『おじさんサウナととのい世界』元ネタ解説(グラブルサウナイベント)
サイゲームスがまたやった!!!
前回「おじさんサウナ人生」で、国内最大手ソーシャルゲーム・グランブルーファンタジーのイベントでいきなりガチでサウナの話をするという奇行をやってのけたサイゲームス。
こんなのは1回やって、ちょっと変なイベントとして話題になればそれでいいはず。なのに、サイゲームスはまたやった!
サウナイベント第二弾!!どうやって稟議を通したんだ!!佐賀にスタジオがあるせいで温泉とサウナに頭を支配されたのか?!ウマ娘でガッポリ稼いで「らかんの湯」に通ってるのか!?
サウナーである筆者からしても、正気とは思えないサウナイベント第二弾。しかし相変わらずのサウナ紹介としてのガチ度合い、男女ともに素晴らしいサウナ立ち絵、なぜか新規の2Dまであるマルチバトル、そして筋の通ったストーリー……こちらも書かねば無作法というもの。このイベントでサウナにさらに興味を持ってくれた人もいるだろうし、やるっきゃない!と思い、深夜に筆を執った次第であります。
ただし、前回以上にディープなサウナネタがもりだくさんな今回のイベント、特に海外のサウナ文化については専門外の部分も多く、前回のように「全元ネタ解説」とまではいかないのが悔しいところ。
元ネタがわからなかった部分は素直に書いておくので、もしご存知の方がいたら、ぜひ情報を寄せてほしい!!
それでは以下、当然イベントのネタバレを含みますのでご注意ください。また、勢いで書いてるのでスクショそのままの状態で少し見づらいのはご容赦ください。
※有料記事ですが本文は最後まで全部読めます。
第1話 サウナ・古戦場
サウナ・古戦場
古戦場じゃねーか!!
いやね、グラブルでサウナを扱うのに、古戦場をネタにしないのはおかしいと思ってたんですよね。
これには2つ元ネタがあります。
一つは、実在するサウナ「古戦場」です。
岩手県にあるサウナで、イベントの話と同じくリニューアルを最近したらしい。筆者はまだ行ったことがないのですが、かなり人気の施設です。
そしてもう一つの元ネタといえば、グラブルの「決戦!星の古戦場」ですよね。古戦場から逃げるな。
古戦場ってサウナがあるのに、グラブル名物の古戦場をパロらないのは不自然だと思ってたんですが、まさかここでやってくるとは。
ちなみに、英題の "Unite and Sauna" も気になって調べたところ、古戦場イベントの英語名称が "Unite and Fight" でした。やっぱりな。
キャンプでサウナ
細かいところですが、ここもサウナあるある。最近はキャンプ場やアウトドア施設に併設されているサウナも多いです。バレルサウナが湖畔にあったり、テントサウナならテントなのでアウトドアと相性いいしね。
ただ、最近このへんは不幸な事故があった……。詳細は気になったら調べてみてください。
サウナは体に悪いし
うおっ、ふとももぶっと……!
じゃない。これは大変なことですよ。ふとももじゃなくて。やはりイベントのライターは機を見るに敏。サウナブームが巻き起こってからちょくちょく定期的に発生している「サウナは体に悪い」という話を取り上げてくる!正直これを見て「やるんだなサイゲ!今!ここで!!」となった。
実際、ティコ先生が言っていたように、サウナというのは体に負荷をかける行為には間違いないんですよね。それを引き合いに出してブームにいっちょかみしてくるようなエアプの記事も多くすみません忘れてください。
この手の話については散々別の記事で書いてるのでここでは割愛します。ただ、この話題を拾ってきたというところに本気度を感じますね。
サウナのヌシ、場所取り問題
これもやるのかサイゲームス!!サウナの女性側で頻繁に見られるというサウナのヌシ。詳細はイベントをやってもらえばわかるとして、これは誇張でなくマジでいるらしいです。筆者は男湯しか行かないのでわかりませんが、場所取りをしたり勝手にサウナのドアをあけっぱなしにしたりとかするらしい。
動線
これもサウナーのこだわりポイントの一つ。サウナ→(かけ湯)→水風呂→外気浴と動くときに、全部が近くにまとまっているとうれしい。遠いとちょっと気になる。サウナーあるあるですよね。
かけ湯派・かけ水派
このシナリオ書いたやつはホンモノ。そんな確信が強くなるのが「かけ湯派・かけ水派」。サウナから出た後は水風呂に入る前に汗を流すのがマナーなんですが、それをお湯でやるのか水でやるのか。これは人によってかなり分かれる!筆者はだんぜんかけ湯派。そして、どっちもできる動線になっているとうれしい。これはサウナ頻繁に行く人しかわからんでしょう……真の男だぜ。
最近は、かけ湯派がいることが知れ渡ってきたのか、どちらも完備している施設が多い。渋谷「SAUNAS」なんかは、ガッシングシャワーがぬるめのお湯になってて筆者的にもありがたいところだ。
第2話 ガロンゾ健康ランド 湯らぴ~
ガロンゾ健康ランド 湯らぴ~
「なにわ健康ランド 湯~トピア」じゃねえか!!!!!
