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大納言なのに最下位

最近の若い子は、「つぶあん派」よりも「こしあん派」が圧倒的だと聞きまして。

ググってみた範囲では、世代的に若くなるほど「こしあん派」が増えていく傾向にあるようだ。この現象、どんな背景があるのか気になる。

こしあんはコンビニスイーツなんかに加工しやすくて普及したとか? つぶあんよりも食感や味が安定してるともいえるし。
でも、こしあんのほうが原材料も手間も多いわけで、コストが高いほうへ移っていくのは不思議だなあ。単純に「皮がないほうが好かれている」ということなんだろうか。

こしあんに慣れ親しんだ人にとっては、つぶあんなんて「これ皮が入っちゃってんですけどー?」って感覚かもね。
「つぶつぶオレンジとは違うんだぞコノヤロー」「コーンポタージュ缶に残ったコーンが憎い」って。


そもそも「あんこ食べないッス」という人も多いだろう。自分も、ほんとにおいしい和菓子に触れるまでは避けていた。
(「鈴懸」の塩豆大福おすすめです ※こしあん)

アイスクリーム屋さんのサーティワンでは「大納言あずき」が人気ワースト1なのだそうだ。大納言なのに最下位ですよ。権勢をふるった名家の凋落。若者の大納言離れ。

なのに、メニューから消えることはない。

理由は「絶対これしか食べない人がいる」から。年齢高めの方とか、孫を連れてきたおじいちゃんおばあちゃん、かなあ。

「絶対これしか食べない人がいるから残っている」って、ものをつくる立場としてはすごく勇気もらえるよね。

ちなみに聞いた話では、サーティワンでどの味にしようか迷ってると、友達から「大納言にしなよ〜ww」って煽られるそうだ。ネタ的な扱い。

大納言なのに。




トップ画はうちのねこです。もちもち。
わたしはつぶあん派かなあ。

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