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不等辺三角形を意識して花を飾るというカーリーの教えをデザイン的に考える

自分の部屋になるべく生活感を出さないように気を付けているのだが、モノが無さすぎると直線的で殺風景になり過ぎるので、植物を置いて変化をつけている。

こまめにお世話ができるタイプではないので、最初にプリザーブドフラワーのユーカリを買った。その時の話がこちら。

カーリーの教えを参考に枝ものをかざる

つい最近、そこに枝ものを2つ追加した。松ぼっくり付きの枝と石化柳だ。
完成形がこちら。

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プレバトで、カーリーが不等辺三角形を意識して花を飾らないといけないと主張しているので、教えに従うことにした。

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石化柳の先端を結んだときに、正三角形や等辺にならないように気をつけて、

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作品全体としても、力点を右側にずらして三角形を描けるようにした。

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上に向いている枝やユーカリが多いので、意識的に何本かは下に向けた。

カーリーの教えをデザイン的に考えてみる

カーリーがいう不等辺三角形を作る理由は、何が主役なのかを明確にするためと、視線の誘導がしやすくなるからだろうと私は勝手に考えている。

たとえば、以下の図をみると、

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両方とも等分であるため、どっちの色が主役であるのかわからない。
しかし、次のようにバランスを変えると

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どっちの色が主役なのかがはっきりする。

また、色だけでなく場所のケースでも同様だ。
真ん中にどっしりと正三角形を意識して配置すると、

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オレンジの山だけが目立つ。
しかし、山のバランスを等しくならないように変えてあげると、つまり、辺が等しくない三角形(棒グラフの先端を結ぶといびつ)を作ってあげると、

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左の余白が相対的に目立つようになり、左全体もしくは右上に視線がいくようになる。

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生花でもその他のデザインでも、真ん中にどーんと塊を置いてしまわないことが鉄則である。

制作過程の紹介

花瓶をいじいじしている様子を動画にあげています。よかったらご覧ください。(チャンネル登録いただけるとすごく嬉しい。ものすごく。)

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