通称「なにけん」の名で親しまれ、広い敷地、豊富なサウナの数、多種多様なイベントで有名な「なにわ健康ランド 湯~トピア」じゃねえか!!!
いやこれ本当なんですよ。「なにけん」は大阪近辺で一度は行くべき施設です。ちょっと昭和な感じの外観からは想像もできない、全方位に完璧なモダンサウナ。すごいんだ。詳細は気になったらレポ記事を御覧ください。
ちなみにイベントが多いのも本当で、筆者が友人といったときは歌謡ショーをやっていました。
ロウリュいいですか?
前回の記事で書いたかどうかあいまいですが、セルフロウリュ(利用者が自分でロウリュすること。ロウリュについてはもう知ってるね?)をするときは周囲の人に声をかけてからするのがマナーになっています。
なぜかというと、入ってきたばかりの人は前回のセルフロウリュからどれだけ時間がたっているかわからず、確認しないとロウリュのやりすぎになってよくないからです。温度があがりすぎるし、サウナストーンとかストーブにもよくない。最近はロウリュのやりすぎを防ぐために、セルフロウリュをしたら備え付けの砂時計を回して落ちきったら次、という制限を設けているところもけっこうあります。
サウナ飯(サ飯)
最近ではセブンイレブンで上野「北欧」のカレーが販売されたりして、サウナ飯(サ飯)も随分概念が知れ渡ってきましたね。
ちなみに、元ネタ施設の名物も「なにけんカレー」です。トマトベースに牛すじが入ってたかな?おいしかったです。
U15
U15という単語はあまり聞いたことはありませんが、実際水風呂の温度として15℃がひとつの基準になっている感じはします。15℃を下回ると文句なしに冷たいし、16℃とか17℃だと多少マイルドかなという印象。ただし、水質や水流の量によって体感はぜんぜん変わってくるので、あまり厳密な指標にはならないかな、というのが筆者の感覚です。
ととのい椅子
休憩のときの椅子、ととのい椅子はたしかにマジで大事ですね。最近だと「インフィニティチェア」をおいてある施設も増えたので、今回出してくるかと思ったんだけど、さすがに出なかったか。
外気浴の時は全身でリラックスできるのが大事なので、できれば背もたれか壁で頭まで支えてほしいんですよね。頭を自分の筋肉で支えていると完全に脱力するのが難しいので。そのぐらい、椅子は大事です。椅子の形と配置がいいと、「この施設は理解ってるな」という感じがします。
ただしこれは違うね。これは贅沢だ。休憩スペースがなければ、洗い場、カランの前、浴槽のフチ、脱衣所……どこでも自分の居場所を見つけて「ととのう」のが大事です。サウナのフーリンカザンを見極めるのだ。(迷惑にならない程度にね)
弱冷水の水風呂(追記)
これ書くの忘れてました!だいじニュース!
「なにけん」には浅い冷水・深い冷水・弱冷水バイブラ・不感温浴の4つの水風呂があってすごいんです。温度が選べるから初心者にもおすすめ!
