『SUNABACO今治』開所記念にサプライズ訪問したら返り討ちにあった件 【後編】
2023年6月17日
《1日目 愛媛県今治市》
今治市長が帰られた後、なかまこさんとカリンさんは松山空港に向かうという。明日のSUNABACO今治のオープニングで講演する畠山大有さんを迎えにいくためだ。
畠山さんは日本マイクロソフトに勤務されており、なかまこさん曰く「最上位の技術者」とのことである。門外漢すぎてなんだかよくわからないがトンデモない方であるのは間違いなさそうだ。
また、同じくイベントで登壇される株式会社Extra Boldの代表取締役である原雄司さんも本日今治に到着されるとのこと。
原さんは以前八代でセミナーに登壇され、3Dプリンタ(ご本人はこの名称はお嫌いみたい)、および取り巻く業界や環境について大変興味深い講演をされていた。これは本当に面白かった。お会いするのは初めてである。
なかまこさん達が戻られてから夕食らしい。ありがたいことに僕もお誘いいただいたので参加させていただく。サプライズで来た予定外の人物のくせにメシまでたかろうとしている。我ながら厚かましい客である。
夕飯まで相当時間がある。ので、行きたかった温浴施設「喜助の湯」へ行くことにする。
喜助の湯へは、あだち先生とご一緒させていただくことになった。
あだち先生は脱サラ後、アフェリエイト等のビジネスを展開し、現在は個人指導を行なっているまさに先生である。
今治での多くの時間をあだち先生と過ごさせていただくことができたのは本当に幸運だった。お値段は知らないが、おそらくは安くない料金で個人指導を行なっておられるはずだ。そんな方のこれまでのお話と、現在のお話をリラックスした状態で聴くことができた。
そこには多くのヒントがあった。特に現在に至るまでのあだち先生の道程については、多くの人に刺さるものがあるだろう。
自分の不甲斐なさからくる苦境。苦境を脱する決意と覚悟。学習とマインドセットの変革。何より、具体的かつ狂気じみたアクション。お話全てが、社畜である僕に刺さりまくる。
価格にすればおそらく10万以上だと思う。あだち先生を独占した時間からすればもっとかもしれない。なんせ具体的なアドバイスまでいただいたのだから。本当にありがたい。
そして、今回のイベントにも、ハマチが来ていた。しかし、今回は参加者ではない。広報担当者としての参加である。
SUNABACOフリークのトップを取る勢いで参加している実績と、その人柄で、なかまこさんから今回のオープニングイベントの広報担当者としてご指名を受けたのである。すごい。
なので、ハマチはずっと写真を撮り、Twitterにアップを繰り返していた。
かなりの本数をアップしており、内容も興味を引くよう意識していてなかなか良いなと思っていたら、いぐおからキツめのツッコミがハマチに入る。
いつもはハマチは参加者でお客様だが、今回はスタッフ、というよりは外注先という方が正しい。となれば発注者がエライ。いぐおはそのポジションでツッコんできている。
確かアメリカの大学の実験で、人は与えられた立場に染まりやすいとの話を読んだことがあるが、そのまんまである。
とはいえ、結果にこだわるのがSUNABACOである。いぐおの姿勢はそれに則したものだ。これまでにない厳しさを見た気がしたが、それはプロとしてのこだわりなのだ。頼もしい男である。ハマチはキレてたけどな。
そんなこんなで喜助の湯に到着する。結構大きな施設で驚く。
ここの売りはなんと言ってもサウナらしい。なんでも全国でもトップクラスのよう。
僕は正直サウナが嫌いだったが、先日SUNABACO八代でテントサウナを経験したら存外気持ちよく、俄然興味が湧いたので楽しみにしていたのだ。
湯船もそこそこにサウナへGO。
入る。暑ゥい。無理。出る。何しにきたん?
我慢してリトライ。暑い。じわじわくる。あ、でもいいかも?
と、思い始めた矢先、目に違和感が。どうもソフトコンタクトが熱で変形し始めてるようだ。
目を瞑っても無駄でどうしようもない。ここでコンタクトをオシャカにするわけにはいかず、サウナは途中で断念する。
でも、気持ちよかった。これは今後も入りたいと思う。次からはコンタクト外してメガネで行くと誓う。
浴室から服を着て出ると、向こうから見覚えのある人が向かってくる。なんとまっちゃんさんである!
まっちゃんさんはもう3年くらいTwitter上で交流させていただいている古き友である。SUNABACO高松のイベントで初めてお会いして、今回は2回目となる。どうやらTwitterで僕が喜助の湯に来ていることを知り突撃したとのこと。マジでびっくりした。そして嬉しい。
あだち先生も合流して、しばし歓談。良き時間であった。ぜひまたお会いしたい。
夕食会場は近くの中華料理店「長安」さん。全員集合し乾杯となる。
畠山さんと原さんあだち先生、そしてなかまこさんカリンさん、ハマチ。なんだかもう凄いメンツすぎて訳がわからない(お一人は非公開)。なぜ僕がここにいるのかもよくわからない(勝手に来たくせに)。
でも、お話はとても刺激的で学びに満ちたものだった。ていうか、これだけの方々のお話をダイレクトに近距離で聴けるなんて信じられない幸運である。
それもこれも、なかまこさんとカリンさんに僕を見出していただき、SUNABACOの皆さんに引き立てていただいたからなのだ。
もちろん僕は努力した。けど、それだけではどこへも行けない。努力と成果を認めて、機会を与えてくれる人が必要なのだ。
機会を与えてもらうのは、当たり前じゃない。機会を与える側は、コストをかけている。身銭を切って機会を提供してくれているのだ。
機会をいただく側に必要なのは、相手が身銭を切っていることに対する想像力だ。
だから僕は、SUNABACOに対して全力で協力する。恩は返さなければならない。そして、報恩に値するだけの価値を提供すべく、精進しなければならない。報恩は自己満足では話にならない。
会食が終わり、ホテルに帰った時には頭がショートしていた。
すごい人たちからすごい話を聴く。それを少しでも血肉にしようと貪欲になってしまった。それが1日続いたのだから疲れて当然だ。
シャワーも浴びずそのまま寝てしまう。
ぜんぜん予想もしていなかった、学びを浴びまくった1日。
そして、翌日は逆サプライズを食らうことになる。
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2023年6月18日
《2日目 愛媛県今治市〜帰宅》
僕は、SUNABACO今治のオープニングイベントに参加しない。ってか、ひと目も見ずに帰る。
は? 何しにきたの?
