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#25 「悪魔の見えざる手」から、あなたは逃れられますか?

まったくもって不快。

そう形容せざるを得ない今年の夏です。


もともと暑さに強い人間ではありません。

大学は関東でしたが、夏の暑さにほとほと嫌気がさし

「こんな不快な世界で、しかも満員電車に乗って会社に通勤しなければならないのか……。しかも、40年も??」

と、不都合な真実に気がついてしまい、さっさと地元に戻って就職しました。

とは言え、地球温暖化の影響か、我が田舎も快適ではなくなってしまい、避暑地としての看板に偽りありの状態になっています。


朝目が覚めると、不快な湿度を感じます。

その中で朝食を食べ、シャワーを浴び、身支度を整えていくわけですが、その時点でインナーが肌に張り付きます。

額から汗が溢れ、セットしたばかりの髪が乱れていく。

清涼感など1ミリもないスラックスに、足を通す。

通気性という概念が存在しない、革靴を履く。

疲れの取れていない体は、本能とともに強烈になメッセージを送信してくる。

「こんな不快な日に、こんな早い時間に、こんな不快な格好をして通勤するお前が、いい仕事なんてできるのかね?」

もっともなご意見です。

「なぜ仕事に行くくらいで、こんなに不快かつ不幸な気持ちにならないといけないのだ?」

もう、そろそろやめてくれないか

「お前はなぜ、人生の幸福度を下げることを選択的に行なっているのだ?」

ああ、もういい。聞きたくない。


こんなに不快で不本意な日々を、どうして過ごさなければならないのだろう。

そんなことは、考えるまでもありません。

人質がいるからです。


+++++++

会社員には多くの制限がありますが、幸福度を下げる要因は以下の二つが大きいでしょう。

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■どんなメンバーシップか ド田舎の金融機関に勤める平凡なサラリーマンでありながら ・会社の経営者 ・…

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