まつけん@経営企画を自動化

某ベンチャー経営企画担当。膨大な情報をスピーディに処理することが求められる経営企画業務…

まつけん@経営企画を自動化

某ベンチャー経営企画担当。膨大な情報をスピーディに処理することが求められる経営企画業務を自動化・省力化する方法をご紹介します。

最近の記事

赤字事業にも役割があるという話。

性格の異なる複数の事業を展開する企業では、事業部同士の相互理解が難しいために、ときに対立を招くことがあります。 「〇〇事業は黒字なのにどうしてリソースを集中させないの?」 「〇〇事業は赤字なのにどうして撤退しないの?」 という話は、そういった相互理解が乏しい状況で起こります。 「選択と集中」という言葉をよく耳にしますが、たしかに、その時々で調子のいい(=黒字である)事業にリソースを集中させれば、短期的には事業成長を見込めるかもしれません。 しかし、いつまでもその「黒字事業

    • 競合企業の状況が丸わかり!有価証券報告書の活用方法

      「競合他社の分析を頼む!」と上司から言われたけれど、どうやって分析すればいいか分からない・・・ 競合企業が複数事業を展開しており、特定の事業どうしで損益を比較したいのに、競合会社の全社PLしか見当たらない・・・ そんなこと、ありませんか? 上場企業を分析する場合、これらの問題は「有価証券報告書」「四半期報告書」を活用すれば解決することができます。この記事では、それらの活用方法についてご紹介します。 そもそも有価証券報告書とは?「有価証券報告書」とは、株式上場している会社

      • 儲かる業界を見分ける30のポイント~ファイブフォース分析の実運用~

        自社事業が将来伸びるかを見定めたい・・・ 上から新規事業を考えろ、と言われたが、どのような業界を狙うのが良いか分からない・・・ 事業の非連続的な成長のためM&Aをしていきたいが、投資先の会社の将来性がよく分からない・・・ そんなこと、ありませんか? 今回は、「その業界が儲かる業界か?」という観点で分析をするために、非常に役に立つフレームワークである「ファイブフォース分析」をご紹介します。 1.ファイブフォース分析とは?ファイブフォース分析は、マイケル・ポーターが提唱した

        • 情報収集を効率化!最新ニュースを自動取得するスプレッドシート作りました

          ビジネスマンにとって、日々の情報収集は欠かせないものです。自分の知識向上のためだけではなく、社内外の人と会話するときに、経済情勢やマーケット動向などの最新情報は話題のネタとして大変役に立つからです。 でも、情報収集したくても、いろんなニュースサイトを別々にチェックするのは非効率だし、Twitterは大量の情報が流れてしまってチェックが漏れてしまう。。Googleアラートも、キーワード別にメールをクリックしないといけないので面倒くさいし、1日ごとだと最新情報がチェックできない

          ¥3,000

        赤字事業にも役割があるという話。

          Googleスプレッドシートで官公庁入札案件を自動取得する方法

          官公庁の入札案件。それは、行政との取引実績を作り、会社の信頼性をアピールしたい中小企業から、大規模な取引の受注を目指す大企業まで、様々な企業にとって魅力的なものです。 しかし、 「官公庁の入札案件の情報って、調べるの大変なんだよなあ…」 「気づいたら入札終わってた…」 そんな担当者の方、おられるのではないでしょうか。 実は、官公庁の入札案件をスプレッドシートに超簡単に自動連携できる方法があります(作業時間1分程度)。 今回は、その方法をご紹介します。 1.そもそも、入

          Googleスプレッドシートで官公庁入札案件を自動取得する方法

          決まらない会議から脱却!意思決定を自動化するツール作りました

          「たくさんデータ分析して、せっかく事業計画案を練ったのに、取締役会で議論がまとまらず、方針が分からないまま、やり直しになった…」 「意思決定の判断基準に一貫性がなく、その場の気分で決まっているので、そもそも基準に沿った提案が難しい…」 そんなこと、ありませんか? データ分析で疲弊している経営企画担当者にとってみれば、手戻りを避けるため、一貫した判断基準に基づいて提案をして、タイミングを逃さず経営陣に意思決定させたいところです。 では、どうすれば、判断基準を明確化して、

          ¥1,000

          決まらない会議から脱却!意思決定を自動化するツール作りました

          新規事業フレームワーク② 事業評価編 ~その投資、適正ですか?~

          「新規事業フレームワーク」の第二弾、今回は、事業評価編です。 新規事業をするにあたって大きな壁となるポイントを ①顧客にどんな価値を提供するか?(ビジネスモデル) ②どうやって案の良し悪しを評価するか?(事業評価) の2点に分類し、①の注意点とフレームワークについて前回の記事でご紹介しました。 【前回の記事はこちら】 https://note.com/nekstam3246/n/nedbac31bb768 今回は、②のポイントについて、注意点とフレームワークについてご紹

          新規事業フレームワーク② 事業評価編 ~その投資、適正ですか?~

          新規事業フレームワーク① 事業領域編~自社の強みは何?~

          コロナ禍で対面販売が難しくなっている昨今、既存事業が苦しくなってきているために何か新規事業をと考えている方もおられるのではないでしょうか。しかし、新規事業をするぞ!となっても、最初に立ちはだかる壁として、特に難しいのは ①顧客にどんな価値を提供するか?(事業領域) ②どうやって案の良し悪しを評価するか?(事業評価) という点ですよね。これが明確でないために、議論が発散し、結局タイムリミットに迫られて、社長の直感でエイヤーで決める・・・なんてことが多いのではないでしょうか。

          新規事業フレームワーク① 事業領域編~自社の強みは何?~

          データベースから数値を自動参照してくれる予実分析表つくりました

          予実分析報告書 ――。それは、自社の業績推移を管理し次へのアクションを策定するために欠かせないもの。しかし、経営企画担当者からすれば、この資料の作成は地味に時間のかかる負担の大きい作業となります。 特に数字面。上司や経営陣から「Qごとに見たら予算対比どうなる?」「通期で見たら?」「2年で見たら?」などの突発的な質問に対してすぐに答えられるよう、すべての資料を作ろうとして、数値確認に相当な時間がかかってしまったりしますよね、、 ということで、そんな手間を少しでも省くため、デ

          ¥2,000

          データベースから数値を自動参照してくれる予実分析表つくりました