女性熱波師、熱波師チーム
最近はパフォーマンスとしてアウフグースを行う人も増えてきて、女性もそれなりにいます。ただ、筆者はあまりアウフギーサー(アウフグースをする人)に詳しくないので、ここもきっと元ネタがあるんだと思いますがわかりません。分かる方がいたら教えてください。
ちなみにスクショは忘れましたが、↑の画像にあるようなデカいうちわであおぐアウフグースもあります。なぜか根本に穴があいていることでおなじみ。
個人的には、アウフグースはパフォーマンスというより淡々と熱波を送って欲しい派なんですよね。
サウナ室のドアは外開きが基本
言われてみればそうである。これは初めて知りましたが、たしかに振り返ってみると外開きがほとんどですね。
非常ボタンも当然実在します。毎回滑って押しちゃったりしたらどうしようと思う。おそらく、法律か何かで設置が義務付けられていたと思います。
あまみ
サウナあがりに肌に血管がまだらに浮き出ている状態を「あまみ」といいます。語源はよく知らないけど、富山の方言とか?実際サウナに入るとあまみがすごいです。
第3話 スパ・ザ・ブルー
ここは前回にひきつづき、大磯プリンスホテル「S.WAVE」ですね。
↑レポもあります。良い施設だったなあ。
作中ではリニューアルされていましたが、元ネタのほうがどうだったかはすみません、あまり覚えてない。
ただ、ここで書いてあるのと似たような構造の施設はいくつかあり、例えば豊島園「庭の湯」なんかがそうですね。男女で一緒に入れる脱法サウナもあるのでおすすめですよ。もちろん水着ですが。
露天の目隠し
これはめっちゃあるあるですね!!具体的にどこの施設で見たか思い出せないほどある、空が見えるのに他の角度からは見えない目隠しの仕組みです。これほんとアタマいいよね。
これは主に都会の、周囲にビルとかがあって角度的に見えちゃうような露天とかにある仕組みです。田舎だと周りに高い建物ないんで完全に露天だったりしますね。
天井は低いほうがいい
これは賛否ありますね。確かに天井が低いほうが、上昇した蒸気や熱気を逃しにくいので、熱を感じるという意味では良いです。個人的には開放感があったほうがいいと思うけど。
ちなみに、デリフォードが言っている「天井が低くて薄暗いサ室」は心当たりがあって、たぶん神田「サウナラボ」のIKEサウナかな?とか思ったりします。あとはウェルビー福岡のからふろとかかな?
良い施設です。おすすめですよ。
スウェットロッジ
マジかよサイゲくん!?!?!?!?正直今回一番ビビりました。
やるのか?!ネイティブ・アメリカンの伝統的なサウナ、スウェットロッジを!?
↑の記事を読んでいただくのが早いんですが、要はネイティブ・アメリカンが儀式に使うサウナみたいなものです。
これはサウナーでも知っている人は少なく、実際体験したことある人はもっと少ないんじゃないかと思います。筆者も人づてに話を聞いただけで、存在を知っているだけですが……。なので、グラブルにいきなりネイティブ・アメリカンが出てきたのにも驚きましたが、スウェットロッジがいきなり出てくるのもめちゃくちゃびっくりしましたね。
この後の章ですが、実際にやってのけた。すごいぞサイゲームス。このシーンはとてもよかったですね。
人が少ない時間はゆっくり過ごせる
ここもなんとなくライターのリアルなサウナ体験がうかがえていいですね。最近はどこの施設もほんとに混んでるので、ゆっくりしたいなら時間をずらすのがおすすめです。朝1とか、深夜とか、お昼時とか。
シルキーバス
あるよね!シルキーバス!!微細な泡で白く濁って見えるお湯。けっこういろんな施設にあったのでパっと出てこないんですが、たしか巣鴨「巣鴨湯」と高井戸「美しの湯」の露天にはあったかな?ちょっとあいまいです。
シルキーバスはなんとなく肌触りがいいような気がしていいですよね。
こういった効能もあるそうです。これは初めて知りました。まあ、空気のほうが水より熱を伝えやすいので、そういうこともあるかな。
玉鋼サウナ
元ネタ施設「S.WAVE」の、外の景色が見られるぬるめのサウナの方!かなり良かった記憶があります。
そして驚くべきは、この「外が見えるサウナ」という背景絵!これだけのために背景を?!やっぱすごいな。
サウナでのメガネ
サウナに普通のメガネを持ち込むと、熱でレンズやフレームが破損するおそれがあります。なので、サウナの入り口にはメガネ置きがあります。
最近は、サウナにそのまま入れるメガネなども売っているらしく、メガネユーザーとしても少し気になっています。
https://www.jins.com/jp/sauna/
ウィスキング
出た!!!ウィスキング!!!最近日本でもよく見られるようになった、ヴィヒタや水を使ったサウナでの特殊なマッサージです。ゲーム中でやっていたようにヴィヒタをガサガサーってしたり体を叩いたりします。
