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髪を切る

「ママ髪切って。」末っ子の髪が伸びてきました。確か美容室等は営業しているはずですが、まだ小さいし休学続くし…まぁいいか、切っちゃおう!という事で私が切ります。

髪は長くなると頭頂部も横も下がっていくのが普通だと思うのですが、末っ子の髪は頭に対して垂直に伸びます。赤ちゃんの時もそうだったのでフワフワのライオンみたいになります。生えぐせが変わっていて頭頂部の髪が立ちやすいそうです。「本読みながらでもいい?」と言いながらポケモン図鑑を手にしています。

まずは新聞紙を広範囲に広げて、真ん中に長男が小さい時から使っている踏み台を置いてイス代わりにします。末っ子は上半身肌着になって、頭からスポッとケープをかぶって準備OK。

さて、どうやって切ろうかな?と思いつつ、とりあえず全体的に短くしようと後ろを少し切ったところで、

「もう少し?まだ?」と聞いてきます。もう飽きたみたいです。早すぎるよー。「途中だからすごく変な髪型だけど、もうやめる?」「…最後まで切る。」途中でやめる気なんてありませんが、一応の意思確認です。自分で決めて座っていると確認した方が「もう終わる?」と何度も聞いてこない気がします。

髪を切るための真っ直ぐなハサミとスキバサミ。クリーム色の櫛。緑色のケープ。どれも長男が小さい時から使っているものです。長持ちしてくれてとても助かります。大きくなったのでもう長男の髪を切る勇気はありませんが。

バリカンで一気にやってしまいたい気持ちに駆られながらもチョキチョキ切ってはバランス見て、もみあげの長さが左右同じか確認して、を繰り返してどんどん切っていきます。

「よし、出来たよ。」予定よりサッパリめに切りましたがすぐ伸びるし大丈夫でしょう。もうとっくに飽きてた末っ子は「やったー!」と立ち上がりーあぁぁケープの裾に溜まっていた髪がドサーッ。切った髪の山に一歩ザクッ。出来たよ、とは言ったけどまだ片付けてなかったのになぁ。けど新聞紙を広めに敷いていたのでまあ大丈夫です。ケープを取って髪を払ったら、安全なところに抱き上げて移動します。うーん、重い。新聞紙ごと切った髪をまとめて捨てて、念のため掃除機をかけます。

「サッパリした!」末っ子はニコニコ。普段なら時間かかるしプロが切った方が絶対に綺麗だからお任せする所ですが、せっかく時間があるんだしたまには私が切るのもいいかな。

え!?サポートですか?いただけたなら家を建てたいです。