coccoの歌が聴きたくて
みなさんは、coccoさんをご存知でしょうか?
若い方は知らない方の方が多いかもしれません。
沖縄出身の日本のシンガーソングライターです。
今コロナの待機期間中で、デジタルイラストを描いていたりしているんですが、
ふと「coccoの歌聴きたいな」と思ったんです。
私の学生の頃は、J -POP全盛期。
ミスチル、ドリカム、スピッツ、グレイ、ラルク…
本当に沢山の代表的な日本のアーティストが出てきた時でした。
このcoccoさんも、ちょうどこの頃知りました。
綺麗な音、インパクトのある歌詞、そして
まるで命を削って歌っているような、泣いているような、
それでいて魂のこもった美しい声でした。
その細い体から溢れ出す魂の声。
聴いてみて、あぁ、今私、確かにこのパワーを必要としていたな、
と実感しました。
全盛期の頃は、明るい曲調に、意味深で暗い歌詞。
限定の友人と、好きでよくカラオケで歌っていました。
(↑暗いので、分かってくれる友人とでしか歌えないのです)
最近テレビやラジオで聴かないなぁと思っていた時、ずいぶん前ですが、coccoさんが表紙の雑誌を見つけたんです。
おっ、と思ってページをめくってみ
たら、、、なかなかの写真が載っていました。
何十にも引かれた痕のある、手首の傷。つまりはリストカット。
何となく、想像はしていたものの、あまりの生々しさに
言葉を失いました。
今は沖縄をメインで活動され、お子さんがいて、一人で育てていらっしゃると。
予想がつく以上に、色々と、想像の上を行っている感じでした。
持っているものが強い人は、波瀾万丈な人生を送りやすいのかもしれません。
命を削って歌っている、とその時感じた私の感覚は
あながち間違っていなかったのかもしれません。
お子さんは、彼女にとって自らが生きるための宝、理由なのかもしれません。
全盛期の頃に、音楽雑誌か何かで
「coccoさんにとって歌とは?」みたいな質問に
「う○こ」
と答えてられて、激しく同意したことを思い出しました。
私には、過去自分の殻に閉じこもって、引きこもりだった暗黒期があるのですが
その時めっちゃ絵を描いていて。
私にとってそれがまさに、coccoさんの言う「う○こ」だったわけです。
声にならない声を吐き出したもの。
吐き出さないと、体が苦しくなる。ただ、その術の形が違うだけのこと。
あと、それが「人に求められるものかどうか」であったかどうかの違い。
今、coccoさんは笑顔で歌ってらっしゃいます。
昔は無表情の印象しかなかったのですが
とても穏やかに、歌詞の内容も曲調も柔らかいものが増えたように思います。
今日、聴きたいと思ったのは
やっぱり思い違いではなかったようです。
私はもう少し
諦めないでいようと思います。
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