Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(18)
18:かぐら、玉響に涙す
また、長谷に来てしまった。
星月の井とはインターネットによると
極楽寺切通ののぼり口に虚空蔵堂(こくうぞうどう)が一段と高いところあり、そのお堂の手前の道の脇に井戸がある。この井戸が「星月夜の井」(ほしずきよるのい)または「星の井」あるいは「星月の井」とも云われている鎌倉十井の一つである。星月夜の井 新編鎌倉志に次のように述べています。
「昔はこの井戸の中に、昼でも星の影が見えたのでこの名が付けられた。 ある日、近所の人が誤って包丁を井戸の中に