見出し画像

わからないその話


先日「読無の境地」を作った際、とても暑かったのでStarbucksにて貯めていたポイントで冷たいドリンクを購入した。
一気に飲み干すと、ゴミ箱に入れる前から存在感を放っていたプラスチックのカップ。
あ、、と後から罪悪感に駆られ、そういえば今どうなっているのだっけと日本のプラスチックゴミのニュースについて改めて調べてみた。

というのも、先週Twitterにて、「日本はいい技術を持っていて、正しくプラスチックを燃焼させているから、プラスチックゴミの問題はない。それは海外の技術力の問題だ」という類のツイートを目撃したからである。
コメント欄にも擁護するコメントがたくさん並んでいた。

私は基本的に物事を悲観的に見ることから始めてしまう性分なので、プラスチックゴミに対しても日本の今の状況を良いと思っていない。
したがってこの人の意見には同意できず、でも理由もなかったので探ってみることにした。

以下に読んだものと私のコメントを貼り付けておく。

こちらは海洋プラスチックと廃プラスチック(使い捨てプラスチック)政策は分けて考えるべきだと述べられている。(私も混同して考えていた)日本が途上国に輸出している廃プラの処理について管理が及んでいないことが海洋プラスチック問題につながっている。

教科書に載っていたような内容を思い出した。政府の「循環型社会形成推進基本計画」について述べられており、「徹底した管理のもと資源循環を推進するという取り組みを行う方針」があるとのこと。アイデアは理解できるが、具体的な案がまだ見えてきていない感がある。

廃プラスチックの海外輸出を「リサイクル」として捉えている日本の現状について述べている。処理コストを抑えるべく隣国に頼り、その後の行方を知らない或いは知ろうとせず隠しているのは今の日本らしいとも言える。

マレーシアに不法輸入された廃プラについて、該当国はなんと9ヵ国もあった。他国で暮らす人の生活や環境を我々の出した廃プラが壊しているという事実があるのならば、やはり目をつむる問題ではない。

日本で生まれ育つと疑問に思わないことへ鋭くつっこみが入っている。ライターの方は「mymizu」という日本のペットボトル消費の課題について向き合っているプラットフォームを運営されている。我々一人一人の消費行動を変えていくことについての意義を考えさせられた。


また追加で、、
2年ほど前、NHKのクローズアップ現代で日本の廃プラスチック輸出の問題を取り上げていた。
カナダに来てから、ここでも同様の問題があり、テレビ番組が取り上げているビデオをみた。

https://www.cbc.ca/marketplace/episodes/2015-2016/tracking-your-trash-where-does-your-recycling-really-end-up


さて、Twitterで見かけた意見について、確かに一部の廃プラスチックを燃焼させて、エネルギーに変える技術は日本が優れている点ということは言えるかもしれない。
しかし、それは我々の消費する全てのプラスチックに当てはまっていない。一部に過ぎないと言うことを認識する必要があるが、つぶやいていた人や同意していた人はそこまでたどり着くか。

そして私は、私がいくつかの情報を見比べたからといって、本当の真実には到底たどりついていないことを認識する必要があるし、彼らに諭す自身もない。

あと、もう一点気になったことは、これらの記事が全て2019年に書かれたものであること。今年になってからコロナ関連の記事ばかりだからだろうか。今年も問題や取り組みについてアップデートされていって欲しい。コロナともつながりがあるかもしれないし。

もしこれを読んでいる方がいれば大変ありがたく、興味深い。
どんな気持ちでニュースを切り取り、どう思うのだろう。
大変気になります。

長々と失礼しました。
おわり

画像1



サポン!で世の中を変えることは難しそうです。しかしやってみる価値にかけてみたいと思います。