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おすすめ宿「もう外に出たくない」カッパドキアの洞窟ホテル

note公式マガジン「ホテル・旅館 記事まとめ」にとりあげていただきました。
とっても素敵なホテルだったのですが、詳細をあまりかいていなかったので、掘り下げて記事にしてみようと思います。


洞窟ホテルってなに?

トルコと言えばきのこ岩に代表される奇岩の不思議な景観と気球だと思いますが、その有名な奇岩を利用して造られた宿を洞窟ホテルといいます。
奇岩に小さな穴がたくさん開いているのをご存じでしょうか?
あれらは「鳩の小屋」と言われており、かつてカッパドキアでは鳩が伝書鳩やペットとして飼育されていました。
さらに鳩のフンを肥料にして良質なぶどうを栽培するなどし、鳩は大変重宝されていました。やがて鳩をたくさん飼っていた人たちは財を成して、
今では彼らたちの子孫が洞窟ホテルを経営しているのだそうです。

宿の詳細

ホテル名:NARACA CAVE HOUSE
場所:カッパドキアの中心地ギョレメ
日数:7月に2泊
料金:1人6800円程度/泊 朝食つき
※当日空きがあり無料で広い部屋にグレードアップしてくれた

「NARACA CAVE HOUSE」の4つの魅力

魅力①物語の中に入り込んだような異国感あふれる外観

宿に到着すると、大きな木製の扉が待ち構えています。
アイボリー色の壁がすでに可愛くて期待が高まります。

扉をあけて階段を降りていきます。
壁にはカラフルな陶器の壺が飾られており、通路の両脇には草木や花が植えられています。その向こう側をみると青い空をバックに大きな奇岩群をがみえ、ところどころにトルコらしい模様の絨毯がかけられています。

私たちが宿泊した部屋の前には、大きさの違うカマや鉄砲、古い木の籠や衣服などの生活道具がセンスよく飾られています。
まるで物語の中に入り込んだように感じられ、「こんなところにこれるなんて・・」と思わずうっとりしてしまいました。

屋上のテラスからはカッパドキアらしい奇岩の景色を一望することができます。朝は気球をみることもでき、夜にはライトアップされて昼間とまた違ったカッパドキアの景色をみることができます。
高台にあるため街との行き来は楽ではないですが、それでも価値のある風景だと思います。

屋上からの絶景
レセプションと屋上へ行く階段
周辺の街並みもステキ

周辺には洞窟ホテルがたくさんあるので、散歩するのも楽しいエリアです。


魅力②「もう外にでたくない」こもりたくなる居心地の良さ

室内は洞窟らしく窓はありません。薄暗く、夏でもひんやりと快適です。壁の窪みの中に照明が置かれており、一層洞窟らしい雰囲気を醸し出しています。
部屋が広いせいか天井は思ったより高く感じられ、閉塞感はありません。
洞窟の中ですが、トイレも浴室もとてもきれいで安心です。

今回2部屋空いているということで、広いファミリータイプの部屋を使わせていただきました。
ファミリータイプの部屋は2部屋に分かれています。入ってすぐの部屋には大きなベッドが1つと壁に沿って大きな椅子が2台、奥の部屋にはベッドが2台ありました。

自然にあいていたくぼみを利用したのだろうか。穴の形が整っていないのがまた素敵。


特に気に入ったスペースはここ。

部屋の凹みに沿うように大きなイスが設置されている


ここの心地のよさ、わかりますか?
(動画を切り取ったのでぼやけてますが・・)
壁沿いなので特にひんやりしていて、薄暗くて、凹み部分にあるのでちょっとした自分空間みたいな感じなのです。

「もういいや・・・・今日はずっとここにいよう・・」
「観光はやめよう。昼寝しよう・・・。」

と夫に伝え、思わず目を閉じてしまいました。 

もったいないと思いなおし結局街に出たのですが、本当にこのまま昼寝したり、チャイでも飲みながら読書をして1日を終えていいと思うくらいの居心地の良さでした。

※ちなみにですが、2階の2人用の部屋もみせていただいたのですが、部屋が少し狭いこともあり、洞窟感というか、若干閉塞感を感じたので、できれば広い部屋をとることをおすすめします

魅力③朝が楽しみになるトルコごはん

朝食がおいしい、この宿を決めた理由のひとつでもありました。
レビューをみるとほとんどの人がご飯がおいしいと書いてありました。

朝8時半から10時までが食事の時間です。
朝レセプションに伺うと、室内かテラスが希望をきいてくれて、そこから準備がはじまります。

エキメッキとよばれるトルコのパンとフレッシュチーズをベースに、出来立ての卵料理とその他おかず1-2品と最後にデザートがでてきます。

庶民的なメニューですが、毎朝違っていて、どれも外れなく最高に美味しいのです。

オリーブ、ハチの巣入りのはちみつ、クリーム、ジャム、ナッツ、バターなど好きなものをパンにつけて食べます。のちのち知ったのですが、これはトルコ式の朝食として有名だそうです。
なすとズッキーニのグリル?素揚げ?お好みで塩やスパイスをふってたべる。
油っこさはあまりなく、野菜の甘味が感じられて美味しい。
牛と羊?山羊?のチーズ。トルコにはヨーロッパのようなカビ系のチーズはほとんどみられない。
とてもフレッシュで食べやすく、日本でいうさけるチーズをもっとフレッシュに
した感じ。
海外の目玉焼きは黄身がカチカチのイメージたけど、これはしっとり系。
上にかかってるスパイスが最高。
メネメンと呼ばれるトマトと唐辛子の入ったトルコ風スクランブルエッグ。
専門店があるくらいに人気がある。
カレー風味のきのこの炒め物。これが1番美味しかったかも。


宿も良しご飯も美味しいで、

「ここは天国か・・」
「しばらくここにいることにしました・・」

とついつい言いだしたくなるくらいに美味しい朝ごはんでした。
そこらのレストランで食べるより断然美味しい!

魅力④ホスピラリティあふれる魅力的なホスト

レビューにもたくさんかかれているのですが、ホストのウナルがとっても魅力的な方なのです。

トルコ人はゆったりマイペースなイメージなのですが、彼はとても働き者で気遣いが上手な方でした。
フットワークが軽く、いつもなにかをしているというか笑。

はじめての訪問だったこともあり、カッパドキアの歩き方について時間をかけて丁寧に説明してくれました。
私たちの予定や希望をきいて、色々と提案をしてくださり、ツアーや送迎の手配などにもすぐに対応してくれました。

しかも英語の苦手な私がちゃんと話を理解しているか確認しながら話をすすめてくれて(多分)、ホスピタリティの塊のような人だと感じました。

顔をあわせるたびに「どうだった?」「楽しかった?」と笑顔で気さくに話しかけてくれてるので、人見知りする私でも緊張がほぐれ、リラックスして過ごすことができました。

彼は気遣い上手な日本人と外国人の社交的でフットワークの軽い性格を兼ね備えたような、誰もが好きになってしまうような方だと感じました。

そして笑顔がとっても素敵なのです・・!!
夫はネイマールに似てるといっていましたが、どうでしょうか笑

まとめ

カッパドキアにきたなら絶対に洞窟ホテルに泊まってほしい!

屋上が広くてレストランになっていたり、街から行きやすい場所にあるとこらなど色々なタイプのホテルがあるので、行く機会があれば検討してみてはいかがでしょうか。


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