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吉田秀和「LP300選」(「名曲三〇〇選」)セレクト曲の鑑賞(No.61〜80)

一連の「『LP300選』関連記事」を、マガジン(書棚的なもの)にまとめました。以下にリンクを貼っておきます。
トップに固定した記事に、全体的な前置き、凡例的なことを書いていますので、できれば、そちら[を先に/も後で]ご覧ください。


No. 61- 80

(シュッツ 〜 J.S.バッハ)


今回の「企画」にあたって、まずテスト的に作ったのが、この No.61〜 80の記事でした。
当初はあえて「パス」だらけにしたのですが(それくらいの気軽さで書き始めた方が良いと思ったので)、その後、ちょっとずつ動画も増えてきました(笑)。

前書きとか凡例のようなことも書いたのですが、もう少し書き足した上で、別の記事として独立させました。



61 シュッツ(Heinrich Schütz) クリスマス・オラトリオ
(「クリスマス物語」 "Weihnachtshistorie" SWV 435)

(演奏開始は10分あたりから。)

ほかに2つ。

1959年の録音とのこと。

次のものは複数動画になっています。
(Part 1)

(Part 2)

(Part 3)


(これ以外の録音も少し聴いたのですが、楽譜レベルでの音の違いが演奏ごとにあるような気がします。失われた箇所を復元するにあたっての解釈の違い、みたいなことでしょうか? 正直、よく分かりません。)

フランスの国立図書館(BnF)のサイトで、型番は違いますが、参考盤(Kurt Thomas 指揮、フランス盤 L'Oiseau-Lyre 50020)と同一と思われる録音が少し試聴できました。https://gallica.bnf.fr/ark:/12148/bpt6k8812148m

音を全曲聴いたり、ダウンロードする方法もあるっぽいのですが(ここまでの YouTube の動画にも、BnF が1次ソースになっているらしきものが散見されました)、私にはよく分かりません。
そして、ここの画像を見て、文庫本の誤植にも気づきました(苦笑)。「ドライケーニヒスキルヒェ合唱団」が正しいようです。


62 シュッツ 教会シンフォニア (Symphoniae Sacrae)

(歌曲集でI〜IIIまであるようです。Symphoniae Sacrae I, SWV 257〜276 は全20曲、等々。)

ただ、本文は基本的に Hugues Cuénod ほかによる、次の盤(1950年)を念頭に語っているようです。
(型番は違いますが、恐らく同じ録音でしょう。)

https://archive.org/details/lp_four-small-sacred-concerti-four-symphonia_heinrich-schtz-hugues-cuenod-instrumental

※巻末リストの記述は以下のようになっています(少し表記を変更)。

米国盤 Westminster 18588(廃)。クエノー以下。
《教会シンフォニア集》と銘うったレコードは目下日本盤ではないようだが、マウエルスベルガー指揮ドレースデン聖十字架合唱団ほかによる Kleine geistliche Konzerte (7曲)のレコードがある P-MA 5012 or Archiv 198408。その後、リリングの指揮による《教会シンフォニア集》が出た C-OW 7871〜2。


63 J.S.バッハ(Johann Sebastian Bach) 平均律クラヴィーア曲集(全二巻)(BWV 846〜893)

(概要欄にインデックス=曲ごとのトラックリストが貼られているので、個別の曲に飛ぶのも容易です。
この動画は「古典的(?)」なランドフスカの演奏のリマスターのようです。巻末リストに挙がっているものと同じ演奏だと思います。なお、字幕をオンにすると、英語の解説字幕が見れます。)

HMSで本曲を扱っていることを申し添えます(第1巻16)。
耳による音楽史 第4-6 …… p423。


64 J.S.バッハ フランス組曲 第六番 ホ長調
(BWV 817)


65 J.S.バッハ パルティータ 第一番 変ロ長調(BWV 825)


66 J.S.バッハ イタリア風協奏曲(BWV 971)


66a J.S.バッハ 半音階的幻想曲とフーガ(BWV 903)


67 J.S.バッハ ゴルトベルク変奏曲(BWV 988)


グレン・グールドの1955年の演奏は大変に有名で、本文でも触れられています。

上の動画は1955年の録音に加え、1959年のライブ録音も入れたお得版(?)。


もう一つ。


68 J.S.バッハ オルガン小曲集

ここで言う「オルガン小曲集」とは「Orgelbüchlein」BWV 599−644 のことです(参考盤のヴァルヒャのレコード P-MAF 8114〜5 / Archiv 2722003 がそれなので)。

