「成長出来る」というあたりまえ
自分には才能が無い。
そう思って、手を出さなかった事がどれだけあるでしょうか。上手く行かなくて、早々に諦めてしまったことが、いくつあったでしょうか。
人は、「成長出来る」と信じて物事に対応出来る人と、そうでない人がいます。そう、自分は成長出来ると、信じているかどうかの違いでしかないのです。
今、「私は、人よりも、優秀で有能だから。大丈夫だ。」と心のどこかで思った人も、実は危ないのです。その気持ちが実は、新しいチャレンジをする事を妨げているかもしれません。
僕も、子供の頃は、親や親戚などから「賢いねぇ」「器用だねぇ」と言われ育ってきた記憶があります。もちろん、親なら自分の子供に多かれ少なかれ、こういう言葉はかけるでしょう。
でも、コレはあまり良くないのです。「賢さ」や「器用さ」などの、才能について褒めることは、「自分はもともと才能があって、努力しなくてもそこそこ出来ちゃうんだ。」と思ってしまうことがあるのです。
「才能」の有る無しで、人を判断したり、自分のことを評価すると、そのか判断から矛盾しないように行動するようになるといいます。能力が固定的なものだと感じる人は、1度高く評価されたことを壊したくないため、新しいチャレンジをしなくなってしまいます。批判することにまわり、安全圏から物事をみることに固執するようになってしまうのです。
よく、ネット上でチャレンジしている人が失敗すると、多くの人から批判され炎上しますが、これは、失敗することを恐れてチャレンジ出来ない人が自らを正当化するために批判しているにすぎません。
一方で、人は成長出来るという考えを持っている人は、困難な事は成長の機会と捉え、失敗から学ぶことでもっと成長すると信じています。はじめは才能が勝つかも知れません。しかし、人の成長は積み重ねれば、重ねるほど大きく延びていきます。
積み重ねた経験や知識があるほど、高い視点、様々な視点で物事を考えることが出来るようになって、思考の次元も変わってくるのです。
じゃあ、どうするか。
やることはたった一つです。すべての物事は「やれば出来る。」と、信じることです。今、心に決めた瞬間から、あなたの能力は成長を始めるのです。
ムダだと思ってたことが、希望に見え、学ぶことが楽しくなります。
実はやりたかったけど、苦手だから、遠ざけていたものがあるのではないでしょうか。
苦手だから、なんなんだ。
苦手なら、その分沢山失敗すれば良いんです。どんなに苦手でも、「やれば出来る」のだから。努力したら、たとえ、ほんの少しでも前進出来れば、積み重なるのだから。
まずは何か一つ。
自分が苦手だ、と思っていたもの。
明日は、一歩踏み込んで、調べてみよう。
挑戦して、失敗してみよう。
次は、少しだけ、対策しよう。
これでもう、一つ成長出来た。
「成長出来る」なんて、あたりまえのことなんです。
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