【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(21)
21:かぐら、玉響に涙す
“死者と話すことができないか?”
自分の言葉に小舞千さんは力強く頷いてくれた。
全部話すとは限らないが、重要な手がかりはきっと話してくれるはずだ。と。
何かが抜け落ちている。
彼らにとって重要な何かが。
そのキーワードが回収できなければ、
あるいは、何かキーになる行動を起こさなければ、
次のストーリーに進めない。
RPGならば・・・ゲームならそうだ。
それがなければ先に進めない。
不自然な点を探す。
正に、RPGの基礎だ。
小舞千さんは