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特別支援学校教員が「視覚支援と言ったら言い過ぎの落書きみたいなモノ」を示してみた

お前が言うな!!

このテーマでお前が語るな、なのですがまあまあそうおっしゃらず…

スイッチ&ゲームの日

月に何度か小学部のホールを使って、係の先生たちと一緒にスイッチで遊べるおもちゃやゲームなどを広げています。以前も記事にしようとしましたが、なんだか下書きしか見当たらない…ので、この話題で初投稿となります。
で、各種入力スイッチやワンスイッチで動くおもちゃを並べ、自由に児童と教員が一緒に体験できる日を設けています。
が、なぜか触れられた形跡を全く感じないスイッチやおもちゃたち…
そこで、「ひょっとしたら…」と思い、急遽今朝それぞれの前にイラストと言うには見るに耐えない、「落書き」の描かれた説明を貼ってみることにしました。

落書きのある風景

は、こんな感じです。主に画像のあるコーナーは私の担当です。他にも「以前もご紹介した「Mabee」とiPadを使ったおもちゃ遊び(動く・泣く動物、某機関車トーマス)や「お酌マシーン」を使ったビー玉転がし、レールの上を走る電車のおもちゃ、「電子黒板」で表示するWeb上のワンスイッチゲームなどがあります。
それらは、既に撤去済みだったので、画像はありません。

落書きたちその1
落書きたちその2
落書き拡大

で、結果は?

放課後、新転任の先生たち向けにキャリロコ(簡易バギー・車椅子移動装置)と視線入力装置の説明会を行ったので、ついでにこのスイッチ&ゲームの説明もさせてもらいました。
「すみませんねえ、分かりにくかったでしょう?下手な絵で…」と言うと、参加してくれていた先生が「いや、何をするのか分かりましたよ!」と応えてくれました。いやあ、ちょっとくすぐったい…さらに「これをラミネートして使いまわしたら良いですよ!」「えっ…?」数秒の沈黙の後「いや、そしたら描き直します…」いつになるやら…なんですが、とりあえず、一定、というかある偏った意見からはは効果を感じたので、描き直して、続けてみることにしましょう。
もちろん、紙が裏白から上質紙になるだけで、落書きのクオリティは保ったままですが…

反省と今後、分かったこと

多分、私の一番、悪いところは「これの使い方、動き方は見ればわかるやろ?」と思い込んでいるところ。そりゃあ、設置している本人は「スイッチ」のなんとなくの理屈や「おもちゃ」の動きはわかっていても、何も知らない先生方にしてみれば、「これは何や?」なのかもしれません。そんなモノ「やってみよう!」なんて思う人はほんの一握りの向こう見ずか余程の冒険野郎。先生が「これは何や?」のモノを目の前の児童に勧めるなんて「さらにあり得ない」ということに「やっと気づいたのか、キミは…」ということです。
「いつになるのやら…」なんて言ってないで、すぐやる!!<自分!!(あっでも他にやることが…次回、スイッチ&ゲームまでお待ちください。
で、落書きがあって、何か一言書いてあれば、「そういうことなんや」ってわかってもらえる、ってことが体感できました。ですから「視覚支援」大切ですよね。

おまけ

で、画像を撮って客観的に見て思ったけど、一つ一つのモノの隙間がなさすぎる。もう少し余裕を持って置けるレイアウト、も考えないとあかんなあ…

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