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【Tableau】 DATA Saber ord4. DATA Platform



Tableau/DATA Saberについて

Tableau/DATA Saberの概要、また私なりのこれまでの進め方については過去の記事をご参考ください。

Tableau DATA Saberとは何か

DATA Saberに取り組むための勉強方法や勉強時間

ord4. DATA Platform

復習や備忘も兼ねて知識系ord(2,4,7)について書いていこうと思います。
前回はord2.Visual Best Practice I

今回はord4.DATA Platform

参考動画

データを理解して判断する重要性

データを見て判断するメリットデメリット

メリット

  • 自分の想像だけで話していたことから脱却できる

  • 多くの人にとって納得感があるため、他人と合意しやすい

  • 自分の主観だけでは気づかなかったことに気づくことができる

デメリット

  • 経験と勘だけでの判断となり、現在の状況に則しているかわからない

  • 人に依存する判断となり、みんなで合意を取ることが難しい

  • 事実と異なった空想での判断に基づいた決定で致命的な判断ミスをしてしまうことがある

すべての人がデータを理解して会話する効果

  • ある事実を把握した上で、様々な視点(役割・立場・感性など)から議論を交わし、新しいアイディアを創出することができる

  • 判断の根拠がわかりやすくなり、方針の合意がとりやすくなる

  • データはわかるように見せたら人を動かすことができる

  • 自動化できるような作業を手作業にすると廃れる          (面倒、忘れる、人により正確さや作業にムラ出る、面白くない…)

  • データは見られると美しくなる                  (ずっと見られず変わらなかったデータも、人に見られると短期間でより良いアイデアが出て使いやすくなる)

データは同じ土台に

美しいビュジュアライゼーションの目的は、ストーリーを見出すことではなく、人にシェアしてアクションしていくこと。データは同じ土台になければならない。(データを一元管理する)

同じデータの場合

  • ばらばらに点在したデータをそれぞれが見ている場合、まずお互いの見ているデータが一致していることから確認しなくてはならない

  • 同じ場所にあるデータを見ていないと、共通の事象を見ている信頼を持ってお互いに話すことができない

  • 分析のためのデータを探すことに時間がかかってしまい、Data Driven Cultureの浸透を進める妨げになってしまう

データリテラシーを持った異なるスキルの人々が、自らの役割に応じて、同じ土台の上で自分が最も力を発揮できる仕事をしていることが大切!
現場部門、IT部門双方のコミュニケーションと寄り添いが重要。

安全に美しく使いやすい状態でデータが同じところに置いてあるところで、みんなが安心してデータを使うことができる。

セルフ分析の重要性

レポートファクトリー

  • 分析結果を求めている「Task」を持っている人が自分でデータを探索することができず、他人に分析やレポーティングを依頼して作ってもらっている状態

  • レポート作成依頼を受けるメンバーが過剰な依頼数に忙殺され、すぐに分析結果を依頼主に返すことができない状態

  • 依頼からレポート完成までに時間がかかり過ぎて、もはやレポートが完成する頃にはその分析結果が不要になっている状態

セルフ分析ができないと・・・

  • 自分の持っている課題や質問を人に伝えて解決してもらうのは困難

  • 自分自身で判断のための情報を得られないとビジネスの判断が遅れてしまう

セルフ分析ができるようになれば・・・

  • 自分の問いかけに瞬時にデータを通して答えを得るとき、即座に次の問いや解決方法を思い浮かべたり、試したりできる!

  • 思考のフローに乗るための自身の思考や操作に対する瞬時のフィードバックが得られる!

  • 自分の手を動かして初めて理解できる事柄がたくさんある!

