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京都の夜のすすめ

定期的に私は京都語りがしたくなる。今は6月のはじめ、雨も降らずちょうど良い気温で何かと書きたくなる時期らしい。

6月に入り、夏らしさも増してきた。御所の緑も青々として夜の鴨川沿いも人の姿が多く見られる。今、私は散歩がてら鴨川デルタに来てこのnoteを書いていてる。

私はこの時期の夜に、夜風にあたりながら鴨川の川辺に座ってぼーっとするのが好きだ。

別に何を考えるわけでなくても、思ったことや感じたことが溢れかえってきて、それを整理するのにちょうど良い環境音が備わっているからだろう。

同時に、鴨川は人の集まりでにぎにぎした雰囲気を醸し出していて、それを感じとるのも好ましい。ひとりなんだけど、同じ空間を過ごす人たちがいるというだけでなんだか安心感がある。

これはカフェで過ごすのとは異なる満足感がある。

カフェだと、払ったカフェ代の元を取らなきゃという貧乏根性が生まれ、変に焦燥感を感じる。もちろん、過ごし方次第だろうが、空間を効率的に消費する方法を考えてしまって満足感に繋がることは少ない。

しかし、公共空間ならそんなことを考える必要がないから、五感や湧き出る考えにもっと集中できる。

ざっと言うとこう言う理由で夜の川辺が好きだ。私は京都で初めてこういう体験をしたから、「京都の」川辺と言っているだけで、ほかの街の川辺でも同様の体験ができるかは分からない。

だからみなさんにも、ぜひ京都の夜の川辺体験をおすすめする。



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