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『SUNABACO BootCamp in 八代』参戦記 〜人生が変わる空間〜 【中編】

この記事は猫山が2023年6月にSUNABACO八代でセミナーをした時の旅行記【中編】です。前編はこちらです↓



2023年6月3日
《2日目 博多〜熊本県八代市》

なんの問題もなく目が覚める。ホテルの空調は快適であった。

窓の外を見る。博多は快晴。今日は熊本県も晴れるそうだ。素晴らしい1日になりそうな予感がする。


宿泊したホテルは朝食ありプランを選択した。というか、朝食が売りだというからこのホテルにしたのだ。その名も「The BREAKFAST HOTEL福岡天神」。これで朝食がショボかったら嘘である。

朝食会場は狭いため、時間制となっていた。身支度をして降りてみると、色とりどりの料理がならんでいる。どれもこれも「ふた手間以上かけてます」といった風貌である。これは期待できる。

とはいえ、旅先で朝からガッツリ食えるかというと、そうではない。今の時点ですでにセミナーに向けて身体がアップを始めており、胃袋がバッチコイ状態になっていない。

またしても当初の思惑とズレている。チグハグな旅行させたら僕の右に出る者はいないのではないか。

とはいえ、料理は美味しそうだ。それなりにピックアップしてみる。

カレーっぽいのはビーフシチュー

なんとこれだけしか食べなかった。いま見返してみてもどうかしている。バカなんじゃないのか。もっと食え。

とはいえ、味はとても良かった。一つ一つが美味しい。宿泊代金もお値打ちであり、後悔はないホテルだと思う。


身支度を済ませる。今日はSUNABACO八代でのイベント当日であるから、戦闘服を着なければならない。栄光のスタッフTシャツを着用する。僕は同社の相談役だからコスプレとはならない。中の人である。

SUNABACOTシャツで気合いが入る

外は快晴。抜けるような空である。台風が嘘のような晴天が広がっている。

博多はピーカン

さっそく博多駅に向かう。新幹線で新八代駅まで行かなければならない。

天神から博多までの七隈線の深さにびっくりする。マジで深い。どうやら新しい路線とのこと。となれば深くなるのもやむなしかもしれない。にしても深すぎやろ。

博多駅に到着しチケットを購入。改札を通ってポケットにチケットを突っ込む。

思えば、九州新幹線に乗るのは初めてである。鉄道オタクではないが、なんだか心が弾む。

つばめ?がかわいい

写真を撮り忘れたのだが、中もかなり綺麗だった。東海道新幹線より綺麗。乗り心地もいいね。隣に座っていた女性が途中で車掌さんに話しかけて移動して行った。僕は何かしたのだろうか?

そんなこんなで1時間半ほどで新八代駅に到着する。ここも初めての場所。

「色々あったけど、ついに来たぞ!!待たせたな八代!!!」

と、心で叫びながら意気揚々と改札へ向かう。



乗車券がない。


ポケットも財布もリュックも何もかも探すが、ない。マジでない。

僕は乗車券をなくした経験はほとんどない。こんなことは珍しい。なので、この事態をうまく受け入れられない。

博多駅で改札を通った時、ポケットに入れたはずだ。それ以外入れるところはない。リュックは新幹線に乗るまで一度も下ろさなかったのだから、入れるはずがない。

となれば、ポケットに入れた時に落とした? または歩いている時にポロリ? どちらにしろもう遅い。探している最中に派手なTシャツを着た男性がチラ見えしたのが気になったがそんな場合ではない。

改札で駅員さんに事情を説明する。

猫山「……というわけで、いささかぴえん🥺なのです」

駅員「買い直しになります」

ぴえん超えてぱおんである。だがルールはルール。遵守するしかない。僕だけが悪い。駅員さんは親切に対応してくれた。面倒な客でマジで申し訳ない。

昨日の飛行機の欠航といい、一体どうなっているのか。もうすでに呪われた旅になっている。だんだんこの先も不安になってくる。

無事に家まで帰れるんかいな? いやいやそれよりイベントで失敗したりして? 思考がどんどん闇堕ちしていく。


僕が発券を待つ間、改札の向こうをみると見たことのある人影が。SUNABACOフリークのはまちさんがこっちをみている。

はまちは前回のSUNABACO江別、その前のSUNABACO高松のイベントにも参加した猛者である。江別では深夜まで一緒に飲んだ。

改札を通らない僕を、遠くからはまちは不思議そうにみている。だんだん恥ずかしくなってくる。40半ばのオッサンが乗車券をなくしてボケッと立っているのだ。できれば見られたくない姿である。はまちはまだ見ている。

発券が終わり、やっと改札を通過する。わずか1メートルほどの距離が某半島の国境のようであった。駅員さん、マジで面倒かけてすいませんでした。

やっとではまちに合流する。すると、猫山課長Tシャツを着た矢野さんも待っていた。さっき目に入ったおかしなTシャツ男は矢野さんだった。

ヤバいTシャツの矢野さんと握手

矢野さんはTwitterで交流させていただいており、今回も参加されるとのことでお会いするのが楽しみだった。また、猫山Tシャツを購入したとのtweetを見ており、正直申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

