ADHDの大人に贈る、ちょっとだけ仕事が楽になるポイント
2年前にADHDと診断
わたしは2年前にクリニックでADHD(注意欠如・多動症)と診断されました。
わたしはずっとITのスタートアップ企業で働いていて、良くも悪くもその界隈には同じような感じの人がたくさんいました。
だから正直そこまで困ったことはなかったし、何なら自分の個性のひとつだと楽観的でした。(まあ間違ってはいないけど。)
でもその後フリーランスになったときに、仕事や生活のしづらさみたいなものをより感じるようになり、クリニックを受診しました。
ADHDに関してはなんとなくネットで調べたりはしてたので、診断を受けてもやっぱりな〜という感情でした。
特にわたしは、仕事に全く集中できない(一定のタイミングで過集中になる)、回避行動、忘れ物や約束忘れが多い、などがありました。
普段夫には、「会話の内容が飛びすぎてついていくのが大変」とよく言われます。笑
会話の内容が飛ぶなど、軽い症状ならまだいっかと思えるのですが、仕事となるとそうはいきません。
今仕事をしてらっしゃる方でも、同じような症状で困っている方もいるかもしれないと思い、自分が試してよかった方法をメモっておきます。
わたしはカウンセラーでも専門家でもありませんし、ADHDにも色んなタイプがあり、他の発達障害とミックスされていたりするので、あくまでも参考程度に読んでくれると嬉しいです。
仕事に集中できないとき
PCのはじに小さいシールを貼る
パソコンで作業をしているとき、気づいたら別のことをしようとしていたり、関係のないページを見ようとしてしまうことがよくあります。
そういった、集中力が切れそうなときやソワソワしてきたときは、シールを見つめて心を落ち着かせると集中力が切れずにすみました。(小さいもの。ただの丸いものとか何でもいいです。)
音楽はかけず、なるべく外部刺激のない環境にする
わたしは音楽を聴きながら作業をするのが好きだったのですが、作業効率がかなり下がっていたことに気づきました。
音楽をかけずに作業をすると、気付かないうちにかなり集中していました。
先延ばし行動をへらしたいとき
わたしの場合の先延ばし行動とは、少し手間がかかりそうな仕事や用事を後回しにしてしまう(かなり)というものでした。
特にわたしは完璧主義的な部分があり、やってみて完璧じゃなかったらどうしよう→やらない、と無意識に思っていて色々なことを先延ばしにしていたっぽいです。反省。
チェックリストにタスクを記載する(かなり細かく)
仕事の際、チェックリストにタスクを記載するのは結構いろんな人がやっていて普通のことですよね。
わたしの場合は、それだといつもと同じく先延ばしにしてしまうので、さらにそのタスクをすごく細かくして、想定の所要時間と一緒に記載しました。
例えば、「◎◎のレポートを作る」だけじゃなくて、「◎◎のレポート構成を決める(20分)」「◎◎について調査する(1.5時間)」……みたいな感じです。
そうすると、漠然と「大変そうだし一旦置いとこう」ってなるのは防げました。一旦今日は構成だけ決めちゃおうとかできるし、何より少し進められただけでも、チェックリストにチェックできるのが達成感があって嬉しい。
そのほか
誰かに(1人でもいい)話す
あとはメンタル的なところで、ADHDのことを気軽に話せたりできる人が1人でもいたら心が楽になりました。
わたしは夫と母にはよく話してます。特に夫とは、ミスったときどうやったら改善できるかなどを相談しているので前向きに考えられるのがよいです。感謝!
もちろん、身近な人じゃなくても構わないと思います。
わたしはクリニックのカウンセラーさんに初めて相談したときは、すごくスッキリしました!自分と利害関係のない他人だからこそ話せることもありますよね。
悪いところだけじゃないよ!ADHD!
色々と書きましたが、ADHDは起業家に多いとか、色んな飛び抜けた発想ができるとかよく言われていますよね。
ホリエモンさんの多動力とかすごく好きで読みました。わくわくしますよね。
わたしもADHDは自分の個性だと思っています。でもやっぱり日常生活や普段の仕事には少し支障が出ちゃいます。
そしてまだまだ仕事相手や知人には、カミングアウトしにくいです。
だからこういう術を知っておいて、うまく付き合っていけるともっと気持ちが楽になるんじゃないかな〜と思ってます。
ADHDで困ってた誰かの役にたてると嬉しいです。
不安な方は一度クリニックでのカウンセリングをおすすめします!
カウンセラーさんとの相性もあるので、一度気軽に行ってみてもいいかもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?