という声が聞こえてきそうだが、次の日は月曜日で出勤である。帰らなければならない。となると、昼前には今治を立たなければならないのだ。社畜の悲しいところである。
イベントに参加できないことは覚悟して来ている。それでも来たかった。この気持ちは抑えられなかった。だから後悔はない。
そんな中、なかまこさんから驚きの提案を受ける。
マジか。マジなんか。 え? どうしよう? え? やだー。
と、若干混乱したがご同行させていただくことにした。
僕がネットの中でポジションを取り、人生の自由度を上げようと決意したきっかけは田端さんだ。同年代の会社員の一つの解である田端信太郎は、僕にとって完璧で究極のアイドルだ。
松山空港から今治までの1時間、田端さんと話せるなんて夢のようだ。以前、SUNABACO天草のセミナーでご一緒させていただいて、また話せるなんて。
これはもちろん、なかまこさんから僕へのご配慮である。僕がサプライズで来たことへの返礼なのだ。どこまでも厚いお心遣いをされる。真似できない。本当に。ただただ感謝である。
松山空港へ出発する。行きの車内でなかまこさん、カリンさん、僕でずっと喋りまくる。これが本当に楽しい。1時間なんてあっという間だ。
松山空港に着く。もちろん始めて来た。
松山空港と言えば、「蛇口からみかんジュース」である。やらないわけにはいかない。
空港が全体的にオレンジに染まっている。みかん推しがすごい。でもここまでやってくれた方が旅行者は嬉しい。中途半端が一番いけない。ミーハーのニーズに応える。基本である。
家族へのお土産を物色する。今治に来たのだからタオル系がよかろう。妻への品をカリンさんからアドバイスを受けながら選ぶ。ド真剣に選ぶ。なんとか決め切る。一苦労なのである。カリンさんありがとうございました。(お陰様で好評でした!)
お土産購入から戻ると、なかまこさんが現金を下ろしてきた。ゲンナマを握っている。結構な厚みがある。重ねて折れない厚みである。
まさか、それを短パンのポケットに入れるんじゃないだろうな? と思ってハラハラしていたら、サコッシュに入れた。安心である。
伝説の札束ポケットを見て見たい気もしたが、バンカーである僕の目の前でやられたら気か狂ってしまうかもしれない。ずっとハラハラしなくてはならない。現金その場限りなのである。
しばし、なかまこさんとお話しする。靴の話とかその他もろもろ。そんな、なんてことない話が嬉しい。これもまた贅沢な時間である。
いよいよ、田端さんが到着する。そしてご挨拶。覚えていてくださったみたいで嬉しい。
車で今治へ向かう。4人で楽しくお話しする。マジで贅沢な話である。現実味が感じられない。田端さんもなんかノリノリで話している。またしても1時間はあっという間であった。
今治に到着する。すぐに駅に向かわなければならない。
カリンさんとお別れの挨拶をさせていただく。なかまこさんは田端さんをホテルへ送っていかれた。
カリンさんからお礼を言われる。いやいや、お礼を言いたいのはこっちです。
気楽な気持ちでふらっと来て見たら、とんでもない方々と接する機会をいただいた。途轍もない経験である。感謝してもしきれない。
そして、SUNABACO今治の誕生に立ち会えたこと。それは急にお伺いしても気持ちよく受け入れていただいたからこそだ。本当に本当にありがたい。
SUNABACOにもっと貢献したい。このコミュニティは、きっと多くの人の人生を拓き、そして地域を賦活する。そのお手伝いができるなんて、本当に素晴らしいことだ。
本当に来てよかった。思い切って来てよかった。イベントには参加できなかったけど、濃密すぎる学びの機会を得た。信じられないほどに。
帰郷する道中で、SUNABACO今治のオープニングイベントをTwitterでフォローしていく。みんな大満足と言った様子のtweetばかりだ。あの登壇者で、面白くない訳がない。僕はみなさんとお話しさせていただいたから、それがよくわかる。
僕も、今後SUNABACOでセミナーをさせてもらえるなら、もっと研鑽しないといけないなと身が引き締まった。結果を出す。それを意識しないと。
てなことを車内で思っていたら
なかまこさんが僕のセミナー決めてた。社風である。
全くもって、素晴らしい社風。
そして、そんな風が吹く場所が、今治市に誕生した。
あなたも、人生を変える場所に来てみませんか?
大丈夫、面白いから。
《終》
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