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ねむこのわくわく新婚旅行記 その3〜モナリザと筋金入りの雨女の嘆きinスペイン〜

夏のロンドンへの旅行を挟んだり、体調の変化があってから、だんだん記憶が薄れていることに危機感を抱いた今日この頃です。楽しい記憶こそ色鮮やかに覚えておきたいのになぁ。
というわけで、少し早起きした憂鬱な月曜日の朝からこれを書き始めています。今回もお付き合いいただけますと嬉しいです。

Day3 ルーブル美術館

ストラスブールからパリへ戻ってきた翌日に向かったのはルーブル美術館。

良い天気!美術館日和です◎

ストラスブールの記録はこちらです↓

前回パリへ来た時は、なぜかルーブル美術館に行かずオルセー美術館へ行ったので、今回は初めてでした!(今回もオルセー美術館にも行きたかったのですが日程が足りなかった)

入場に時間がかかると聞い他ので朝イチの時間で予約していたものの、やっぱり混んでいました。そして列の前に並んでいる10代くらいの女の子達の予約票をチラリと見たら予約時間はお昼すぎの時間でした笑。とっても余裕を持っているね?!

ヨーロッパの施設は(と一括りにして良いのかわからないですが)、時間ぴったりに入場するということはあまり重視されておらず、事前に予約をしたかどうかの方が重要なのかもしれないなとこの度を通して感じました。(ちなみにお盆に行ったバッキンガム宮殿もゆるかったです)

逆に時間厳守の場合は、スペインのアルハンブラ宮殿のみでしたが、予約の時もチケットにも何度も時間厳守、時間少しでも遅れると入れません、と書いてありました。

ルーブル美術館は大きく分けて3つのゾーンに別れているのですが、人気のゾーンは入り口からして混んでいたので空いてたエジプト系の展示があるゾーンから入りました。

きれいな入り口!ダヴィンチコードで見たような…?

そのゾーンはハンブラビ法典が有名ですが、かなり空いていてストレスなくみれて快適でした。
そこから有名どころのサモトラケのニケやモナリザにガイドブックを見ながら目指していきました。
美術館内は広すぎるのとあまり案内表示もなく、書いてあっても解読できないので地図が必須でした。私はピクミンのように夫の後を歩きながら、気になった展示の前で立ち止まったりふらふら歩いていました。自由なピクミン🌱

目には目を歯には歯を


ナイキのマークの元になっていたらしい。

そんなこんなで有名どころのモナリザを見に来たのですが、

本当に人の多いこと!!!!!

モナリザの絵画一枚もう一枚の絵の2種類ほどが大きな部屋に収められているのですが、本当〜〜〜〜〜〜〜〜〜に人が多かった。
海外の人たち(と言ってもヨーロッパの人からすると私たちが海外の人たちだけど)は我先にと前に進むので押し合いへし合いがすごくてかなりカオスです。お正月の福袋セールくらい混んでいたかもしれない。

揉まれに揉まれてたどり着いた最前列。

せっかくなので人に揉まれてモナリザの正面まで見に行ったのですが、小さいと今までたくさん聞いていたので私は意外と大きいなと思いました。A3サイズ以上はあるんじゃないかな…?という感じです。
「モナリザは意外と小さい」と言う人が多いイメージですが、おそらくそれはモナリザ+もう一枚のカオス部屋には入らず外から眺めた人の感想だろうなと思いました。

モナリザと自分のツーショットを撮ろうとする人がたくさんいて、もちろん私たちもその中の一部でしたが、人混みの中で撮った写真なので顔が必死になっており、全然盛れませんでした。笑
近くに日本人の女の子がいて、顔の正面に加えて、後ろ姿とモナリザのツーショットで「モナリザを鑑賞する私」みたいな写真も撮ろうとしていてこの人混みの中んでよくやるな…と思いました。

とにかくあまりにも混みすぎていて、これはモナリザという謎多い絵画を鑑賞するのではなく、有名な名画の正面で眺めるもしくは写真を撮ろうとする人をモナリザが嘲笑う現代アートなのでは…?とヨレヨレになりながら考えました。多分次にルーブル美術館に行くことがあってもモナリザは見ないと思います。笑
ちなみに正面で見たモナリザは今までいろんなメディアや本で見た通りの不思議な表情をしていました。要するにモナリザでした。

私はハンムラビ法典や、ルーブル美術館そのものの美しい建物や天井の方が好きだな〜と思いました。あとオランジュリー美術館にもいきたかったし、オルセー美術館もゆっくり見たかったな。パリに3ヶ月くらい住めないかしらと本気で思います。

カメラロールを見返すと天井の写真が多かった

近くのカフェでお昼ご飯を食べて、街並みを散策して一旦パリはお休み。この頃のパリは冬物のコートとマフラーでもうっすら寒いくらいの気温でした。

セーヌ川とエッフェル塔!

パリのオルリー空港を経由してスペインのバルセロナに移動。パリとしばしの別れ。
なぜこんなに細切れな滞在なのかというと、パリとバルセロナやグラナダの飛行機の便が週に何回かしかなく、ジョブホッピングのような(?)日程の組み方になったのです。頑張って考えてくれた夫よありがとう。

小さな飛行機で移動した後、バスでカタルーニャ広場付近へ移動しホテルへチェックイン。
すっかり夜遅かったので時くらいだったので、近場で夜ご飯を食べようとお天気の怪しいバルセロナへ市街へ繰り出します。


(↑この文章を書いてから、おそらく2ヶ月弱経ってからここから先を書いています。さらに記憶が曖昧に…!)


