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新時代の脱衣麻雀ルールのプロトタイプを作ってみた

 脱衣麻雀をやるなら「東天紅三麻」が望ましいという話をしましたが、東天紅の中でも最高に熱いルールと言えば、華牌に特殊効果のある「四季東天紅」。ここに脱衣要素を加えれば、アドレナリン効率が更に向上すること請け合いです。

 リアルに脱衣麻雀を扱うのは風営法の問題で難しいという話もしましたが、創作物の中で扱うなら昔ながらの「遊郭」。「雀魂」では四貴人の一人で芸妓の東条玄音(現時点では未実装)が置屋「幾度春」を運営しているという設定があります。「東」に「春」。そして東天紅には欠かせない「アリス」も芸者言葉から来ているのですから、「四季東天紅」が遊ばれているに違いありません。きっとそうです(確信)。

 しかしそうなると問題になるのが麻雀ルールの複雑さ。特に東天紅のようなインフレ度の高い三麻は既に麻雀慣れしている人が遊ぶことが前提になっていますが、「麻雀」人口より「脱衣」人口の方が多いのですから、可能なら初めての人でも、経験者がサポートしつつ遊べる作りにしたいものです。

使用牌は通常三麻の108枚に加えて五萬4枚と華8枚の120枚

東天紅は通常三麻の108枚に五萬4枚を加えて112枚、華4枚を加えるなら116枚ですが、三麻なら使用牌は3の倍数が望ましいとみて華8の120枚としました。

王牌は取り切り(ドラ表示牌を使用しないので全部ツモりきる)

東天紅はドラに相当する牌が萬子と五で20枚もあり、1枚1点なので1枚のドラが結果に与える影響が低い。これなら表裏槓ドラは無くてもよさそう。ドラ表示牌が無ければ文字通り最後の一枚までツモれるので、全員の配牌とツモ牌が40枚で等しくなります。

159萬が「萬」(抜きドラ)

五萬は「萬」かつ「五」なので2点。五の二倍は十。つまり「幾度春(一九十春)」。

春夏秋冬(各2枚)が「華」(抜いて効果発動、手牌での使用や打牌は不可)

以前は「春夏秋冬梅竹菊蘭」1枚ずつでしたが、テストプレイの結果「春夏秋冬」による特殊リーチは面白いが、「梅竹菊蘭」の得点倍増効果は計算が煩雑になるばかりだったので「春夏秋冬」2組としました。

萬子は国士無双、三色同刻、清老頭のみ手牌で使用可(手牌で使用した場合は「萬」の点数は無し、打牌は不可)

国士無双のみ使用可とするルールが多いですが、清老頭が実質不可能になることと、五萬を手牌で使うケースが無くなることを配慮しました。

常に東場、南西北家の定座制(常に自風固定)

考案者が四貴人の一人「東条玄音」という設定から考案。親子の点数統一による計算簡略化、場風自風間違いを防ぐ狙いもあります。

持ち点は各家50点、0点以下が出た時点でゲーム終了

以前は100点以上も対局終了としましたが、100点以上あるなら対局者二人を同時に0点以下にする「二枚脱ぎ」が狙えた方が熱いと判断しました。開局の役満ツモで「二枚脱ぎ」となるように、0点未満ではなく以下で終了としました。

1局目は南家、次局以降は直近の和了者から対局開始

通常の東天紅に準じますが、連荘による加点は無し。東天紅は符計算が無いという点では新規でも遊びやすいですが、細かい加点要素が多いと経験者でも見落としが起きやすいため、加点要素は手役と懸賞(ドラ)に絞ることにしました。同様の理由で通常の東天紅で基本的に採用されている「バンバン」「親」「門前」等の加点要素も不採用とします。

ロン和了は基本点×2を放銃者から、ツモ和了は基本点を2人から得る

ロンとツモの点数を合わせたので通常の東天紅より放銃点高めです。

ノーテン罰符、ノーテンリーチの罰則無し 

加点要素を手役と懸賞に絞るためノーテン罰符不採用。それに応じてノーテンリーチの罰則も無しとします。

手役(和了には手役が必要、食い下がり無し)

以前は1飜役を1点、ロン和了を倍付けとしたので役満相当の和了を25点としましたが、テストプレイの結果思った以上に対局終了まで時間がかかることが判明。1飜役は2点、役満も従来通り50点としました。

2点

リーチ (リーチ棒出費無し)

東天紅に限らず昨今の三麻はチップのやりとりが多いですが、加算式の東天紅なら全てチップでやりとりしてしまった方が効率的。ゲームに与える影響も薄いのでリーチ棒出費を無しとしました。

オープン(リーチ以外でもオープン可能、手牌が全て当たり牌にならない限り非リーチからオープンへの当たり牌を切ることは不可、オープン後はリーチの権利を失う)

麻雀慣れしていない打ち手にありがちなのが、役無しやフリテンでの和了宣言。新規参入者の障壁になりがちなルールですが、これらを廃止しつつ、なおかつ経験者に受け入れられやすいルールにするのも難しいものです。

そこで、オープンリーチの代わりに、いつでも手牌を全てオープンすることで役無しを解消できるものとしました。役無しやフリテンでロン和了を宣言して手牌を倒したとしても「オープン」扱いとして、次巡以降条件を満たせばツモ和了限定で和了可能とします。

一発(抜いても消えない、リーチ後一発目に白ツモで和了成立)

リーチ後一発目の白ツモはオールマイティとします。

メンゼンツモ

役牌 

タンヤオ 

平和(全女人、四順子なら非リャンメン待ちでも成立 ただし字牌雀頭の場合は客風でも不成立)

