岡田暁生「CD&DVD51で語る西洋音楽史」の参考書籍
吉田秀和『LP300選』の企画記事を書いた際、「書籍中に登場する参考資料の一覧」の記事も作りました。(下のリンク)
同様に、岡田暁生「CD&DVD51で語る西洋音楽史」についても、参考書籍一覧を作ってみることにしました。
また、当該書が「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジコレ」)にあれば、そのリンクを貼ってみようと思います。
ただ、そちらの方はおいおいにという感じで……(いつものごとく「工事中」ということです。)
p.17 (ボエティウス「音楽教程」の理論への言及。書名は出ない。なお、同書は最近になって、ついに邦訳が出ました。)
p.19「ムジカ・エンキリアディス」
p.27 フィリップ・ド・ヴィトリ「アルス・ノヴァ・ノタンディ」(記譜法の新技術)」(1322)
p.28 ホイジンガ「中世の秋」
(『LP300選』の記事のほうでも貼りましたが、再掲。)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3004681
p.29 (ノストラダムスへの言及)
「デジコレ」にも、いわゆる「諸世紀」が入っていますが……https://dl.ndl.go.jp/pid/12611311/
ある程度オカルト色を抜いて、中世文化のサンプルという観点で接するなら、次のようなページの方が良いかも。
https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/115.html
なお、参考までに(少なくとも日本では)超有名な「恐怖の大王」の詩は第10巻72番です。
p.34 ティンクトリス「対位法について」(1477)
(この四十年来より以前には聴くに値する音楽は存在しなかった、云々)
p.52 (モンテヴェルディ「マドリガーレ集第5巻」序文)
p.63 パトリック・バルビエ「カストラートの歴史」
p.79 サン=ランベールの詩「四季」(1769)
(『百科全書』の「奢侈」の項を書いた人物)
p.85 ジャン・スタロバンスキー「フランス革命と芸術──1789年 理性の標章」
p.88 (19世紀の音楽雑誌の演奏会評コーナー)
p.90 フルトヴェングラー「音と言葉」の中のエッセイ「ハイドンのドイツ旋律」
https://dl.ndl.go.jp/pid/12433288/1/42
p.95 (ワーグナーの例え。ベートーヴェンとコロンブス、云々。)
p.96 (1920年代にドイツで活躍した批評家パウル・ベッカーの言葉。交響曲は新しい共同体を作る機能をもつ音楽ジャンル、云々。)
p.97 トーマス・マン「ファウスト博士」(p.162にも)
p.97 アドルノ(未完に終わったベートーヴェン論のためのメモ)
p.99 ヘーゲル「法の哲学」
p.105 (スタンダールの引用。ロッシーニについて)
p.108 ジークフリート・クラカウアー「天国と地獄 ジャック・オッフェンバックと同時代のパリ」
p.117 カール・ツェルニー「演奏について」(1839)
p.123 Alexander Werner: Carlos Kleiber. Eine Biographie, SCHOTT, 2008 (カルロス・クライバーの伝記。p.182でも言及。)
p.123 (フランソワーズ・サガンの小説「ブラームスはお好き?」への言及)
p.130 (ニーチェの引用)
p.134 (司馬遼太郎への言及)
p.143 (ニーチェの引用「神は死んだ」)
p.162 (アドルノの引用「アウシュヴィッツの後で詩を書くことは野蛮である」)
p.165 ソロモン・ヴォルコフ編「ショスタコーヴィチの証言」への言及
p.168 (いわゆる「プラウダ批判」「ジダーノフ批判」への言及)
p.169 (1942年7月20日付「タイム」誌への言及……本体記事参照)
p.170 (チェリビダッケの口癖について)