。だから、間違った、正しくない、バリュエーションで株を売買してはいけませんよ~って、自分に言い聞かせております。

いろんな説明も大事なのですが、この期に及んでからは、インデックスのバリュエーションが大事です。
そこから見て行くという事です。

第8回スペース原稿は、以上です。


時間の経過に伴うマーケットの価値を測れるより優れた指標


・Earnings Yield(益回り・株式益利回り)
Game of Tradesさんがシェアしてくださったツィートとチャートです。


Game of Tradesさんのお考えでは、益回り・株式益利回り(Earnings Yield)の方が、伝統的なP/E レシオ(株価収益率)より、時間の経過に伴うマーケットの価値を測れるより優れた指標として機能するとお考えのようです。

*PER(Price Earnings Ratio)の逆数が、益回り(Earnings Yield)です。益回り・株式益利回りは高いほど株価が割安と判断されます。

*このチャート上に示されているのは、S&Pコンポジットインデックスです。S&P 500、S&P 400、S&P 600のすべての株式が含まれています。この指数は、米国株式の時価総額の約90%をカバーしています。


高い株式益利回りが長期的な強気相場の原動力



Game of Tradesさんのご意見~部分引用~「今、この株式益利回りが、3%で、歴史的に低い水準にあります。株を買うのに最適と考えられる株式益利回りは、7%超えです。だから、今は、バリュエーションが魅力的じゃないんですよね。高い株式益利回りが長期的な強気相場の原動力になっていくわけですから。」「今のような3%の株式益利回りというのは、1929年、1968年、および1999年の象徴的な市場のトップ(頂点)の時のバリュエーションとの比較に匹敵しますね。これらの低リターンは名目上です。インフレ調整しますと、こういう感じの市場のバリューエーションに続いて、大規模な富の破壊というものが起こります」

大規模な富の破壊


*注記~この引用しているチャートは、株式益利回りがこうなったら、リセッション(景気後退)(グレイの縦線)が来ますよということ、”そのタイミングの事を”、示唆するものではありません。
過去に、これほど、株式益利回りが低かった時は、その後、結果的にはリセッション(景気後退)が来てたんですね、というニュアンスのようなものです。

Game of Tradesさんは、おそらく、「こんだけ株式益利回りが低い状態というのは、歴史的に見ても、その後の何か(リセッションとか)を示唆してますね」とかっておっしゃっておられるのだろうとも思いますが。だから、リセッションの時期がグレーの縦線で記入されたチャートを使用してるのだと思いますが。ただ、ここで強調しておかなければならない事は、株式益利回りそのものが、リセッションのタイミング云々を示唆する、タイミングを示すものではありません、という点です。



第122回へ続く


最後に …
これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連スペース

11月27日 第1回スペース 2時間

12月18日 第2回スペース 2時間20分

12月22日 第3回スペース 12分間

12月24日 第4回スペース 20分間

12月30日 第5回スペース 20分間

2023年1月19日 第6回スペース 8分間

2023年2月22日 第7回スペース 18分間

2023年2月25日 第8回スペース 8分間


関連note

私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」


🍅🍅

弟子のNEOさんへ
アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。


🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

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サポート🍓本当にいつも有り難うございます。