なんせ思いつきて試しに作ったTシャツである。SUNABACOのいぐおさん以外が買うなんて思っていなかった。まさか買う人が現れるとは。

お話ししていると、やつしろサニーサイドファームの農家の嫁とこ茜ちゃんが登場する。はまちの洋服を買いに行くとのことだった。例のキッチンカーで来ているとのことで見せてもらった。現物を見れて感激である。

急に撮影会が始まる

矢野さんはレンタカーでSUNABACO八代まで行くという。一緒に行きませんか?とありがたいお誘いを受ける。厚かましくも甘えることにする。本当に助かってしまう。悪い事ばかりではない。

道中、矢野さんと楽しくお話しをさせていただく。天気は最高。気候も悪くない。飛行機の欠航や乗車券ロストを忘れるくらい気持ちが晴れていく。

+++++++

矢野さんはチェックインがあるとのことで、ホテルで一旦別れることとなった。ここからは徒歩でSUNABACO八代へ向かう。

SUNABACO八代へ近づいていく。1年ぶりの再訪。

(ああ、ここから始まったんだよな。始まったというか、ターニングポイントだ)

そんなことを考えながら歩く。

この1年で自分を取り巻く世界はずいぶん変わってしまった。

接する人たち、価値観、視座、仕事、担い。多くのものが変わった。

僕の半径5メートルは間違いなく変わった。

その最初のきっかけが、SUNABACO八代。まさに、約束の場所だ。

そこに、帰ってきた。

感慨深くないわけがない。

さまざまな想いに耽りながらアーケードを進む

そして、ついにSUNABACO八代に到着。遠巻きに見ていると誰かいる。いぐおさんである。いつ見ても変わらないいぐお。安定のいぐお。いぐおはいぐおである。

いぐおをフレームインして隠し撮り

やっと中に入る。SUNABACOスタッフのみんなが迎えてくれる。とても、とても嬉しくなる。

カンパネルラさんあきさんタケキさんと再会の挨拶をする。みな変わらず元気そうで嬉しい。

ああ、僕は帰ってきたのだ。実家のような安心感に包まれる。



今回のイベントの出番は14時。到着したのは11時。早くきたのには理由がある。SUNABACOでイベント用のスライドの最終確認するためもあるが、お昼がわりに近隣のスノーマンでケーキをたらふく食べるためだ。

スノーマンさんのお菓子の美味しさはすでに知っている。昨年来た時にいただいたからだ。

しかし、その後多くの人がTwitterで美味しそうなケーキをアップし続けていた。それを見る度に悔しい思いをしていたのだ。今日はある意味リベンジである。

早速スノーマンさんにダイブする。パパさんとママさんに再会のご挨拶をさせていただく。ありがたいことに覚えていてくださって素敵な笑顔をいただいた。こっちまで嬉しくなってくる。てか、再会できて嬉しすぎる。

遠慮なくケーキを3つお願いする。普段だったらこんなに食べないが、次はいつになるかわからない。リミッター解除で食べる覚悟である。

隠れているのはシュークリーム

2Fの喫茶スペースでいただく。憧れの初スノーマン貴族。ついにやってやった。感無量である。

美味しくいただいて1Fに降り、家族へのお土産として焼き菓子を買わせていただく。

そして、お会計の際に、お土産をいただいた。なんとアーニャのフィギュアである。

めっっっちゃかわいくない?

なんでも、僕の「スノーマンに行く!」とのtweetをみて、プレゼントするためにクレーンゲームでゲットしたとのこと。マジか。ありえないご厚意。ちょっと言葉にならない感動である。お礼の言葉がうまく出てこなかったと思う。泣くかと思った。


+++++++

SUNABACO八代へ戻り、スライドの最終チェックを行う。うん、大丈夫。

今回のスライドは60枚ほどだが、作成はほぼ1日で完了した。作るのは簡単だが、構想に時間がかかる。頭のなかであーでもないこうでもないと考える時間が長い。ある程度固まったら、一気に作成する。

作成は一気にやったほうがいい。そのほうが「流れ」が出てくる。

時間が限られる中で少しでも多く受け入れてもらうには、詰まったりしていてはダメだ。滑らかに進行しつつ、所々で刺す。そのためには全体が円滑な流れの中になければならない。



イベントの準備が進む。あきさんが進行してくれるみたいけど「緊張しています」と言う。

SUNABACO天草をリーダーとして運営し、1年前から大きく成長したあきさんが緊張している。

申し訳ないけど、僕はぜんぜん緊張していなかった。

なぜなら、あきさん、そしてSUNABACOのみんながいるから。

彼らのフォローの中で仕事ができる。

それがどれだけの安心感をもたらすかを、彼ら自身は知らないのかもしれない。

僕がどれだけそれが好きかを、彼らは知らないのかもしれない。

僕はセミナーをするのが好きなんじゃない。みんなと仕事をするのが、好きになってしまったんだ。

SUNABACOの目指す世界を実現しようと日々必死に努力する君たちと、同じ空間で仕事ができることがどれだけ僕を賦活するのか、知らないと思う。

君たちがセッティングを始めると、僕はワクワクするんだ。

緊張も恐怖も何もない。君たちの姿を見ているだけで、僕はどんどん無敵になっていく。

1年前より、今のほうがずっと君らのことが好きだ。もっと、協力したいと願って止まないんだ。

まだ始まってないけど、本当にありがとな。

あとは、俺に任せろ。


いよいよ、イベントが始まる。



《後編へ続く》↓





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