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岩波書店『VTuber学』8.28発売! ねむ執筆、第4章「すべてがVになる」

VTuber総合学術書『VTuber学(岩波書店)』が8月28日に発売決定! 私・VTuber/作家「バーチャル美少女ねむ」も13人の章執筆者の一人として、第4章「すべてがVになる ─VTuber 現象が人類の魂を解き放つ─」を担当させて頂きました。当事者の一人としてVTuberブームを振り返り、VTuber現象が人類に与える意味について考察しました。『メタバース進化論(技術評論社、単著)』に続き、私の3冊目の単行本出版になります。みなさんの感想楽しみにしています。

また、刊行決定を記念して9月14日に発売記念ライブを私のチャンネル「ねむちゃんねる」から無料配信しますのでぜひ御覧ください。編著者の皆さんと『VTuber学』を語り尽くします。今回、執筆者としてだけでなく書籍のプロモーションにも全面協力させて頂いており、プレスリリースの執筆・メディア対応・SNS戦略をプロデュースしています。

この記事では、本書の概要と目次、私の章の内容とプロモーション活動、豪華メンバーとなった全執筆陣の略歴、そしてメディア掲載歴を紹介します。


8.28 岩波書店『VTuber学』発売開始

『VTuber学』書影:
VTuber界のパイオニアである「キズナアイ」が
書籍を手に佇む知的なデザイン

岩波書店よりVTuber総合学術書『VTuber学』を8月28日に発売することが決定しました。「VTuber(バーチャルYouTuber)」とは「インターネット」と「コンテンツ」が連綿と紡いできた文化的、社会的、産業的な試行錯誤による蓄積の結節点にいる存在です。本書はそんなVTuberを、今後の更なる発展を見据え、総合的な”学問”の俎上に載せることを狙う試みです。

<概要>
・書名:『VTuber学』
・刊行日:2024年8月28日発売

・判型・頁数:A5判・352頁
・電子版も同時発売
・価格:3,400円+税
・版元:岩波書店

<目次>
●第Ⅰ部「VTuberことはじめ」
VTuberについて、その発端から歴史的展開、ビジネス的な特徴など、多様な観点から解説する。初心者も安心のVTuber論。全4章。

・第1章「VTuberの歴史」(広田稔)
・第2章「VTuber企業のビジネスモデルと社会的広がり」(吉川慧)
・第3章「VTuberのエンターテイメント性を考える」(草野虹)
・第4章「すべてがVになる ─VTuber 現象が人類の魂を解き放つ─」(バーチャル美少女ねむ)

●第Ⅱ部「調査編」
様々な分野の研究者がそれぞれの専門の観点からVTuberを読み解く。社会学・人類学・ジェンダー・表象文化などからの現代社会への問いかけ。全4章。

・第5章「VTuber学入門」(岡本健)
・第6章「メタVTuberコンテンツの表象文化研究」(関根麻里恵)
・第7章「当事者の声をとらえる」(リュドミラ・ブレディキナ)
・第8章「重なり合うアバターたち」(池山草馬)

●第Ⅲ部「理論編」
VTuberとは一体どのような存在なのか。哲学を専門とする執筆陣による、学術的分析の成果。全5章。

・第9章「『VTuber』とはいかなる存在か」(山野弘樹)
・第10章「実在する配信者としてのVTuber」(篠崎大河)
・第11章「人格としてのVTuber」(富山豊)
・第12章「フィクショナル・キャラクターとしてのVTuber」(松本大輝)
・第13章「『身体』と『魂』としてのVTuber」(本間裕之)

●コラム
・コラム1「Activ8 株式会社代表取締役 大坂武史氏」へのインタビュー
・コラム2「カバー株式会社CEO 谷郷元昭氏」へのインタビュー
・コラム3「Brave group 代表取締役 野口圭登氏」へのインタビュー
・コラム4「作家 塗田一帆氏」へのインタビュー
・コラム5「『 一生てぇてぇしといてもろて』の探求」(宇野颯樹)
・コラム6「VTuber コラボイベント調査レポート」(船富未来)
・コラム7「VTuber の図書館活用」(高倉暁大)

※書影や詳細は調整中のもので最終的な刊行物とは異なる場合があります。

出典:『VTuber学』プレスリリース

Amazonで紙の本・電子版共に予約受付中です!

