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歳をとるごとに時間の流れがゆっくりになってる

歳をとるごとに一年はあっという間に感じるとよく言われている。

その理由は、これまでの人生の長さにおける一年の割合が小さくなっているからだ(1年÷これまでの人生の年数)とか、新しい体験をする機会が減っているために記憶に留まることなく時間が流れていくとか、様々言われている。

この「歳をとるほどに時間が早くなる」という話に反対の人はいないだろうか?

私は逆だと思っている。私は歳を取っても取らなくても時間の感じ方に大差があるとは感じないし、なんなら歳を取るたびに長くなっているように感じる。

夜8時のコールセンターで絶えず着信音が鳴り続けた嫌で嫌でしょうがなかった記憶もばっちり残っているし、夜の7時にGoogleアナリティクスを見続けていたら、新しいABテストの案が出せるかもとわくわくした記憶も残っている。
1ヶ月連続で体調を崩してベッドから天井の白さだけを見続けた記憶も、満員電車で気持ち悪くなったことも、欲しかった服がセールで売り出されているのをみて、誰かに取られるうちに買いたいとそわそわした気持ちもよく覚えている。

つまり退屈していても充実していても、楽しくても苦痛でも時の感じ方は同じ。

やはり1年は365日なのであり、1日は24時間以外の何者でもない。時の流れるスピードは一定だ。

一つ思い当たるのは、昔いた放送部でストップウォッチで一分間以内にしゃべる練習をしていたことである。
時間感覚をそのときに掴まされたおかげで、今になっても、いま何十分が経ったのかはだいたい当てることができる。

この特技のせいで、時間を早く感じることはできないのかもしれない。

歳を取ったら時間を早く感じるというのは本当なのか?それとも、私の成長段階はまだ30歳そこらに達しておらず、子供のままなのだろうか。

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