ないものねだりな人生
もう6月も後半に入り、日差しがすでにきついけれど、この太陽の燦々とした感じが24歳転職活動中のフリーター野郎には染みます。(いい意味で)
退職してからはや半年も経って、なんなら休職期間もいれたら八ヶ月は経っているわけで、怯えてます。ええ、とっても怯えてます。
高望みをしすぎているのかな〜って思う。自分の叶えたいことを一気に叶えようとしすぎている感じ。欲張りさんか!って、神様が言っているような。
やりたいことってなに?って言われても、そんなのわかんないし。強いて言うなら、海外をプラプラ歩き回りたい。だけど現実的にそれって厳しいし、それを実行する勇気もないんだよな。
わたしはずっと地元っていう囲いの中にいて、その囲いの中から出ていきたいと高校1年の頃から言っているのに実際はまだその中にいて。
たぶんそれも自分を苦しめてる理由のひとつ。
いったことを実行しない自分、結局親に甘えている自分、自立できていない自分。
いろんな自分が自分を苦しめてて、自分を嫌いにさせてる。
結局さ、わたしの人生はないものねだりの連続なんだと思う。
すぐいろんなものに目移りしちゃう。
東京に行けば「地元にいればおばあちゃんたちにすぐ会えるのに」
地元に残れば「なんであのときいかなかったんだろう・・・」
どこかの会社に就けば「別の会社にしとけばよかったかな」
ないものねだりってことは、自分が立ちてる部分を見ずに足りないものばかり見てるってことで実際いままでのわたしはそうだった。
立りてる部分を見ようともせずに、足らない部分を見て文句を言ってたらればを繰り返してた。
いまも、転職活動をしていてなかなか決まらずにしんどいって思ってて、ふとした時に「なんでやめたんだろう」「あのまま続けれたんじゃないの」って思うときもある。ただ当時のわたしを知っている人は、『それはないからね。やめてよかったよ、あの頃は本当に本当にしんどかったでしょ』って。うん、そうだ。ほんと、過去のことはすぐ美化されちゃうから困り物だわ。
やめなきゃよかったかも、って思ったけど、
仕事を辞めたことで心にゆとりができて、今まで疎遠だったいとこの姉たちやおじいちゃんおばあちゃんに頻繁に会うようになった。本当に本当にわたしにとってこれは嬉しいことで、幸せなこと。
姉たちは、高校を卒業して社会に出てずっと働いていて、かたやわたしは大学に進学してバイト三昧遊び三昧で、なぜか劣等感があった。大学卒業してからもその劣等感は続いてたけど、なんか今まで抱えてたそういうのが全部爆発して、自然と昔のようにわちゃわちゃできるようになったの、本当に嬉しくてたまらない。
多分あのまま仕事を続けてたら理由をつけて会うのを断ってた。
もうこれだけでも辞めて良かった理由になる。
正直それもあって、地元を出るのを躊躇したときもあったんだけど、それはそれ・これはこれ。
あと、最近読んで衝撃を受けたインタビューがあって。
男子バレー元日本代表主将の、柳田選手。
彼の考えって本当に素晴らしくて。なんかもう語彙力なくて申し訳ないけど。
とても冷静に自分のことを分析されてるかたなんだなーって、びっくりした。
五輪の選抜から外れて、正直柳田選手は確実に選手入りするだろうって思ってたからこちらとしては本当大騒ぎだったし、柳田選手も整理するのに時間がかかったと仰ってて。
ただインタビューで「割り切れない、なんでなんだというような思いはなかったですか?」と聞かれ
「僕のマインドとしてはその「なんでなんだ」がムダな労力だと思っていたので、今までずっと。スタッフを納得させられるものがなかったということでしかないし、そういう世界ですから。シンプルにそれだけだと思います」
と。
さらに
「なんでだっていうのがあったほうが、プロとしてはいいマインドなのかもしれないけど、それに対して答えがないから。答えのないことに対して、いつまでも向き合っていても、先に進めない」
と。
今やっているバレーボールの国際大会に関しても、見たくない、というのはないのか?という質問には
「ない。悔しくないのか?って聞かれたりするけど、いや別にそんなのムダなエネルギーでしょ、とか思っちゃうんで。もう出られないわけだから。それで悔しい!と思っても、別に僕はそれがエネルギーに変わるタイプじゃないんで。」
もうこの・・・ハァ。(言葉にならない)(おたく激重感情)
五輪ですよ。五輪に向けて〜って、様々なところで仰ってるのを見てきたから、尚更、それでなんでなんだと思うのは「ムダな労力」と言い切れるの、本当に精神がしっかりとされていて、かつ自分自身のことを理解している方なんだろうな。
わたしなんか第一志望の会社に落とされて一ヶ月くらい引きずりましたけど・・・。この精神、見習いたい。わたしは悔しいがエネルギーに変わるタイプだから彼とは違うけど、自分の中のなんでマンが登場したら彼の声で「そう思うことってムダな労力」を再生させようと思います。冷笑つきで。
いやもうなんの話。
とにかく転職活動引き続き頑張るよって話。
柳田選手の精神がやばいよって話。