『VTuber学』バーチャル美少女ねむ執筆、第4章「すべてがVになる ─VTuber 現象が人類の魂を解き放つ─」

『VTuber学』バーチャル美少女ねむ執筆、
第4章「すべてがVになる ─VTuber 現象が人類の魂を解き放つ─」

私・VTuber/作家「バーチャル美少女ねむ」も13人の章執筆者の一人として、第4章「すべてがVになる ─VTuber 現象が人類の魂を解き放つ─」を担当させて頂きました。当事者の一人としてVTuberブームを振り返り、VTuber現象が人類に与える意味について考察しました。

『仮想美少女シンギュラリティ(単著)』『メタバース進化論(技術評論社、単著)』に続き、私の3冊目の単行本出版(2冊目の商業単行本出版)になります。みなさんの感想楽しみにしています。

バーチャル美少女ねむ『メタバース進化論(技術評論社)』
バーチャル美少女ねむ『仮想美少女シンギュラリティ(VTuber文庫)』

9.14 『VTuber学』発売記念ライブ ねむちゃんねるから無料配信

本書の発売を記念して、9月14日(土)20:00より「発売記念ライブ」を私のチャンネル「ねむちゃんねる」から無料配信することを決定しました。

編著者である岡本健・山野弘樹・吉川慧と、第4章執筆者でVTuberのバーチャル美少女ねむの4名により、刊行の意図や書籍の内容の紹介、企画や執筆の裏話などを元に、『VTuber学』を語り尽くします。YouTubeで無料で視聴できます。

【LIVE】岩波書店『VTuber学』発売記念ライブ【VTuberを”学問”の俎上に】

『VTuber学』バーチャル美少女ねむ、プロモ―ション活動

『VTuber学』プロモしてみた

今回、執筆者としてだけでなくプロモーションにも全面協力させて頂いており、プレスリリースの執筆・メディア対応・SNS戦略をプロデュースしています。

こちらの記事に具体的な活動内容や成果をまとめています。

『VTuber学』執筆陣紹介

『VTuber学』編著者・章執筆者
・上段:(左から)岡本 健、山野 弘樹、吉川 慧、広田 稔
・中段:(左から)草野 虹、バーチャル美少女ねむ、池山 草馬、リュドミラ・ブレディキナ、関根 麻里恵
・下段:(左から)富山 豊、篠崎 大河、松本 大輝、本間 裕之

豪華メンバーとなった全執筆陣の略歴を紹介します。

<編著者>
本書の発起人でもある3名が編著者として全体の構成や執筆者・インタビュー対象者の選定を行いました。

●岡本健
(おかもと たけし;第0・5章、コラム1・2・4、おわりに)
1983年奈良県生まれ。近畿大学総合社会学部/情報学研究所教授。VTuber「ゾンビ先生」の中の人でもある。2012年3月に北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院観光創造専攻を修了。博士(観光学)。著書に『ゾンビ学』(2017年、人文書院)、『アニメ聖地巡礼の観光社会学』(2018年、法律文化社)などがある。
・X:https://twitter.com/animemitarou
・researchmap:https://researchmap.jp/t-okamoto

●山野弘樹
(やまの ひろき;第9章、コラム1・2)
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程在籍。2017年、上智大学文学部史学科卒業。2019年、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻修士課程修了。修士(哲学)。ポール・リクールの研究に取り組むとともに「VTuberの哲学」という新たな学問分野の立ち上げに挑む。著書に『独学の思考法』(2022年、講談社)、『VTuberの哲学』(2024年、春秋社)がある。
・X:https://twitter.com/Ricoeur1913
・researchmap:https://researchmap.jp/HirokiYamano

