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ぐちぐち草子~とある熟女の離婚へ至る道すがら44~

■7月19日(金曜日)の愚痴


今日は風が強かった…

暑いけど、風のおかげでまだマシ。

外を歩いていても、気持ちいいくらいでした。

暑いは暑いですけどね。


本日は、朝と夕方の二回のウォーキング。

夕方の方が涼しい…

これからは夕方に歩こうかな?

って思うくらい、夕日がきれいでした。

雲の向こうに沈む太陽…夏至を過ぎたから少し日が短くなったね

皆さま、今日も一日お疲れ様でございます!


夕方の公園は、子供達が帰り始める頃でちょっと賑やか。
そこで、人目を避けてニャンコが木に登っていました。

めちゃ美人さんの猫。

スマホ向けたらカメラ目線くれましたよ。


という事で、

昨日の ”不思議ちゃん” 元夫(思考が不思議)は、
いつもの時間に帰宅してました。

あれ?

やはり、イレギュラーな週だったんだね?

それでも週一回は、必ず遅い帰宅時間。
会いたいのね~

本日、金曜日の帰宅時間は如何に?!
(もう、どうでもいいけどね~)

カッコいい目線をくれたニャンコさん

■役に立たなかった有料の弁護士相談…の思い出


私の送別会の日に、私より帰宅時間が遅かった夫に激怒した私。

なんでわざわざ怪しまれる行動をする!
これはもう、夫婦生活続行の意志なし!

と、判断した私は、離婚に踏み切る決意をしました。


まず、ずっと隠していた息子へ打ち明け。

息子に私の決意を伝え、特に反対はされなかったので、
次に専門家に意見を聞こうと、弁護士に相談することにしました。


三下り半を突き付ける日は、夫の誕生日。

還暦祝いをして、誕生日にケーキとプレゼントを渡してから、
離婚を言い渡す!

いや、だって、誕生日は別じゃない?

30年間の結婚生活は事実。
たとえ相手に、どんな思惑があろうと
二人の子供を授かって育てた時間は本物。

5月に浮気を知った日から、体調を気遣って、
ずっと問い詰めないでいたんだから、
今更もう少し先に延びたところでどうってことないし…

節目。だしね。

12月の終わり。大晦日の数日前に決行。

それまでに弁護士を探さなくては…

期日は差し迫っています。
残り半月ほどになっていました。

しかも、平日は仕事なので、
終業後に相談できる所か、土日にやっているところ。

ネットで検索したところ、全国にあるような規模の大きなところは、
比較的土日もやっていました。

が、大体30分間の相談時間。

短時間だし、わざわざ休日に外出するより、仕事帰りに相談できるところがいいと思いました。

なので、まずは、職場の近くにある弁護士事務所を捜しました。

時間は午後6時頃から。
場所は職場から30分以内。
私が働いている派遣業務は、ほぼ残業がありません。
5時終業の職場なので、6時に間に合う距離で検索。

そして離婚に強い弁護士事務所で探しました。

1件サイトで、
これ、いいかな?
と、思う弁護士事務所があったので、早速メールで問い合わせ。

翌日には返信が届きました。

ですが、午後6時以降の相談は通常の料金に加えて、夜間の業務外相談料が掛かる。と、返信がありました。

つまり、30分の相談料五千円が、倍の壱万円になるということ。

その代わり時間も60分対応となる。と、ありました。

(時間も伸びるなら、いいかな?)

そう判断した私は、相談の申し込みをお願いしました。

時間の余裕もないことですし…


一応、メールで自分の概要は説明してありました。

不貞が原因であること。
証拠のメールは残してあること。
入院中に不倫の証拠を見つけたこと。

その上で、当日聞くことをリストアップしておきました。


離婚をするための条件とは?
どのような手続きが必要になるのか?
具体的に慰謝料の金額はどのくらい要求できるのか?
不倫相手にも慰謝料を要求した方が良いのか?

最低でも、これだけは聞きたいという内容を、メモしておきました。


また、弁護士事務所からの返信メールで、当日までに確認してくれという要件もあったので、それも調べておきました。

結婚生活の期間。
夫の年収。
子供の親権の必要性。
など、

まあ、熟年離婚になるので、親権は必要ないのですが…

ざっくりした結婚生活の年表を作成して持って行きました。


ところがですよ。

当日、弁護士事務所にお邪魔して、
対応してくれた女性弁護士の方がですよ。

開口一番。

「離婚できません。」

って、言うんですよ。

まず、相手が承諾していないと、離婚できない。と言われました。

最低でも2年間の別居生活の事実が必要です。

…だ、そうです。


うーん。
1万円が一瞬で終った…

いやいや、まず、詳しい状況を聞いてくださいよ。
メールで概要は説明したけど、ちゃんと本人の口からきいてくださいよ。

と、思った私は、
ともかく不貞の事実は証拠も押さえている。
と、訴えました。

離婚に拒否された場合は、難しいと言いたかったのかもしれません。

話し合いはこれからなので、有利に話を持って行くために相談に来たのですが…

まあ、離婚訴訟に詳しい弁護士なので、離婚したくない場合の訴訟も扱っているから、そのような回答をしたのかもしれませんしね。

しかし、なんだか、相談したくないタイプの方だったんですよね。

こいつ、客にならないな…って、見下されてる感じ。

それでも、こっちは自腹切って話を聞きにきたんだ…
と、思いなおし、色々突っ込んでいきました。

了承した場合の慰謝料や、不倫相手への慰謝料の請求について。
財産分与について。

今の法律では、年金分割の制度があり、夫の年金も一緒に築いた財産とみなし、離婚時分割することが出来る。

などは教えてくれました。

手続きに弁護士が入る場合、最低でもウン十万円はかかるそうです。

料金表のようなものを見せてもらいましたが、着手金と、成功報酬が金額として必要で、慰謝料をもらっても赤字になりそうでした。

コイツは失敗した…と、思いました。

どの道、私は、夫に離婚の話をする際には、有無を言わさず了承させる方向に話を持って行くつもりです。

本当はその話し合いにだけでも、立ち会ってくれる弁護士さんを探したかったのですが、こちらの事務所では、立ち合いだけの業務は行っていない。と、言われました。

結局、この事務所では小さい案件は取り扱っていない、ということが確認取れただけでした。

60分も話すことなく帰宅しました。
もちろん、壱萬円お支払いしましたよ。

まったくの無駄足になり、
あまりの残念さに愚痴りたくなり、娘に連絡しました。

一応、弟に父親の浮気の件を打ち明け、離婚することを話した事の報告もありましたし…


一連の流れを聞くと、娘は

「じゃけん、法テラス連絡してみ」

と、意味が解らない事を言ってきました。

(法テラス?)

「ネットで検索してみ」

と言われたので、
その日はそこで話を終えて「法テラス」を検索してみたのでした。

Sang Hyun ChoによるPixabayからの画像

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