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麻雀界でも夢を語れ番外編「脱衣麻雀ルールのプロトタイプを作りたい」

 トレンドに「脱衣麻雀」とあり何事かと思ったのですが、どうやら今季アニメにて脱衣麻雀の描写があったとのこと。齢5歳でゲームコーナーの脱衣麻雀で麻雀デビューした私、この機に脱衣麻雀への思いの丈を語ることにしましょう。

脱衣麻雀(ゲーム)の歴史まとめ

 こちらに詳しいまとめ記事があります。80~90年代にかけてここまで大量の作品がリリースされるということは、それだけ人気が高かったことの証ですが、00年代に入ってからは衰退し、今となってはゲーセンに行っても脱衣麻雀の筐体を探すことが難しくなりました。

 その理由が「麻雀格闘倶楽部」(2002年リリース)を初めとするオンライン麻雀の流行にあることは言うまでもないでしょう。ゲームで麻雀を始め、リアル麻雀の経験がほとんどなく、二次元の美少女をこよなく愛する私でさえ、リアルで遊ばれるような「四人打ち」で、リアルに実在する人物と麻雀を遊ぶ事が出来るという魅力には抗えませんでした。

脱衣麻雀(リアル)の歴史まとめ?

 それならリアル麻雀と脱衣麻雀。一度に両方やれば一層盛り上がるのではないかという話になりますが、リアル麻雀が出来るお店は1万軒以上あるにも関わらず、リアル脱衣麻雀が出来るお店は1軒もありません。その理由は風営法の問題。「麻雀」「脱衣」それぞれ別の「風営法」上の許可を取る必要があります。

 しかも「場代」に上限があるのですから、従業員の接客も最低限のものに留めざるを得ません。よって事実上営業不可能ということになりますが、「脱衣麻雀」の話でこれだけ盛り上がれる土壌がありながら、こうした説明を見受けないというのも面白いもの。日頃から創作に慣れ親しんでいるからこそ、現実と創作の区別がつくようになるということかも知れません。

脱衣麻雀のルール上の問題点

 企画物としての脱衣麻雀(リアル)は見受けますが、気になるのは四人打ちかつ、対局者かあまり麻雀慣れしてないが故の「麻雀」部分のテンポの悪さ。「脱衣」部分こそ、「失点の大小に関わらず1脱衣」という形で比較的スムーズに進みますが、和了点の大小がゲームの結果に影響しないのであれば、「麻雀」としてはつまらないものになってしまいます。

実は世界最古の脱衣麻雀(ゲーム)は三人打ちだった

 再度脱衣麻雀(ゲーム)の話に戻ります。世界的の脱衣麻雀ゲームは、1983年に日本物産からリリースされた「ジャンゴウナイト」。前作「雀豪」に脱衣要素を加えた続編として登場していますが、実は本作は初の脱衣麻雀ゲームとして以外にも、麻雀ゲームとして極めて大きな特徴があります。

しかも二萬から八萬を使わない「リアル」寄りな三人麻雀!

 それは「三人打ち」専用ということ。ゲームの脱衣麻雀と言えば二人打ちが定番。非脱衣の麻雀ゲームとしては四人打ちが主流になってからも、三人打ちの麻雀ゲームはオンライン対戦が主流となる00年代になるまでほとんど日の目を見ませんでしたが、何と今から40年も前に三人打ちの麻雀ゲームが存在したのです。

 麻雀ゲーム初期の時点に既に三人打ちが登場していたにも関わらず、それから20年近く麻雀ゲーム界で日の目を見なかったのは、「脱衣麻雀なら対戦相手との一対一の構図が分かりやすく、対局時間が短いので回転率のよい二人麻雀」「非脱衣麻雀ならリアル麻雀において最も主流なルールに合わせて四人麻雀」のように分かれたために三人麻雀の出る幕が無かったというところでしょうか。

 それから更に20年経った今となっては、四人より三人の方が主流と言っても過言ではないほど勢力図が塗り替わりましたが、もし80年代の時点で脱衣麻雀ゲームも、「ジャンゴウナイト」のような三人打ちが主流になっていれば、麻雀界全体の歴史が変わっていたと言っても過言ではないでしょう。先述の通り脱衣麻雀ゲームの衰退理由は、ゲームでもリアルに近いルールで楽しめるオンライン対戦に取って代わられたからですから、00年代の段階で現在のような三麻ブームが来ていたというだけでなく、脱衣麻雀ゲームも未だに盛況を見せていたかもしれません。脱衣こそないものの、Twitterで警告が入る程度に際どい着衣描写が多々ある「雀魂」の大ヒットを鑑みれば、その可能性は十分に高いと言えそうです。

雀魂は極めて健全なゲーム

脱衣麻雀の統一ルールを作るなら東天紅三麻が望ましい?

 「麻雀」を重視するにせよ、二人ではゲーム性に欠け、四人ではテンポが悪いのですから、今後の脱衣麻雀こそ三人打ちが主流になるべき…という話をいずれしようと思っていたら、三人麻雀競技団体でも取り上げられていて少し驚いたのですが、「失点の大小に関わらず1脱衣」ではやはり麻雀としては面白味に欠けます。「脱衣」に関しても、テンポが遅いのは問題ですが、速すぎるのも趣に欠けるというものです。

 即ち、得点の大小を競いつつ一般的な東南回しの三麻よりテンポが速い。更に言えば麻雀にあまり通じていない人でもスムーズに卓回し出来るルールが望ましいと言えますが、それに当てはまるのが「東天紅」式三麻。文中に冗談めいて書かれた、「服は着てください。靴は履かなくていいです」の言葉から思いついてしまったのですが、「誰かが0点未満になると対局終了」というルールも脱衣との相性が良いと言えます。「0点未満で1脱衣」とすれば、東天紅ならではの面白味はそのままに、対局後の精算という形で脱衣ルールを取り込むことが出来ます!

 後は「東天紅」側のルール整備。既に原案を「一姫現麻」にて取り上げましたが、この機会にルール改正をやりたくなったので、その件については次回以降取り上げることにしましょう。

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