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天使のような閻魔の担々麺

 ここ最近豚骨ラーメン発祥の地である久留米にて、ラーメン界に新風を起こしているのが「べんげ」グループ。現在久留米に3店舗ありますが、そのどれもがいずれも個性派。

豚そば

 1号店は濃厚豚骨に、九州ではまだ斬新な「和え玉」を3種も導入。一度で何種もの味が楽しめる優れもの。

べんじろう

 2号店は豚骨×二郎系。画像のは更に煮干しも足されています。いずれも私の「昔ながらの久留米豚骨もいいけどこういうのも食べてみたい」というラーメン欲を満たしてくれるお店。

 そして3号店は非豚骨系の中華そばをメインに、ラーメン以外の中華料理を提供するスタイル。昨年暮れにオープンし、そのうち訪問しようと考えていましたが、激辛麺生活に切り替えていたので一旦保留していたところ…

 先月より辛さが選べる担々麺が登場。しかも一番辛い「閻魔大王」はキャロライナリーパー使用。まさかべんげグループも本格的な激辛を始めるとは。一説によるとここ最近は「第四次激辛ブーム」だそうですが、これは本物かもしれませんね。お値段も税込1050円とリーパー使用の担々麺としてはかなりリーズナブルです。

閻魔大王

 整いました。てっぺんに鎮座するはミニトマト…ではなくキャロライナリーパーの実。これまでもリーパー入りの担々麺は何度もいただいてきましたが、実ごと食べるのは今回が初めて。心してかかりましょう。

 石焼鍋に入っているので熱々。熱々だと辛さが一層引き立ちますが、全く辛くない「天使の担々麺」も提供されているためか、ベースとなるスープは甘くてクリーミー。体感的には死神担々麺より辛さ控えめなので問題なく食べ進められます。とはいえ今回も汗びっしょりになったので耐性が無い人には極めて辛いのは間違いありません。

 スープまで飲み干した後は、リーパーの実を一口でぱくり。激辛先駆者の方が言われていた通り、唐辛子が溶け込んだスープほどは辛くなく、独特な苦味がします。唐辛子も野菜ですから苦味があるのはむしろ当然なのですが、ちょっと不思議な気がしますね。

 

 杏仁豆腐はお店からのサービス。辛いものが苦手で以前は意識的に避けていた自分が、いつしかお店から驚かれるほどになっていました。私があまりにも平気な顔で食べていたので、今後更にパワーアップの可能性があるとのこと。食べている時は平気でも、これを書いている最中にちゃんとお腹が痛くなったので戦々恐々ですが、恐怖と快楽もまた表裏一体。楽しみに待つことにしましょう。御馳走様でした!

 

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