#25 「悪魔の見えざる手」から、あなたは逃れられますか?
まったくもって不快。
そう形容せざるを得ない今年の夏です。
もともと暑さに強い人間ではありません。
大学は関東でしたが、夏の暑さにほとほと嫌気がさし
と、不都合な真実に気がついてしまい、さっさと地元に戻って就職しました。
とは言え、地球温暖化の影響か、我が田舎も快適ではなくなってしまい、避暑地としての看板に偽りありの状態になっています。
朝目が覚めると、不快な湿度を感じます。
その中で朝食を食べ、シャワーを浴び、身支度を整えていくわけですが、その時点でインナーが肌に張り付きます。
額から汗が溢れ、セットしたばかりの髪が乱れていく。
清涼感など1ミリもないスラックスに、足を通す。
通気性という概念が存在しない、革靴を履く。
疲れの取れていない体は、本能とともに強烈になメッセージを送信してくる。
もっともなご意見です。
もう、そろそろやめてくれないか
ああ、もういい。聞きたくない。
こんなに不快で不本意な日々を、どうして過ごさなければならないのだろう。
そんなことは、考えるまでもありません。
人質がいるからです。
+++++++
会社員には多くの制限がありますが、幸福度を下げる要因は以下の二つが大きいでしょう。
ここから先は
4,232字
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?