平和の条件を中国麻将に合わせてみました。新規参入者に分かりやすいというのもありますが、リーチのリスクもリターンも大きいルールですから、局面に応じて役有りダマを選択できる頻繁を増やしたいという意図もあります。ただ平和(符の平たい和了)の本来の定義に反するので名前を変えるなら「全女人」。「ラーメンは麺が男でスープは女」ではありませんが、「麻雀は刻子が男で順子は女、字牌は漢字だから男で全女人では使えない」ということにします。

イーペーコー(鳴き有り)

東天紅は鳴きイーペーコーが採用されることが多いです。

ハイテイ

ホーテイ

リンシャン(抜き後でも成立)

チャンカン

細かい加点要素ですが、手役に関しては通常三麻で採用されるものについては全て採用することにしました。

5点

ダブルリーチ(抜き後でも成立)

ホンイツ

本ルールは食い下がり無しですが、元々使用頻度の高いホンイツについてはメンゼンでも他の2飜役同様5点としました。

イッツー

トイトイ(全男子)

平和(全女人)とは対の役なので名前を変えるなら全男子。

サンアンコ

チートイツ

4枚使いがある場合は加点有り。

10点

チンイツ

チャンタ

リャンペーコー

小三喜

東南西北の名を冠する四貴人が考案者という設定から採用。「喜和」「三元」役には風牌、三元牌の得点も含まれているものとします(手役の複合に関するルールに基づけば、「大三元」「大四喜」は必ず複合する役が決まっているので複合しない、他の役は決まってないので複合することになるがややこしいため)。

龍七対(4枚使いチートイツ)

名前の由来は四川血戦から。

25点

ホンロウトウ

三色同刻

小三元

大三喜

鳳七対(8枚使いチートイツ)

龍に並ぶ伝説の生物ということで命名。

50点

地和(抜き後の1巡目ツモアガリ)

人和

国士無双

純チャン

四暗刻

大三元

小四喜

三槓子

字一色

緑一色

十二落抬(裸単騎)

「脱衣麻雀」ならやはり「裸」を採用役にしたいものです。

100点

天和(抜き無しの1巡目ツモアガリ)

本ルールは東家(親)不在の為、天和と地和をこのような形で区別しました。

大四喜

清老頭

九蓮宝燈

四槓子(槓成立時点でアガリ)

鸞七対(12枚使いチートイツ)

鳳に並ぶ伝説の生物ということで命名。

懸賞(和了には別に手役が必要)

1点

2枚目の同種の華牌に価値を持たせるため、バンバン不採用の埋め合わせの為に華でも1点つくことにしました。

鏡(五)

数牌の中央に位置する五は鏡のような牌。筒子や索子が万華鏡を想起させるデザインということもあり、このルールの名前を萬華鏡と名付けることにしました。

四枚使い

槓子、手牌の4枚使い、同じ萬子4枚、華(春夏秋冬)の4枚組。いずれも1組につき1点を追加します。

アリス(リーチアガリのみ、山の後ろからめくり現物1枚につき1点、華がめくれたらオールマイティ)

通常東天紅では祝儀扱いですが得点扱い。ダマ和了でもアリスが適用される場合もありますが、比較的リーチの利点が薄いルールなのでリーチ限定としました。

10点

カラス(萬無し)

東天紅ではお馴染み。点数はルールによってマチマチですが無花果との兼ね合いで低め。

無花果(華無し)

あまり聞き慣れませんが南京地方の麻雀で採用例有り。無花果は禁断の果実の象徴でもあります。脱衣四季東天紅はまさに禁断の麻雀です。

50点

全萬(抜いた時点でアガリ成立)

全華(抜いた時点でアガリ成立)

全鏡(五萬五筒五索が全て揃い手牌を公開してアガリ成立)

完走(アリスを最後までめくって継続、めくる牌が無い場合も成立)

つまりリーチハイテイやリーチホーテイは完走確定。流局間際の捲り合いが熱くなります。

押出(オープンリーチに非リーチから放銃)

手牌が全て当たり牌にならない限り非リーチからオープンへの当たり牌を切ることは不可なので、当たり牌以外があるのにうっかり切ってしまった場合は手牌をオープン状態にしたうえで切り直します。

華牌効果

春 アリスがチューリップ化(現物だけでなく両隣でも成立)

三麻のオプショナルルールとして人気の高いチューリップ。春に咲く花と言えばやはりチューリップです。

夏 リーチ後にリーチ可能な他家にもリーチを強制させる

夏抜き後にリーチした場合、あるいはリーチ後に夏を抜いた場合、直後の手番でリーチ可能な他家を(たとえノーテンでも)強制的にリーチさせます。強制ツモ切りではなく強制リーチなので和了は可能。夏の情熱ということでフィーバーリーチを想定しましたが、7の刻子が必要となると使用機会が限定的。しかし夏を抜いているだけでフィーバーは余りにも強すぎるのでニュアンスだけ拝借しました。

秋 鳴いてもリーチ可能になる

秋単体でも役無しの手から鳴けるうえにアリスがつけられるようになりますが、他の華と組み合わせると更に強力になります。食欲の秋ということで食う(鳴き)繋がりです。

冬 リーチ後の白が常にオールマイティ アリスで白がめくれた場合もオールマイティ扱い

東天紅に欠かせない白ポッチを更に強化。冬と言えば白い雪。空テンの手を冬引きからの白ポッチでアガってしまえば、卓上は猛吹雪になること請け合いです。

 今でも新しい脱衣麻雀ゲームを見受けますが、いずれも旧来の二人対戦に、脱衣麻雀特有のツモ運が良くなるアイテムを添えたものばかり。麻雀愛好家がアイデアを共有し合える環境が整い、今よりずっと素晴らしいコンテンツが生まれるようになる。これこそが私の夢ですので、本noteのアイデアはどうぞ御自由にお使い下さい。

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