●吉川慧
(よしかわ けい;第2章、コラム3)
インタビュアー/ライター/文化ジャーナリスト。東京中華学校講師、ドワンゴなどを経て、ハフポスト日本版、BuzzFeed Japan、Business Insider Japanで記者・編集者を歴任。現在はフリーランスとして雑誌、ウェブメディアなどに寄稿。VTuberをはじめ、古今東西のエンターテインメントやビジネスについて取材。関心領域はカルチャー×歴史×ビジネス。
・X:https://twitter.com/dong_po_rou

<章執筆者>
●広田稔

(ひろた みのる;第1章)
パノラプロ代表取締役。アスキー、アスキー・メディアワークス(現KADOKAWA)にて雑誌の編集者、ウェブ媒体の編集記者を経験後、独立。アップルやニコニコ動画、初音ミクなどを専門に取材する中、昨今のVRムーブメントに出会い、取材を始める。その後、専門媒体の必要性を感じて「PANORA」を立ち上げ、VRエバンジェリストとして活動している。
・X:https://twitter.com/kawauso3

●草野虹
(くさの こう;第3章)
福島県いわき市出身。音楽・アニメ・VTuberを中心に、『Real Sound』『SPICE』『KAI-YOU』『Rolling Stone Japan』など様々なメディアに寄稿するライター/インタビュアー/コラムニスト。音楽プレイリストメディア「Pluto」ではプレイリストセレクターとしても活動している。
・X:https://twitter.com/kkkkssssnnnn

●バーチャル美少女ねむ
(ばーちゃるびしょうじょねむ;第4章)
メタバース原住民にしてメタバース文化エバンジェリスト。「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに2017年から美少女アイドルとして活動している自称・世界最古の個人系VTuber。著書に『仮想美少女シンギュラリティ』(2019年、NextPublishing Authors Press)、『メタバース進化論』(2022年、技術評論社)がある。
・X:https://twitter.com/nemchan_nel
・researchmap:https://researchmap.jp/nemchan_nel

●関根麻里恵
(せきね まりえ;第6章)
早稲田大学などで非常勤講師を務める。2020年学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。修士(表象文化学)。専門は表象文化学。著書に『ポスト情報メディア論』(共著、ナカニシヤ出版、2018年)、『ゆさぶるカルチュラル・スタディーズ』(共著、2024年、北樹出版)などがある。
・X:https://twitter.com/mariekr430
・researchmap:https://researchmap.jp/marie_sekine

●リュドミラ・ブレディキナ
(第7章)
サウスイースト工科大学の博士課程在籍。エスノグラフィーの手法を通じて、男性のかわいいとバーチャルなジェンダー表現について研究している。2022年、バ美肉と伝統的な日本の演劇に関する修士論文でジュネーブ大学のジェンダー分野の学術賞「プリ・ジャンル」を受賞。
・X:https://twitter.com/BredikhinaL

●池山草馬
(いけやま そうま;第8章)
1994年生まれ、和歌山県那智勝浦町在住。2022年に大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程を修了(人間科学修士/人類学)。会社員として勤めながら、九州大学大学院人間環境学研究院にテクニカルスタッフ、大阪大学大学院工学研究科に招へい研究員として在籍。主にVRChatを対象として、デジタルな人工物と人間との関係性に着目した人類学的研究を行っている。
・researchmap:https://researchmap.jp/sativus_sataivus
※アバター:©suzuki2n

●篠崎大河
(しのざき たいが;第10章)
慶應義塾大学大学院文学研究科哲学・倫理学専攻後期博士課程在籍。2023年、慶應義塾大学大学院文学研究科哲学・倫理学専攻修士課程修了。修士(哲学)。分析哲学の手法を用いて、意識の形而上学および価値論に取り組むかたわら、現代形而上学を応用したポップカルチャー研究も試みている。
・X:https://twitter.com/taiga_shinozaki
・researchmap:https://researchmap.jp/shinozakitaiga