常設している施設は非常に少なく、関東だと船橋「ジートピア」ぐらいじゃないかな?前述の「なにけん」にもウィスキング用のサウナがありましたが、常設だったかはちょっと覚えてない。
筆者も一度受けたことがあるが、これがまーーーーーー気持ちよかった!!ぜひ皆さんも受けてください。感動します。
感動するからってイベントバトルにすることあるかよ。
このためにわざわざタオルに寝ているSDキャラを用意しているんだからすごい。サウナ室の温度計も90℃と少し控えめなのがリアリティありますね。あまり暑すぎてもよくないし。
これ!!!!!これがマジで書いた人がウィスキング受けたことがある理由です。たぶん「ジートピア」か、同じ系列のしらかばスポーツの人にしてもらってる。
「浮かせ士」という技で、ウィスキングのあと水風呂に浮かべてゆらゆらしてくれるんですが、これが異様に気持ちいいんですよね。ただウィスキングの絵面にはなかなか含まれないので、これをわざわざ入れてるのは実体験で気持ちよかったからだと思います。わかるよ。マジで気持ちいいんだもん。
第4話 湯けむりフレンズと蒸し遊(追記)
この章に関しては、施設の元ネタがぜんぜんわかりませんでした。情報待ってます!「蒸し遊」は「江戸遊」っぽいけど中身全然違うしな……。
(追記)検索してたらこんな情報が!どちらもいったことない施設なので助かりました。
https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail11.html
サウナは髪にダメージを与える
これもよく言われることですね。髪もタンパク質なので、あまり高熱はよろしくない……。サウナハットには、髪をサウナの熱から守る役割もあります。
スチームサウナの水滴爆弾
これはミストサウナあるあるですね。高濃度のミストサウナだと、天井に水滴がたまって落ちてきてあっつ!!ってなる。ありがちです。モップがおいてるとこは見たこと無いけど、元ネタの施設にはあるのかな。
畳
これも最近良く見る要素ですね、畳。なんかウレタンマットみたいな感じで敷かれていることが多く、実際肌触りもいいです。たしか「巣鴨湯」が浴室一面畳だったかな?あとは「なにけん」の内気浴(室内の休憩)スペースも畳がしかれていて、寝っ転がれるようになっていて最高です。ココを取り上げるとは、相当やりこんでるな……。
第5話 スオーミ島とロッジ
スオミといえばフィンランドやないかい!!!!!
ついに本場も本場、フィンランドのサウナを取り上げていくのか。
スモークサウナ
スモークサウナ!!!煙の熱であたためるタイプの、最もふるい形式のサウナ!!「キングオブサウナ」と呼ばれているという話もありました。筆者は聞いたことがないけど、サウナストーブのメーカーが言っているんだからそうなんだと思う。
日本では体験できる施設がおそらくなく、フィンランドに行かないと体感できないサウナ……いいなあ、体験してみたい!
壁の感触
これもあるあるだけど、普段は見落としがちな視点ですね。サウナに入ってリラックスするとき、たまに壁や背もたれに背中を預けることもあるのですが、その時壁がヌルヌルしてたりザラザラしてたりするとあんましよくないですよね。わかるよ。
ちなみに木の場合基本室内と同じぐらいアツいので、おそるおそる背中をつけていくことになる。
アウフグースや水風呂は本場にはない
そうなんですよ。アウフグースは名前からしてフィンランド語ではなく、たしかドイツのサウナ文化だったと思います。そして、水風呂もない。
アヴァントといって湖に飛び込む方法もありますが、一般的ではないそうです。
サウナは社交場
ここはいいシーンでしたねえ。本場の、もともとのサウナ文化は、そういう感じなんですよ。時間とかセット数とかもないし。
会話厳禁なのはそれこそ日本独特の話で、正直これは賛否あると思っています。コロナのときにいっとき「黙浴」が呼びかけられ(お風呂ではマスクつけられないので)、今も集中したい人向けに会話禁止としている施設もありますが、本来お風呂というのは社交場を兼ねているもの。江戸時代のお風呂屋からそれは変わらないはずです。なので、お風呂やサウナで喋ることは、うるさくしすぎない限り容認すべきだと筆者は思います。リラックスしにきてるんだしね。
個人的にはゆっくり静かに入りたい派なので、ありがたいはありがたいのですが。
ロンシェロ
これは全く知らなかったんですが、絶対元ネタがあるはずだと思って調べたら、ありました。
名前ほぼ同じ!!すごい! 美味しそうですね。飲んでみたいです。
