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リモートワークと家事と育児。

 去年から出社をすることが月に一回あるか無いかの生活に変わった。丁度こどもが生まれたタイミングだった為、毎日こどもの成長を横目で見つつ仕事をしている。

 家にいながら仕事ができるので、私も可能な限り家事や育児をするのだが、改めて思う。普通に出社して帰宅するまでの間、妻が家のことを全てやってくれているとしたら、どんなに大変だろうかと。

 もし一日妻が一人で過ごしたらこうなると思う。

 朝起きて、こどものご飯を作ると同時に洗濯機を回す。ご飯を与えながら、自分も食べるのでゆっくり味わって食べることも難しい。朝食が終わればこどもをベビーサークルに入れ、洗濯物を干しに行こうとするが、ほとんどの場合、ぐずり始めるので、洗濯カゴに放置したままの状態がしばらく続く。漸く泣き止んで寝かしつけると再び洗濯物の続きだ。それが終わると食器を洗いキッチンを片付ける。

 そうこうするうちに次はお昼ご飯の準備が始まる。出来合いのものをあげるのはできるだけ避けている為、少し準備に時間がかかる。準備をしていると匂いにつられてか、大体こどもが起きてくるのでそのまま昼食に突入する。食べ終わると全ての欲を満たされたのか盛んに動き回る時間帯へ。後片付けをしながら、こどもに気を配る。おもちゃで遊んでいても気に入らないことがあったり、ハイハイしてこけたりすると駆けつけてあやすため、自分の仕事がなかなか進まない。一週間分のこどものご飯を作り、後片付けが終わるとそのままこどもの傍で過ごす時間となる。すんなりとお昼寝をしてくれれば良いのだが、大人の思うようにはいかないのがこどもだ。遊んだり、抱っこしたりと妻がゆっくりできる時間は来ない。

 夕方になると洗濯物をテキパキと取り込む。次は夜ご飯の時間だ。こどもの注意をテレビに向けつつ、こどものご飯、自分と私のご飯の用意をして、朝昼と同じようにご飯をあげる。それが終わるとキッチンはそのままでお風呂の準備に取り掛かる。こどもの服、自分の服、お風呂のマットの用意と準備万端な状態をつくりあげ、いざお風呂へ。自分の体を満足に洗うことなく、適当にタオルで拭いて、こどもはしっかりと拭き上げる。お風呂でテンションが上がりはしゃいでいるこどもに何とかオムツを履かせ、服を着せ、ドライヤーを掛ける。どんな時も自分のことは後回しだ。その後、寝る時間が近づいてくるので、絵本の読み聞かせをするが、これも中々効かない。読んだ後、しばらく布団の上で動き回るので、妻が先に眠くなることもよくある。しかし、最後には力尽きたのかパタッと寝る。寝かしつけると夜ご飯の後片付けをしてやっと一人の時間がやってくる。

 他にも買い物やオムツ替えなど書ききれてないものがあるが、それも含めて妻がやってくれるとしたら、全く頭が上がらない。どれだけ自分の時間が取れないか、どれだけ大変かを身をもって実感することができるので、リモートワークになって良かったと正直に思っている。恐らく、私が一人で全てをやるのは無理だろう。。。

 家事と育児で忙しいのに私も家にいるので、余計にストレスが溜まってしまうようだ。それでもなお、私の仕事の邪魔にならない様、気遣いまでしてくれていることに関して感謝してもしきれない。

 この文章を書いて良かったと思っている。妻が一人だとしたらどれだけのことをやってくれているのかを再確認できた。これを書き終えたら、私ができることをもっとやっていこうと思う。そして、それを明日からも継続していこうと思う。

 妻へ、「いつもありがとう。」

 そして皆様へ、「最後までお読み頂きありがとうございます。」

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