ホテル近くのGoogleマップで見つけた良さげなお店に入り、人生で初めてイカスミのパエリアを食べました!今までイカスミの真っ黒な見た目にインパクトに恐れ慄いて、食べたことがなかったのですが、イカスミ味美味しい!旨味の塊だ〜〜〜〜〜!!!!すごく美味しかったです!今まで勿体無いことをしていた…!
カニクリームコロッケみたいなクロケットもとても美味しく、魚介の美味しさが濃厚に感じられました。スペインの人は魚介類のお料理が本当に上手。👏

真っ黒だけど美味しいイカスミパエリア🥘

Day 4 念願のサクラダファミリア!のはずが…


翌日は雨の中、チョコレートのチュロスを求めてカフェで朝ごはん。バルセロナはチョコレートチュロスも有名で、チョコレートドリンクにチュロスをつけた食べるのですが、チョコが濃厚で、チュロスがサクサクふわふわで罪の味がしました。美味しいものはカロリー爆弾。

朝から血糖値爆上げ↑↑

それから雨の中、徒歩でカタルーニャ聖堂へ。カラフルでデコラティブな建築が新鮮でした。
聖堂の中は、礼拝よりも幾分かカジュアルな雰囲気で音楽の演奏をしており、しばらく演奏を楽しみました。

天井にお花柄のタイルの装飾があって可愛い!

さらに雨の中、徒歩でボケリア市場へ。生ハムやお魚、フルーツなどたくさんあってどの屋台で食べようかそわそわ。昨日のクロケットが忘れられなかったのと生ハムを食べたかったので盛り合わせを購入。

美味しそう!実際美味しかった。


夫と半分こで好きなものを一つずつ食べていたのですが、

私が食べるのを楽しみにしていたクロケットを、
夫が、他のものを取ろうとした時に、
おっことしました。

キエーーーーーーーーーーー

怒りそうになりましたが、ここで喧嘩するのもよくないなと思ってなんとか落ち着きました。
でもやっぱり食べたかったなぁ。
新婚旅行の楽しかった思い出として、おそらく一生根に持ちます。笑

そこからまだ雨は降り続けている中、地下鉄に乗ってサクラダファミリアへ向かいます。

そうなんです、まだ雨は降り続いているのです。

サクラダファミリアを見るにも関わらず、雨は降り続いているのです。

そしてサクラダファミリアに着きましたが、雨は降り続いています。

傘越しに見るサクラダファミリアは土色で大きかったです。
だがしかし、てっぺんまで見上げようとすると雨で顔が濡れる。顔が濡れて力が出ない。
ですが、サクラダファミリアが工事中のところが見れたのは少しテンションが上がりました。

顔が濡れて力が出ない

というのも、もともと世界史の資料集でサクラダファミリアを知って建物のインパクトに加えて、今もまだ工事中というところに強く惹かれました。もう150年も前から作り始めた建物がもうすぐ完成するなんて、すごい! 完成するまでにぜひ行きたいなとずっと思っていました。
だって完成したらずっと完成のままだし、こんなにすごい建物が建築中のところなんて滅多に見れないからね!

と思ったら雨でした。がーん。

ですが、建物の中もステンドグラスがとても綺麗でした。
そのステンドグラスの色の使い方が鮮やかでなんとなくそれが新鮮に感じて、どのステンドグラスが好きかな〜などと話しながら見ていました。

柱が天井に向かってお花の茎が伸びるような感で伸びているのですが、それも神秘的でした。なんだかアリになって草むらのお花を見上げている気分。きっと人間って地球から見るとこんなに小さい存在なんだよ〜ってガウディは言いたいのかなと思いました。(想像)

バグズライフを思い出した

サクラダファミリアには「生誕の塔」と「受難の塔」があってそこからバルセロナの街を見渡せすことができます。私たちはなんだか縁起が良さそうな「生誕の塔」に登る予約をしており、青い空にスペインのゴツっとした建物が連なる街を一望できるのがきっととても綺麗なんだろうなと楽しみにしていました。

だがしかし、
雨が強すぎて塔へ登るのが中止になってしまいました。


つ、辛い!!!!
塔へ登るチケットの予約料金は返金されるそうですが、そういう問題じゃない!
(返金されるのはありがたいけど!)
次いつ来れるのか分からないのに!!!つらい!!!次は老後!?!?!

そんな感じでますます強くなる雨脚の中、靴の中をぐしゃぐしゃにしながら修行のように街中のガウディ建築を見回りました。辛かった。雨女は誰だ!!!!?!?

私だ!!!!!!

ねえスペインって晴れの国じゃなかったの?!
なんか世界史で太陽が沈まない国って言ってなかったっけ?トマト投げたりして陽気なところじゃなかったっけ?雨女は誰だーーーーーーー!!!!!

私です!!!!!!
すみません!!!!!!!

ですが、その後に予約していたパエリアのお店が美味しすぎてチャオチュールにかぶりつく猫のように夢中でパエリアにむしゃぶりついたので全てチャラとします。お米がふっくらしていて食べやすい上に、魚介の旨味がこれでもかというほど凝縮されていて感動するほど本当に美味しかったです。しかもエビの殻も剥いてくれていて非常に食べやすい。
雨の中行った甲斐がありました!

人生一美味しかった


ここまで読んでくださった優しい方へお店情報をシェアします。
いつかバルセロナへ行かれる方は、ぜひこちらの信じられないくらい美味しいパエリアを味わっていただけると嬉しいです。

これ以降、私はあのバルセロナの美味しいパエリアに少しでも近いパエリアを求めて、日本のお店を開拓中です。美味しいパエリアがあったらぜひ教えてください💓

そんなこんなの新婚旅行前半戦でした。
次は念願のアルハンブラ宮殿!

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