Tableau Server/Onlineの機能・効果

機能

  • データを自動的に更新する

  • データの流出を防ぐ(セキュリティ)

  • 各コンテンツの利用状況、ユーザーの動向を把握する

  • データの使用可能者・範囲・用途・権限を設定する(ガバナンス)

  • Desktopで作成したVizの表示上の全ての機能(見栄えとインタラクション)をDesktopアプリケーションを持たないユーザーにも提供する

  • ユーザー個別のフィルター条件を記憶してダッシュボードをカスタマイズする(カスタムビュー)

  • 定期的にメールでデータビジュアライゼーションを自分あるいは関係者に送付する(サブスクライブ)

  • データが一定以上の値を示したときにお知らせを飛ばす(アラート)

  • データを見た人がコメントしたり所定の相手にメンションする(コラボレーション)

  • Web上でVizを作成する(Web編集)

  • Webパーツとして外部Webサービスに埋め込むことができる

  • モバイル・タブレットなど多様なデバイスに対応する

  • データの所在や情報を明らかにしてより活用を促す(データカタログ)

  • ログインした人に応じてそれぞれが見るべきVizを推奨する

効果

  • それぞれが必要なタイミングでデータを使うことができる

  • 必要な人のみにデータの閲覧を可能にする

  • 適切なタイミングに更新され、管理された安全なデータを使用することができる

  • 誰がデータの管理者なのかを容易に確認できる

  • データのメタデータを、データベースに接続せずに確認できる

  • データの集計結果やVizの表示結果など、複数人が同じものを見ている場合、リソースを共有することができる

  • 誰かに聞かなくとも、どこからやってきて、どのように加工されたデータを使っているのかがわかる

  • 誰かに聞かなくとも、どこからやってきて、どのように加工されたデータを使っているのかがわかる

データを活用する理由

会議等で意見が食い違った時、どうするか。

データを見ないで判断すると・・・

  • 経験と勘だけでの判断となり、現在の状況に則しているかわからない、

  • 人に依存する判断となり、みんなで合意を取ることが難しい

  • 事実と異なった空想での判断に基づいた決定で致命的な判断ミスをしてしまうことがある。

しかし、データを見ることで

  • 自分の想像だけで話していたことから脱却できるようになったり

  • 多くの人にとって納得感があるため、他人と合意しやすくなったり

  • 自分の主観だけでは気づかなかったことに気づくことができるようになる!

すべての人がデータを見て理解した上で会話することで

  • ある事実を把握した上で、様々な視点(役割・立場・感性など)から議論を交わし、新しいアイディアを創出することができる

  • すべての人がData Drivenという言葉を使うようになる

  • 判断の根拠がわかりやすくなり、方針の合意がとりやすくなる

まとめ

  • データはわかりやすいように見せたら人を動かすことができる。

  • 自動化できるような作業を手作業にすると廃れる(忘れられる、面倒がられる、廃れて使われなくなる、人により作業の正確さや時間にムラができる)

  • データは見られると美しくなる常に新たな視点を持ち

データドリブンな組織とは何か

Visual Analyticsのサイクル

  • データ原始時代からの脱却(全員がデータを獲得したり見やすい形に加工することに労力をかけなければならない世界からの卒業)

  • 世の中のすべての人がデータリテラシーを持って理解していく必要がある

  • 組織のひとりひとりが違った役割を持つ(Creator、Explore、Viewer)

Creator、Explorer、Viewer

同じ土台の上で役割に応じて、自分が最も力を発揮できる仕事をする。(データドリヴンな組織とはすべての人がTableau Desktopでドラッグアンドドロップしながらデータを深堀することではない)

  • Creator:常に新たな視点を持ち創造する人

  • Explorer:常に探究心を忘れず、世界のことを知りたいと思い続ける好奇心を持つ人

  • Viewer:美しい数々のViewを見て心を動かし、アクションしていく人々

さいごに

ord4. DATA Platformは、クリアまでの回数で言うとすべてを通して一番苦戦したordealだったんじゃ無いかなと思います。
(年末からDATA Saberにチャレンジを始めた中、年始に海外で休暇予定があったので、行くまでにord4までは絶対終わらせる!と思っていましたが、全然クリアできず、海外に到着してからもチャレンジして向こうでクリアしました。。。)
このordは一人で考えるよりも色々な人とディスカッションして意見交換しながらといていくのがいいと思います。
このordはTableauの本質的な内容と感じますので、ここをきちんと知識として持っておくことはTableauのViz.を作ることができるスキルと同じくらい重要と思います。

次回はord7.Performance Best Practice を振り返りたいと思います。

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