努力の"質"という表現に違和感が有る。


ネコジタです。
タイトルが音楽ゲームに対してのブログとは思えない位生真面目なので、タイトルだけ見て来た方に向けて事前に断っておくと、中1の頃から音楽ゲームを沢山やっております。
このブログもそれに準ずる事がかなり多いです。

とは言え、今回は音ゲーに限らずそうなんじゃない? という人生哲学に近い僕の思考を綴っていくので読んで貰えて、なんかしらの参考に少しでもなれば良いナ……とも思ってます。
では、お願いします。

……の前に、前置き。

主に4つに分けて

  1. 努力の量は多ければ多い程良い (前提)

  2. 何故努力の量に見合ってない人が出るのか (疑問)

  3. 知らない内に出来る事が増えている理由 (例題 啓発)

  4. 質が高いという表現に違和感を感じていた理由 (結論)

という風に分けて書いていきます。
これに加えて最初に断っておきたい事が有りまして、この手の話をする際は対義語だったり類語だったりしそうな
『才能』『センス』『環境』
辺りの話題にも行く事になりそうなのですがその手の話は今回一切しません。

理由を学校の科目で例えましょう。
その辺の話が数学IだったりAだったりのなんだかよくわからん科目だとすると、今回は物理とか化学の方面の話をするからです。結局理系かあ……
根本的に科目が違うからやらない。
そういうニュアンスです。

では改めて宜しくお願い致します。

① 努力の量は多ければ多い程良い (前提)


当たり前すぎる話なんですけど時間は不公平ではありますが平等には訪れる物で、それ一個に完結するのなら、時間を多くかけた方が良くなります。

勉強を沢山したら成績は上がるしテストの点も良くなります。
好きな人へ勉強を教える事が可能になります

運動を沢山したら筋肉は付いて体重も落ちて健康へと近付きます。
体育の時間のヒーローにもなりますね

僕は好きなゲームを沢山した結果、実力はしっかりと上がりその界隈の人達と沢山知り合えて(海外の人とも関わりを持てたのには感動しました)努力とか頑張るっていう事への概念を学びました。
……同時に自分が世間知らずだという事も学びました。

ここまで読んでて、人によっては疑問に思ってる事があるかも知れません。

「皆が皆そうじゃなくない? 」

そんな感じのモヤモヤ、違和感。
沢山勉強しても、沢山運動に励んでも、沢山ゲームをしても。

上手くいかない。 困ったなあ……_____

② 何故努力の量に見合ってない人が出るのか (疑問)


皆そんな違和感を胸に抱いたらそれを何とかして発散させたくなってしまいます。
発散させる為に、各々がそれぞれ様々なやり方で答えを見出すでしょう。
才能とかセンスとか、話題が努力というテーマだのに移ろいで行きやすい理由としてはこの、"違和感"コレが原因かも知れません。
前口上で言った通り科目が違うので今回はそこは何も書きません。
ナイーブになりやすい話題だったりもしますよね。
そっちでは無く、しっかりと『努力』を主軸に今回は書いていきます。
アレだね、カギカッコの中に努力という単語が入ってると少年誌感が凄く出てくるね。関係ないか。

閑話休題。
努力の量に見合ってない人が出てくる。
という話に対して1つ前提が有ります。
自分自身も最近まで盲点でしたがニンゲンは本質的に努力が苦手です……。
それでも努力が出来る場合のシチュエーションとしては、上回る熱量だったり、達成した時のメリットをしっかりと認識出来た場合だったりと限定がされます。
共通点として、努力する事に理由が付随され、皆それぞれ目標ゴールを設定してます。
好きこそ物の上手なれ。
この言葉はある意味で例外を表していると言っても過言じゃないと。

成績を上げたい、テストで良い点を取りたい
だから勉強をする。
体育でヒーローになりたい
だから運動する。
上手くなりたい、趣味友を増やしたい
だから音ゲーをする。
友達と遊びたい、もっと仲良くなりたい
だから遊ぶ。

今上げた例は全て目標が事前に決まってます。
結果論であれば上手くいったー! と言う人はそこでまた次の目標だったり、じゃあ別の事を次はやろうと考えたりするんでしょうが、時間への投資に対して上手くいかなかった人はその目標に対し、主観が混じる以上は本当の意味でギリギリかどうかすらも当人には分からないまま、ただ"届いていない"という事だけが浮き彫りになります。
多かれ少なかれ自信を無くしてしまうんじゃないでしょうか。
ひとしきり感傷へと浸り一区切りを打った後冷静に考えた時にこんな感じで考えた事はありませんか?