(概要欄にインデックス=曲ごとのトラックリストが貼られているので、個別の曲に飛ぶのも容易です。)

なお、MMで本曲を扱っていることを申し添えます(BWV 625)。
音楽史 : グレゴリオ聖歌からバッハまで  ……  p256。

69 J.S.バッハ バッハのオルガン音楽

いつもの Brilliant Classics が「J.S. Bach: Complete Organ Music」なんていう動画を Vol. 1〜4まであげています。

ここは覚悟を決めて全部貼ってしまいます。

Vol. 1


Vol. 2


Vol. 3


Vol. 4



* * * * *

本文の記述に即して考えると、ここは本来、Power Biggs のレコード「Bach's Royal Instrument」(米国盤 Columbia ML 4284, 4285, 4500)を念頭においたチョイスです。

そのうち、vol.3 がネットにありましたので、併せて貼っておきます。

https://archive.org/details/lp_bachs-royal-instrument-vol-3_johann-sebastian-bach-e-power-biggs

これは1952年の録音らしいです。

それから、本文中で特に力を入れて解説をしている「パッサカリアとフーガ ハ短調」(BWV 582)の動画と、


「トッカータとフーガ ニ短調」(BWV 565)の動画も別途置いておきます。

(文中でも名前の挙がっている、ヴァルヒャの演奏)。

私は吉田秀和先生に羨ましがられる立場の人間だったようです。
(本文をお読みになれば、意味が分かります。)(^_^;)

70 J.S.バッハ フーガの技法(BWV 1080)


もう一つ。

(グールドの1962年の録音)

MMで本曲を扱っています。
音楽史 : グレゴリオ聖歌からバッハまで  ……  p276。


71 J.S.バッハ 音楽の捧げもの(BWV 1079)

https://www.youtube.com/watch?v=AzT_elDRLJM

この動画は埋め込み不可でしたので、URLの形で貼っておきます。なお、ひょっとしたら全曲ではないかも?(未確認)


72 J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(BWV 1001〜1006)

(概要欄にインデックス=曲ごとのトラックリストが貼られているので、個別の曲に飛ぶのも容易です。
バッハ初心者の私は、やっぱりパルティータ第3番 BWV1006 が一番好きです。)


73 J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲
(BWV 1007〜1012)

(概要欄にインデックス=曲ごとのトラックリストが貼られているので、個別の曲に飛ぶのも容易です。)


74 J.S.バッハ ブランデンブルク協奏曲
(BWV 1046〜1051)

(概要欄にインデックス=曲ごとのトラックリストが貼られているので、個別の曲に飛ぶのも容易です。)


75 J.S.バッハ 管弦楽組曲 第二番
(BWV 1067)


76 J.S.バッハ チェンバロ協奏曲ニ短調(BWV 1052)


巻末リストで特筆を受けているグールドの演奏。
前半はベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番で、バッハは動画27:50あたりから。



77 J.S.バッハ 二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調
(BWV 1043)


78 J.S.バッハ カンタータ第140番「目覚めよと呼ぶ声あり」"Wachet auf, ruft uns die Stimme", BWV 140)


79 J.S.バッハ カンタータ第4番「キリストは死の絆につきたまえり」"Christ lag in Todesbanden", BWV 4)[キリストは死の縄目につきたまえり]


MMで本曲を扱っています。
(ただし、譜例は曲と歌詞の組み合わせが正しくありません。別の箇所から持ってきた詩を「あえて」当てはめたということらしいですが、意図がよく分からないです。)

音楽史 : グレゴリオ聖歌からバッハまで  ……  p251 と 259。


80 J.S.バッハ カンタータ第56番「喜びて十字架を担わん」"Ich will den Kreuzstab gerne tragen", BWV 56)

または

80 J.S.バッハ カンタータ第82番「われは満ち足れり」"Ich habe genug", BWV 82)



参考盤 J.S.バッハ 二声のインヴェンションと三声のシンフォニア(BWV 772〜801)

グールドの1964年の演奏。

(コメント欄にインデックス=曲ごとのトラックリストが貼られているので、個別の曲に飛ぶのも容易です。)

もう一つ。

(概要欄にトラックリストあり。)

参考盤 J.S.バッハ ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ(BWV 1027〜1029)

巻末リストに「この曲には、グールドとローズの組合わせによる奇想天外な演奏のきかれるレコードがある SOCO 93 or CS-SOCL 1149」とのただし書きあり。


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