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日常の花束

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#読書の秋2021

三十一文字の宇宙で

三十一文字の宇宙で

「音もなく涙を流す我がいて授業は進む次は25ページ」/キリンの子鳥居歌集 より

たった31文字の言葉だけで、心が震え、気づいたら視界が滲む。涙が頬を伝う。初めての経験で戸惑った。勝手で稚拙な解釈だが、自分の過去や心情に照らし合わされ、共感し、胸が詰まった。この歌人の言葉の持つ力の大きさを思い知らされた。

冒頭に引用したのは、歌人 鳥居さんの詠んだ短歌である。

今年の春先、歌集「キリンの子」

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