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自認弱者を駆逐する、就職氷河期世代

自民党総裁戦で、解雇規制の緩和が話題となりました。

口火を切ったのは小泉進次郎氏でしたが、あまりの反感から釈明に追われる一幕があったようです。


現在の労働基準法は被雇用者を簡単には解雇できなくなっています。

それに加えて、社会保険料の負担が大きいことから、正社員としての雇用を尻込みする会社が多くありました。

しけし、現在は国家レベルの人不足状態であり、どんどん受け入れたいという経営者を多く見かけるようになりました。

とはいえ、人件費は固定費であり、経営上の大きなコストですので、使えない穀潰し社員はいつでも悩みの種でしょう。なので採用には慎重な判断が求められます。


一方で、「もの言う社員」が増えてきたようにも感じます。

自分都合の主張を堂々と行い、付与された権利を疑うことなく行使する。そうやって、我が意思達成を勝ち取っていく。

われわれ就職氷河期世代から見ると、信じられないほど強気な行為であり、なんだか羨ましくなってくるほどです。

ですが、もうそろそろ限界に近づいているんじゃないかと思います。


もの言う社員は、勝手に生まれたわけではありません。そこには、理に適った要素と流れがありました。

通底するものは、「自認弱者」です。


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私は就職氷河期世代です。

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