周りは上手くいっている、自分だけだ。
しかし相手の方が努力していた、認めよう。
何故自分が出来なかったのかを考えよう。
何故周りは上手くいったのか、考えたくないな。
嗚呼、でもあれだな。あれだよな。
努力の量は負けてないと思うけど、効率化。
努力の"質"が違ったんだろうなあ……。

ネコジタ史『過去の自分の脳内』より一部抜粋

ここに思考の落とし穴が潜んでいました。

③ 知らない内に出来る事が増えている理由 (例題 啓発)


世の中には0か100で割り切れる物とそうでもない物とで分かれております。
この内0 or 100という考え方は二極化思考だなんて言われているっぽいですね。
"そうでない方"については対義語っぽい物を未だに発見していないのですが、この記事では便宜上自分の造語である階段式思考とでも名付けておきます。
速い話が

二極化思考= 0 or 100
階段式思考= 0 ←→ 100

という事ですね。
上記で書いた罠というのはこの内の二極化思考の方で考えてしまいがちな所にあります。
目標を設定しているんだからそれに向けての努力をする事は極自然ですから。
だからこそ目標に対して達成と未達成の2つで考えてしまいがちである事もまた、更なる自然。
極自然になってしまいます。

しかし実際本当になんの進捗も無いんでしょうか? 体育の時間を頑張ったけどヒーローにはなれなかった、でも体育の成績で初めて◎がついた。
誕生日までに剛力羅になる事は出来なかった、でも金枠魔騎士まではなんとかなれた。
階段式思考は「0から100の中で100じゃないならこの辺り。」という部分にまで視野を広げる事が可能です。
二極化思考は諸刃の剣だと感じます、それも自分の持ち手には遅効性の毒が塗ってあるイメージです。
その人の性格によってまちまちだとは思いますが、短期的な集中を作り瞬間的な密度を高める事によって長く無い期間であれば普段以上のパフォーマンスは発揮出来るでしょうが、その思考がスタンダードになってしまえば、一度のミスも許されないハードモードの人生が始まります。
しかし、現実はロールプレイングなゲームR P Gではありません。
自分から縛りを設けて難易度を高くする事はその人が人生を賭けて成し遂げたいと思った時位で良いんですよ。
そもそも身体は正直なので、メンタル面での無理という物は必ず響いて行き続かなくなっていくでしょう。
そんな思考の部分に対しては他人どころか仲の良い人でさえも余程の信頼関係が無い限り迂闊に踏み込めない領域ですから、本音がどうであれ訂正は難しい物が有ります。
出来なかった際の自分に対し、自責の念に駆られる。
こんな経験思いをする意味は人生として必要無い。
……とまでは断定しません(それこそ出来ません)が
努力した自分を1番褒めてやれるのは自分だけです……適度には自分を褒める習慣を付けましょう。
急には難しいかもしれません。
そういう時は目的を作ってからここまでの進捗を振り返って出来る様になっている事を何か思い出してみましょう。
発見があれば進捗は有った、進んでいるという見方をしていくのが良いかと思われます。

100に対して今60ぐらいか〜
結構頑張ってるなー自分

とか

進捗としては40もいっていないが、別の分野の事柄がなんか出来るようになっているなあ
間接的だけど実りはあったな

みたいな感じです。

そういう感覚が物事の主観的物差しになるだけで100までの道のりが同じ距離でもランナーズハイになりやすいのではないでしょうか?

④ 質が高いという表現に違和感を感じていた理由 (結論)


ここまで書いた上でようやくタイトルにも書いてある事へと触れます。

と、言っても結論だけ書いても僕が言いたかったであろう事は伝わる様に③までで仕立て上げました。

結論

基本的には努力という物には量や方向性は明確に有る
だがその量や方向性を誤っていないなら質なんて物は存在し得ない

コレです。
本題へと入る前の③までは④のコレをしっかりと届けるにあたり必要な前提情報だったからです。
例外という訳では無いですが、生物学的に、老化による心体的衰えを加味した場合はやはり相対的な若年層と比べても同等の努力では敵わない部分は出てきます。
しかし自己との比例対象が同い年で心身の健康状態が均一に近い。
という所まで仮定をした場合ならやはり結論は揺るがなかったです。

とどのつまり、努力の質が高いという表現は言葉のあやでしかないという考え方です。
いかがでしたか? (ぜんぶだいなし)

最後に

今回は音ゲーを10年やり続けてる間に得た持論を基に細かい所までしっかりと言語化してみました。
冒頭で触れた通りテーマ的には人生の中で音ゲーとか関係無い部分でかなりの人間が考えた事がありそうなスケールとなったので、音ゲーマーにしか伝わらない様な文章は極力、意図的に省いています。
それだけにやはり普段ブログで書いている事柄と比べても異彩を放ってますが個人的には自分の中での持論の筋道はしっかりと書けている様に感じますので(構想を考えてから執筆までで1ヶ月位かかった)読んで頂けた皆様の中で役に立ちそうな部分だけでも取り入れて貰えたらこの上ない喜びです。
また、恐縮なのですがツイッター等で誤字脱字の報告、何か疑問に思った点がもしございましたら対応致しますのでリプライ、DMの方を送って頂けたら対応致します。(小泉構文)
ついったーのID→@NEKZTA__22

それでは、読んで頂きありがとうございました。

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