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オーロラをみにいこう!②

前回までのあらすじ
友人と叔母と3人でオーロラをみるためにカナダのホワイトホースへいくことに。


叔母はひと足先にカナダへ。
私と友人は2人で待ち合わせ場所のカルガリー空港へ向かう。

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一睡もできないままカルガリーに到着。

今でこそ、離陸する前からぐっすりなのですが、
当時の私はエコノミー席がどうにも窮屈でまったく眠れませんでした。


かといってビジネスをとる余裕もなく、とにかく耐え忍ぶしかありませんでした。

しかし、この時は眠れない原因がもう一つありました。

皆さんは飛行機のどこの席がお好みですか?
私は通路側の後ろに人がいない席を取ることが多いのですが、
この時は友人の希望で足が延ばせる非常口席に座ることに。


なるほど!足が楽ちん!と機嫌よく快適に過ごしていたのですが、
食事を終え歯磨きをしていると、なにやら嫌なにおい。
時間がたつにつれ強くなるその香りに、だんだんと気分が悪くなる・・

そう、トイレに一番近い席だったのです。
マスクをしていればほとんどにおわないのですが、
もう香りが記憶に残ってしまったのか、臭いがするような気がして
眠るどころではなくなってしまいました。

確かに体は楽だったけど、これには耐えられない。
どんなにフラットになろうが、
今後トイレとはできるだけ距離を取ろうと天に誓った。

以上オーロラには特に関係ない、ただのトイレが臭いという思い出でした笑

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到着そうそう荷物がなくなりひと騒動。
結局空港の隅にあった。

へとへとになりながら到着出口で叔母と合流し、ホテルの送迎バスを待つ。

「・・・・」

「・・・・」

待てど暮らせど迎えに来ない。

ホテルに連絡すると、既に行ってしまったとのことで、再度迎えに来てくれることに。

その隙に、私と友人はささっとコンビニで夜ご飯を購入。

待ち合わせ場所に戻ると、叔母の姿がみえない。

トイレかな?それともコンビニにいった?
空港の端から端まで探し回るが見当たらない。
荷物の次は人間か、と苦笑いした。

当時、叔母はスマホをもっていなかったため、連絡手段はPCメールのみ。
当然wifiももっていないので、すぐに連絡がとれる状態になかった。


しばらくたっても見当たらないので、
とりあえずメールをしてみようということになり、スマホをひらくと一通のメールが・・・



「先に行きます。自分たちでホテルに来てください。」



どええええ!!笑

異国の地に旅慣れていない若者2人を置いていくのかと、あまりの出来事に友人と2人爆笑。

そういや叔母さん、超せっかち人間だった笑

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翌日の早朝、
数十人乗りの小さな飛行機に乗って、ホワイトホースの空港に到着。

針葉樹林に囲まれた小さな、かわいらしい空港。透き通るような、ひやっとした新鮮が空気に触れて、とうとうアラスカに近いところまでやってきたんだと実感して、興奮した。

私たちの感動をよそに、叔母さんは迷わずツアーデスクへ。(せっかちなんで)



迎えの連絡をしてもらうだけのはずなのだが、なにやら長時間話し込んでいる。
スタッフは世話しなく誰かに電話をしている。

なにかよからぬことが起こっていると感じ、
叔母に尋ねてみると・・


まさかの宿が予約されてない笑


こちら側のミスか宿の勘違いか不明だけど、
時々超うっかりな叔母は、かつて1年後の宿を予約してしまった過去がある。
(急遽泊まった宿は、金持ちだらけの豪邸のソファ)

突然サバンナに1人残されたような気持ちになったけど、それはそれで可笑しくて笑いが止まらなかった。

1人だと不安だけど、誰かと一緒だとどうにかなるって無敵な気分になれるのはなぜかしら。

結局、宿のシーズンの初めの季節で空きがあったので、宿泊できることに。

そしてこの宿が、想像していなかった、
というか誰も予測できないような宿だったのである笑。

つづく






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