見出し画像

最近の自然

 ねこっちです。不安定だった最近、私は自分の内面にばかり関心を向けていました。

 しかし、今は考えが一周まわりつつあり、

「自分を無理に変えようとせず、出来る事を淡々とやればよい」

というように思えてきました。

 するとようやく、外の景色や飛ぶ蝶などに目を向けられるようになってきました。今日は、家の庭、および近隣の自然について書いていければと思います。


羽化したツマグロヒョウモン

 はじめは、3月上旬~中旬にかけて飼っていたツマグロヒョウモンという蝶の幼虫についてです。

 ツマグロヒョウモンの幼虫は、蝶の幼虫なのですが青虫や芋虫ではなく、毛虫に近い姿をしています。下に載せるのは、3月9日に撮ったツマグロヒョウモンの幼虫の写真です:


ツマグロヒョウモンの幼虫です。パンジーやビオラ、スミレなどの葉を食べます。

 育てていたこの幼虫が、3月中旬のある日、蛹になりました。そして、大学の授業が始まる4月上旬になっても、蛹の姿で眠っており、まだ羽化しませんでした。

 私は大学の授業が始まるタイミングで上京しなければならなかったため、蛹を東京に持っていくわけにもいかず、困った私は自分の誕生木の枝に、蛹のついた枝をエナメル線で固定しました。あとは自然に任せよう、と思ったのです。

 すると、東京から帰ってきたら蛹が空になっていました。


空になった蛹です。

 ツマグロヒョウモンは、成虫になって無事、飛び立っていったようでした。私は安堵したのでした。

畑の野菜

 私の家には、亡き祖父が遺してくれた畑があります。毎年、この畑で様々な作物を育てています。

 今はタマネギが収穫時で、ほかには、ジャガイモやアスパラガスが育っています。


タマネギです。最近、このうちの何個かを収穫しました。

 私の家には、重さをはかる「はかり」が最大1kgまではかれるものしかありません。タマネギは、1個当たりの重さが500g近くあり、例えば2kg分のタマネギを量りたい時は、そのはかりでは不自由です。

 そこで、私は次のような装置を作り、一度に数キロのタマネギをはかれるようにしました:


作った装置の模式図です。タマネギがない状態で、目盛を0に合わせ、タマネギを乗せると、実際の重さの何分の1かになってはかりの目盛が動きます。

 この装置をつくった最初、まず水の入った2Lのペットボトルを乗せて、2kgが何グラムで表示されるかを調べます。その後、タマネギをはかる時にその値で校正すれば、1kgを超える実際のタマネギたちの重さが、このはかり一つで、一度にはかれます!

 前回はかった時は、1度の収穫量が2.7kgでした。今もまだ数十個のタマネギが畑に植わっています。

 さらに季節が進むと、今元気に育っているジャガイモが収穫できる時が来ます。今、ジャガイモは紫色の花を咲かせて育っています。


ジャガイモとその花です。花のほうが、ややピンボケになってしまいました。

 また、畑には季節を終えた野菜たちもまだ植わっています。たとえば、冬の野菜であるホウレンソウは、次の画像のように花を咲かせてしまっています:


ホウレンソウです。葉は黄色くなり、花も咲いています。

 畑の野菜たちが、春の温かい日光と風を浴びて元気に育っています。

周りの草木の様子

 春の到来とともに大きくなっているのは、畑の野菜たちだけではありません。自然界に緑が色づくこの季節、雑草もたくましく育っています。

 下に、庭に植わっているパンジーの画像を示します:


パンジーの画像です。実はこの場所には、ある置物がありました。

 実は、冬の時はこの場所にある置物が置いてありました。それは粘土で作られた顔のような置物で、母が小学生のころに作ったものらしいです。私はその顔の置物が妙に気に入り、冬の間は何度か見ていました。しかし、この画像を見ると、それはどこにあるかわかりません。

 ほとんどパンジー、ビオラと雑草たちで埋めつくされ、置物の姿が見当たりません。

 一雨降るごとに、雑草や花が大きくなり、春の野が賑やかな季節となりました。

最後に

 春、私が沈んでいるうちに、自然界に緑が色づき、新たな生命たちが躍動する季節となってきました。ふと外に関心を向けてみると、様々な生きものが目に飛び込んできて、それらの活動を見ているうちに、また散歩や自然観察などをしたくなってきました。

 久々に、俳句を詠んで記事を締めくくりたいと思います。

  茂る青 顔の粘土は どこへやら

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

    ねこっち

この記事が参加している募集

今月の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?