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愛すべきミドリの同居人

こんにちは、フリーランスイラストレーターのnenneです。
好きなことは絵を描くこと、
特技は植物を枯らすことです。
(こんな自己紹介は嫌だ)

さて、我が家には今、小さなミドリの友達がたくさんいます。
シマシマゼブラ(十二の巻)、
テーブルヤシ、
アーモンドネックレス、
ヒポエステス、
バニーカクタス。
(呪文みたいな名前だなぁ)
どれも手のひらサイズくらいの小さな観葉植物です。
入れ物は和陶器やガラス、カゴ、異国情調溢れる柄の植木鉢。
見た目も形も個性的。

今までにもガジュマルやオリーブの木を育てたこともありましたが、
全て枯らせてきてしまいました…。
それは、私も旦那も外で働いていて、
買ってきたはいいものの
ほとんどちゃんとお世話をしてこなかったから。
植物に合わせた育て方だって、
ほとんどちゃんと調べたことがなかったんです。

しかし今は私は在宅勤務。
そしてじっと机に向かうだけのお仕事。
なんとも眠くて集中力がもたないと、4月か5月頃にすぐ気づきました。
そんなとき、視界に緑があることで、
集中のパフォーマンスが上がるという情報を得ました。
今なら家にもいるし、植物のお世話がちゃんとできる。
緑に癒されて、仕事も捗り、良いこと尽くしだと
私はそこから気に入った植物を見つけたら
少しずつお迎えするようになりました。

とはいえ全くの植物初心者。
適度に水を上げて、適度に日当たりをさせれば
みんなすくすく育ってくれるだろうと思い、
天気がいい日は室内の植物たちを一斉に
外のウッドデッキに整列させます。
可愛い光景に満足満足。

何日かそんな生活を続けていると、
ある植物に変化が。
割と初期にやってきた、シマシマゼブラ。
植物が増えるまでは一人きりでダイニングの天井から
ハンギングされてほぼ放置状態だったんですが、
みんなと一緒に丁寧にお世話するようになってから、
尖った葉先が茶色くなって、葉っぱの一本がしおしおに。
嘘嘘、ずっと調子よかったのに、
水も日も与えてるのにどうしてこんなことに…?
調べるとこの子は強い光に弱く、
水も忘れた頃にあげるくらいで十分で、
今までの放置気味の環境が合っていたんですって。
君はそんな性格をしていたのか…。
かまいすぎてごめんよ…。
今は静かに天井近くで誰からもかまわれず
一人気ままにぷらぷらしてます。


それと対照的で面白いなぁと思ったのが、ヒポエステス。
植物のお世話をし始めたというものの、
枯らすことが特技だった私は根が雑で、
ついつい水をあげ忘れたりすることも多々あります。
そうなるとすぐに教えてくれるのがこの子。
なんせかまわないと元気なくなります。あからさまに。
そしてちょっと水をあげると、その日の晩には
しゃきーん!と見違えるほど背筋が伸びているのです。
こんなに素直な性格してるのも面白いなぁと思って、
せっせとお世話してあげたくなるんです。


対照的なこの二つの植物。
このミドリたちのおかげで、植物にはそれぞれちゃんと
性格があるんだと気付かされました。

この子はどうしてあげたらいいんだろう。
ネットの情報を参考にしながら、
それでもうまくいかないこともあります。
多分植物とうまく付き合うための根本的な構造を
まだ私はあまり掴めていません。
探り探り。
試行錯誤。

息子がもう少し大きくなって植物にとって安全な環境になったら、
(今だったら引っこ抜かれたり葉をちぎられる可能性が大いにありあり…)
もっと大きな観葉植物を置いてみたい。
大きな葉っぱや変わった形の植物を増やしたい。
あそこの窓際に。こっちの日当たりのいい特等席に。
この個性的な同居人たちとの付き合いに、
これから先の暮らしが見えて
わくわくしてくるんです。


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