編集なしの恋

行き場のない感情が沢山あるので消化します。

私は居酒屋で出会った彼のことが好きでした。彼は数年前に別れた元彼女のことをまだ想っていました。その元彼女は別の男と同棲までしています。ですが とある事情により別れた2人、親族の紹介により付き合い始めた別の男と元彼女、推測ではありますがお互い少し堅いお家柄な所もあるのでしょう 2人にしかきっとわからないのであろう世界があることに 私は何となく気づきました。

元彼女はとても素敵な人でした。気さくで気が利き 何よりパワフル 自分に自信がある 自分の中での優先順位がきちんと決まっていて 仕事 友達家族 恋人 とある事情で別れたけど別れなくても今考えたら良かったんだよなと零す彼女から垣間見えた少しの後悔と 同棲している彼氏とのことを濁していた姿をみて思いました

あーきっとこの2人、いつか元に戻れるな、って

多分それを何となく察してしまった私 この言葉を落とすまでに時間が掛かりました
私は高校時代のバイト先の先輩が本当に結婚するまで大好きで 約6年 忘れることが出来ませんでした
そんなわたしが本気で好きだなと思った彼は そんな素敵な元彼女を想い続けています
彼の中で葛藤もあるのだと思います 人肌寂しくなる時もあるのだと思います 時々私を凄く優しく抱きしめます 凄く愛しく手を握ってくれます 頭を撫でてくれます とても嬉しかったです 元彼女との世界をみるまでは 知らない方が幸せなこともある まさにこのことかと実感しました

そんな私のことを
笑顔が素敵で いつも頑張ってて 周りが見えて 優しいよね 本当に可愛いよね
そう言ってくれる彼 私は何も知らないと思っています 多分ね でも私は気づいています 貴方と元彼女の世界のことを でもね私は気づいています そう言ってくれる彼はきっと私を選ばないことを

でもね そんな不器用で一途なところも好きなんですよ 怖いでしょう 笑っちゃうよね 頭が良いことも 話上手なことも ちょっと笑い方に癖があることも 好きなものがとことん好きなことも 写真が苦手なところも ちょっと頭が固くてこだわりが強いところも たまにする変顔が相当ブサイクなところも 全部引っ括めて愛おしいって思っちゃうんです

時間を掛けて好きになったんだもの 芯までホクホクですよ私 だからこそ時間を掛けて忘れていくしかないのよね 沢山いった居酒屋も その目でその世界を見てしまうのが恐ろしくて 足が遠のいてしまった 彼以上に大切なお店だったのに 大好きな人達がいる場所だったのに でも会っちゃったらまた会いたくなるからさ 優しい目で見つめられたら嬉しくなっちゃうからさ 誰も見えないところで当たった手を繋いでくるあたりが本当にタチが悪いって思ってるけどね でもそれを思い出してしまうからさ 一旦離れようね、私

よく言うよね
『追われる恋が幸せになれる』
でも追われる恋って 追われてる側は幸せになれるけど追う側もいる訳で その追う側は幸せになれないの?て思っちゃう
追われる恋が幸せになれるなら追われようと思って初めたお付き合いも 結局は会話や行動の節目節目に彼が出てきてしまって ああやっぱり好きだなと他の男とのデート中に違う男を思い出す 馬鹿な女になってしまったからさ
結局私は追ってばかりなのよね
でもね 好きになったことは後悔してないよ 世界が変わったから 彼と出会って 私は一段と可愛くなったから 綺麗になったから いつ会ってもいいように いつも可愛く居るようになったから
それが良かったのかは分からないけれど いつも可愛くいる事で追われることも増えた、とおもう

私に突き刺さったハートの矢はまだ抜けません
いつ抜けるのか検討も尽きません 抜く気があるのかすらもはや自分でも分かりません

でもね私は たぶんずっとあなたが好きだよ
きっと忘れられないんだとおもうよ

平日の早朝、一気に綴るノート、編集なしの恋

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