ちなみに本場フィンランドでは、ビールを飲みながらサウナに入ったり、サウナの中でソーセージを焼いて食べたりするそうです。シェロちゃんが現れたときにはソーセージでも売るのかと思いましたが、まさかこんなドリンクがあるとは……。おそるべしサイゲームス。
このあと作中ではスウェットロッジに入るのですが、前述で紹介したのと、元ネタにそこまで詳しいわけでもないので割愛します。
第6話 新サウナ・古戦場
スタジアムサウナ
デカいスタジアムサウナ!最近リニューアルされた大きめの施設にはありがちですよね。7段もあるのはなかなか見たこと無いですが。
こうした大きなスタジアムサウナは、アウフグースのときに大量に人を入れることができるなどメリットもあり、赤坂「サウナ東京」にも似たような感じのがありますね。
アウフグースを前提としたデザインのサウナは最近多いです。
また、男女共用なのは、横浜「スカイスパ」のサウナシアターをイメージさせますね。あそこはそこまで大きくないサ室ですが、大きなサウナストーブがあって男女でいっしょに入ることもできます。
勝手に設定温度を変更
あったあった、そんな事件。これと小便ロウリュ事件はひどかったですね。
ブロワー
バカ!!!お前本当のバカ!!!!!(2年ぶり2度め)
しかしこれも元ネタが存在するんだからサウナの世界は広い。ブロワー、つまり風を出す機械でアウフグースをするので有名なのは、埼玉「草加健康センター」の爆風ロウリュですね。
これ、筆者も受けたことがありますがマジでキツいです。乳首とか耳がもげるかと思った。
まあ、サウナ界隈のなかでも奇祭の類ではあるので、これは標準ではないです。ですが、奇祭なのでぜひ体感してみてほしい。SKCはそれ以外もすごく良い施設なので……。
というか、普通に地の文にラドル(柄杓)って単語使ってきたね?一般用語ではないぞ?サウナーしかちゃんとイベント読んでないとおもっとる?
そしてこの怒涛の専用グラフィックよ。すごいですねマジで……。差分何個あるの?サウナハットかぶせたらグラフィック変わってるし。
腕を上げるポーズ
アウフグースのときに腕を上げることで、風を受ける面積を広げて全身で熱波を味わえるのだが、それをわざわざ!!専用グラフィックで!!おい!!ほんとにサイゲの細かい仕事には感服するばかりです。
ちなみに、これと逆のアウフグースの受け方として、アタマを下げて背中で受けることで、「当たる面積を最小にして波紋防御」する方法があります。腕を掲げるのもアタマを下げるのも、どちらも崇拝しているみたいで面白いですよね。
本当にいいイラスト。ありがとうサイゲームス。ありがとう……それしか言葉が見つからない。
称号とか
ウィスキングマイスター:ウィスキングの資格を持っている人のこと。どうやってとるのかは謎だけど、今常設している「ジートピア」とかにはいるんじゃなかったかな。
モイ!:フィンランド語の挨拶。ツイキャスの配信の告知でよく見たよね。
古戦場熱波隊:元ネタがありそうだけど、まさかそんなまんまのものがあるわけ……
あるやんけ!!!!
終わりに
今回のサウナイベントも、ものすごく良かったです。サウナー目線から見ても傑作でした。
細かいサウナネタや、サウナあるあるを拾いつつ、原点であるフィンランドのサウナや、スウェットロッジにまで触れながら、「サウナは体に悪いのでは」問題とか、常連やヌシの存在、本場と乖離しつつあるサウナ行為のあり方などまでカバーしているのが非常に手広く、読んでいて飽きませんでした。男女ともに魅力的なキャラクター、レイドボスのヌシや全裸イベントなどでしっかり笑いました。面白かった。
そして、それらの話題を、「変わっていくもの」という一本の筋で通していくのが、トンチキイベントとは思えないお話としての完成度でした。サウナのあり方・楽しみ方も変わっていくし、施設もそれにあわせて変わっていく。デリフォードのサウナーとしての立場も作中でどんどん変わっていき苦悩したりするし、あとは加齢で肉体も変わっていく。
「変わっていくもの」に悩むこともあるけど、変化を恐れず、ただ風に吹かれてみるのもいい。苦しくなったらサウナでリフレッシュすればいい。そんな、そっと背中を押してくれるような清々しいストーリーでした。
いやあいい話だった。さっそくサウナに行きたくなりましたね。皆さんも、興味が湧いたらまずは近くの銭湯やサウナから、行ってみてくださいね。
ということで、ここまで読んでいただきありがとうございました。一気にガーっと書いてしまったので、適宜修正追記などしていく予定です。また、追いきれていない元ネタなどありましたらいつでも教えてください!
それでは、どこかのサウナでお会いしましょう。今回の記事もがんばって書いたので、面白かったらサポートいただけると大変うれしいです!!
書いた人:ライオンマスク(@lion_sauna)
ここから先は
¥ 300
サウナに行きたいです!