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ゲームアプリ制作の覚え書き

私のマンパワーではアプリを制作してリリースできるのは早くても数ヶ月に1回くらいです。そのため新規で作り始めるときに必要な設定とか、リリースするときに注意しておかないといけないことなどをいつも忘れてしまいます。
これまでいろいろと凡ミスをしてきたので確認事項や注意事項をメモ書き程度に残していたのですが、自分用にnoteにも投稿しておこうと思います。

まず初めに

この覚え書きは同じ凡ミスを繰り返さないように自分に言い聞かせるものなので、新しくアプリを制作するときであれアプリの制作途中であれ、この覚え書きは定期的に目を通すようにしたいと思います。
必要だと思えばここの覚え書きに追記、修正していきます。
ただしここに追加していく内容はゲームアプリ制作の手順とかノウハウを書くようにしたいので、持論や精神論的なことを(酔った勢いなどで)書き足してしまわないように注意したいと思います。

個人開発する目的を忘れない

まずはこれ。なぜ個人開発をしているのかを忘れないようにしましょう。声を出して確認しましょう(なんて発想が社訓唱和とか、ブラックな何かにつながっていくのかも…)。
例えばサラリーマン生活に疲れて個人開発を始めたのに、他のいろいろな技術情報の影響を受けてなぜか転職目的なスキルビルドやアプリ制作になってしまっていませんか。
私の場合、個人開発者として活動する主な目的は、起業することでもスカウトされることでもなく、ストレスなくバランスのとれた生活を送るためなのです。

マーケティングはある程度やる

いろいろと企画を練っていると「このアプリはいける!」と強く思えることがあります。でもまずは落ち着いて似たようなアプリがないかストアなどを調査しましょう。もし似たようなアプリがあるならそのアプリのダウンロード数はどれくらいか、ライバルになりそうなアプリはどれくらいあるか、ライバルになりそうなアプリを超える見込みがあるかなどをよく検討しましょう。
アプリ名も決めてストアにも登録してから、実は他に同じ名前のアプリがストアにあった、なんていう経験があります(ロゴ画像まで作り終わってたり…)。思いついたアプリのポテンシャルを測るようにしましょう。

マネタイズはきっちりやる

「おもしろいゲームアプリなら勝手に収益につながる」というのは絶対に幻想です。適当に広告を表示しただけでは収益になりません。しっかりとマネタイズして儲ける工夫をしておかないとあとから後悔します。海外製アプリのようなやり過ぎに感じるくらいの広告表示にしても大丈夫です。
他でも同じようなことを書いている人がおられましたが、マネタイズをきっちりしておけばダウンロード数が少なくてもそれなりの収益になることを理解しておきましょう。

アプリを公開するときは慎重に

  • どんなに些細な変更内容でもストアにアップする前に必ず実機で動作確認をしましょう。ちょっとコメント入れただけとかいう考えは非常に危険。実はデバッグモード・チートモードのままだったなんてことが幾度もありました。

  • OSごとに切り替える機能を必ず確認しましょう。広告のIDとかレビュー依頼のリンク(GooglePlayストアかAppleStoreか)など、OSによって挙動を変える処理は必ず確認しましょう。

  • GooglePlayやAppStoreの事情を毎回確認しましょう。ポリシーなどいろいろと変わっている可能性があります。いまどきはすぐブログなどで情報を集めることができるので、気になることは調べて対策をするようにしましょう。下手するとBANされる可能性があります。

企画・設計・コーディング

  • コーディングはなるべく単純な構文にしましょう。プログラミング教材として落とし込めそうなレベルでコーディングしていきましょう。下手に凝ったコーディングにすると、あとから見たときに本当にわからなくなります。

  • コードはかっこつけないようにしましょう。プログラミングの書籍や動画でテクニックなどの知識が増えると、変にかっこつけたコードを書こうとしてしてしまいます。プロパティやラムダを使わなくてもおもしろいゲームは作れます。

  • ローカライズは初めから意識して設計するようにしましょう。開発スピードを重視しすぎてローカライズを無視すると、あとからの修正がまあまあ面倒臭いことになります。

  • 「これくらいゲームしたことがあればわかるだろ」とか「これくらいの手間はプレイしていたら慣れるだろ」という自分本位な考え方はダメです。普段はゲームをぜんぜんやらないような人でもわかるように設計しましょう。あなたが感じる少しの面倒臭い操作を他のユーザーは100倍面倒臭い操作に感じます。

テストプレイヤーへの感謝を忘れない

nekosukoにはChieppさんというテストプレイヤー(奥さん)がいます。ゲームに不慣れな人ですが、いつも一生懸命テストプレイをしてくれています。
ときには厳しく、ときには見当違いなレビューをしてくれますが、おかげさまでアプリの良いところと悪いところがわかって非常に助かっています。
「ここをこうしたらいいのに」なんて言われると「実装する苦労も知らないで」なんてイラッとすることもありますが、そこは真摯に受け止めましょう。指摘されたところを修正すると実際に良い感じになりますし、無視してリリースするとたいてい指摘されたところについて悪いレビューがきます(みんな感じることは同じ)。
Chieppさん(テストプレイヤーさん)の褒め言葉を期待するのではなく、テストプレイをしている姿勢を確認しましょう。何も言わなくても積極的にテストプレイをしてくれているときはそのアプリがおもしろいことの証拠です。「おもしろいよ」と言いつつ積極的にテストプレイをしてくれないときはそのアプリがおもしろくないことの証拠です。なんとか改善しておもしろいアプリにしましょう。
そしてChieppさんいつもありがとう。

ゲーム制作を楽しもう

あなたにとってどんなときにゲーム制作での達成感を感じることができますか?リリースしたとき?収益を得たとき?ストアでランクインしたとき?
ではでは、目標に向けてゲーム制作を引き続き楽しんでいきましょう!

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