●富山豊
(とみやま ゆたか;第11章)
千葉工業大学情報変革科学部教育センター准教授。2016年、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻哲学専門分野博士課程修了。博士(文学)。専門はフッサール現象学。著書に『フッサール 志向性の哲学』(青土社、2023年)、『ワードマップ現代現象学 経験から始める哲学入門』(共著、2017年、新曜社)がある。
・researchmap:https://researchmap.jp/YutakaTomiyama

●松本大輝
(まつもと ひろき;第12章)
東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程満期退学。東京女子大学、千葉大学で非常勤講師を務める。哲学・美学に依拠しつつ、視覚的フィクションのあり方や芸術作品の存在論を研究。美学理論をスポーツや現代のポップカルチャーなどの様々な領域へと拡張する可能性も追究している。著書に『フィクションの哲学――詩学的虚構論と複数世界論のキアスム』(共著、2022年、月曜社)がある。
・researchmap:https://researchmap.jp/hirokimatsumoto

●本間裕之
(ほんま ひろゆき;第13章)
東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻哲学専門分野博士後期課程在籍。桜美林大学で非常勤講師を務める。2017年、同大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻哲学専門分野修士課程修了。修士(文学)。13世紀末の後期スコラ哲学におけるヨハネス・ドゥンス・スコトゥスの思想を中心に研究に取り組んでいる。著書に『世界哲学史 4 中世II 個人の覚醒』(共著、2020年、筑摩書房)がある。
・X:https://twitter.com/spt__dormi
・researchmap:https://researchmap.jp/h-homma

<インタビュー対象者>
●大坂武史
(おおさか たけし)
Activ8株式会社 Founder/ CEO 代表取締役。1986年生まれ。大学卒業後、外資系デジタルアートスタジオの日本オフィス立ち上げを経験し、2016年Activ8を創業。同社では、日本発 x テクノロジーで世界中で評価される次世代エンターテインメント企業を目指しxRエンターテインメント事業やバーチャルアーティストの企画プロデュースを行っている。Activ8の代表取締役を現任。

●谷郷元昭
(たにごう もとあき)
カバー株式会社代表取締役社長CEO。慶應義塾大学理工学部を卒業後、イマジニア株式会社で株式会社サンリオと提携したゲームのプロデュースを担当後、テレビ局や出版社と提携した携帯公式サイトを運営する事業を統括。化粧品口コミサイト@cosme運営の株式会社アイスタイルでのEC事業立ち上げ、モバイル広告企業、株式会社インタースパイア(現ユナイテッド)の創業に参画後、株式会社サンゼロミニッツを創業し、日本初のGPS対応スマートフォンアプリ「30min.」を主軸としたO2O事業を展開し、株式会社イードへ売却。
・X:https://x.com/tanigox

●野口圭登
(のぐち けいと)
株式会社Brave group 代表取締役。2011年の在学中に株式会社Vapesを創業。2016年に同社を株式会社ベネッセホールディングスへM&A、その後50社以上のスタートアップへのエンジェル投資、共同創業を経て、2020年に株式会社Brave group代表取締役に就任(現任)。
・X:https://x.com/keito_noguchi

●塗田一帆
(ぬるた いっぽ)
作家。短編小説「鈴波アミを待っています」でジャンプ小説新人賞2020テーマ部門《金賞》受賞。同作は少年ジャンプ+にてコミカライズされ、同時に長編小説としても刊行。Vtuber関連の脚本も手掛けており、にじさんじのバーチャル朗読劇「これがバズったら死んでもいい」、ホロライブの英会話教本「ホロリスニング ホロライブEnglish -Myth- と学ぶ 不思議な世界の英会話!」などを執筆。
・X:https://x.com/nulltypo

<コラム執筆者>
●宇野颯樹

(うの さつき;コラム5)
大阪大学文学部人文学科在籍。大阪大学感傷マゾ研究会代表。

●船富未来
(ふなとみ みく;コラム6)
近畿大学総合社会学部在籍。岡本健ゼミ所属。

●高倉暁大
(たかくら あきひろ;コラム7)
日本図書館協会認定司書。丸善雄松堂 近畿大学ビブリオシアター勤務。

出典:『VTuber学』プレスリリース

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