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死神と戯れてきた

 最近うちのおタマさんがびりびり中毒になってしまいましたが、かくいう私もびりびり中毒気味。刺激が欲しくてタマりません。

 そんなわけでびりびりを求めて博多まで飛んでまいりました。天下一品とゴーゴーカレーはあくまで余興。どうせ食べるなら人があまり食べないものを進んで食べるのがモットーです。

 今回の激辛麺企画で訪れたのは「陽華楼」。先日の「一鬼」が昨年オーブンなのに対して、こちらは創業45年になる老舗。

殺人担々麺

 黒い看板に赤い文字で「殺人担々麺」。何とも物騒な名前ですが、要は殺人級に辛い担々麺をウリにしているお店。

 ここ数年で激辛業界もインフレの波が押し寄せたことは以前お話した通り。こちらでは殺人の上に死神の名を冠する唐辛子「キャロライナリーパー」が入った死神担々麺。そして最近になって死神の2倍の辛さを誇る「ペッパーX」が入ったX-麺が提供されています。

 リーパーをふんだんに使った「無限」チャレンジの足掛かりも兼ねて今回は死神担々麺に挑みましょう。デカ盛仲間の学祭王氏が余裕で完食されているので、私も今なら何とか行けそうという打算もあります。

ライスは有料ですがお店のお姉様に強く勧められたので追加。辛い担々麺によく合います。

 いかにも辛そうな真っ赤な粉末に注目しがちですが、こちらは見た目ほどは辛くない薬膳スパイス。本丸はレンゲの上。こいつが死神の名を冠するキャロライナリーパー入りの唐辛子ペーストです。

 具材にもやし、ニラ、ネギ以外にマッシュルームが入っているのが特徴的。最初のうちはほとんど辛くないのですが、ペーストをスープに溶かすと一転して激辛に。以前リーパー入りの担々麺を食べた時同様、身体に異物が入ったような感覚を覚え、全身が熱くなっていくのを感じます。

 しかし不思議と麺をすする手は止まらず、激辛にも関わらず痛みどころか気持ちよさすら感じるほど。これが「薬膳」効果なのでしょうか。びりびりを求めて博多まで飛んでいった甲斐がありました!

 そんなこんなであっさり完食完飲。お店の方もスープまで飲み干したことに驚かれてましたが、本当に食べやすかったですね。心なしか疲れも取れて気分も健やかになりました。しかし身体の反応的に相当な激辛なのは間違いなし。お店の注意書にもある通り、身体が弱い方には決してお勧めできません。「健康に良い」と謳われているものは、「それなりに健康な人にとって」健康に良いの意味であることに改めて気づかされた次第。それなりに健康なうちに、これからも色々チャレンジしてまいりましょう。それではまた。

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