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これはバンクシーのアンチテーゼなのか。本当に価値のあるものとは?

ここ最近、時間があればハンドメイド作家さん、アーティストさんになるべく会って、積極的にお話を聞く機会を増やしている。
これが性に合っているのか、めっちゃ楽しい。

正直、作品を変えるほど余裕はないのだけど
それでも作品が見たい。どんな思いを持って創っているかを知りたい。

買って欲しいとは思うけど、アーティストさんは文句も言わず色々と教えてくれる。
私は知ってる。「作家冥利に尽きる」ことを。

作り手は、自分の作り出したものに興味を持ってくれること自体が喜びだったりする。
私がそうだから「興味を持ってくれてありがとう!」って、心から思う。
(儲け主義の方だったら分からないけど、今のところそのような方に話は聞いてない)


色々見ていると「これ桁違わない?」って人が度々現れる。
有名な人なのかどうなのかはよく分からないけど、他の方の絵の方が私は好きだった。
とりあえず、岡本太郎氏の絵の値段を超える絵はフル無視している。
あんな迫力ある絵より高値つける人に興味が持てないので。
(個人的な思想です)


高値をつけている方は
書いてる値段で売れたらラッキーくらいの人から、
有名美大を出てるし、何か賞もらえるし
出したら何でもアートになるんじゃね?くらいの人までいるように思う。
もちろん、誰もが知ってる歴史上の人物は除いて。

壁に思想を描いたバンクシーも、
絵が高値で売れると分かっていたかどうかは分からない。
普通に考えたら「壁に落書きされた!」ってなる。
だけど時代に沿う形で爆発的な人気になった。

それが、時には意味のある寄付になり
時には私利私欲の品となる。

面白いのは、オークションにかけられ
高額落札されたと同時にシュレッダーにかかる仕掛けがあったやつ。

どこかから本人が見ていて
「強欲な人間に売らせてたまるか」
というメッセージにも見える。


 ブランドとコラボしてるから、
 「きっと凄いんだろう」くらいの
 気持ちで欲しいのか?

 転売で儲けたくて欲しいのか?

 高いものをコレクションしたいだけなのか?

 ちゃんと自分の目で見て、それは本当に
 価値があると思って欲しいのか?


バンクシーの絵に込められ意味って
そういうところにある気がする。

名が売れたアーティストが、ゴミにチャチャッと色を入れ
「アップサイクルアートだ!」
と言えば、きっと周りは信じるだろう。
当の本人は「ゴミに色塗っただけ」と思っていたとしても。

だから、本当にそれが人の心を打つ作品なのか
本来の価値を持っているのか
観る側が考えないといけないんじゃないかな。

そういう風潮もあって、本当に理解に苦しむ現代アートも出てきてしまっているように思う。
もちろん「意味は分からんけど、ずっと見ていたい」と心を掴まれる作品もある。
それが本当に「自分にとって価値がある」作品なんじゃないかな。

良く分からないけど、有名らしいから
この先さらに高値になるだろうと
コレクションするなら
そのお金で若手の新進気鋭アーティスト10人分くらいの作品を買って欲しい。

その有名アーティストが転落する可能性も
無きにしも非ずなんだよ。

だから、これから先を見据えるアーティストに
希望をかけて欲しいと思ってる。

若手で本当にうまい人って、わんさか居る。
こんなに上手いのに何で売れないんだろうと
思うことも本当に多い。
売れたとして、平均4割程度が手数料なんかで引かれると聞く。


画材費もバカにならない。
グッズ販売なら先行して材料費もいる。
他交通費、宿泊費などの遠征費、
手数料なしで出店料、
手数料も出店料もいるところもある。
だから時間と闘いながら、別の仕事を、掛け持ちしながら描いてる人も多い。

そこまでしてでも創りたい。
情熱があるからこそ、それでも続けてる。
その情熱が届いて欲しいな。



若手ではありませんが
新進気鋭の中に私も入れてくれると
とってもありがたいです😚


久々に長い長いブログ。
お読みいただき、ありがとうございました!
やっとこの話書けたー🤩

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