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割れ目から差し込む光

今年で私生存51年目になるんですが(笑)
わりと最近まで、ダメなところしか見ていなかったんです。

いろいろできることや素敵なところもあるにも関わらず、脳はダメなところ、できていないところ、ないところばっかり探すよね、という半世紀を生きてきました。。

何をきっかけに、ダメなところでなく、良いところを見るように、シフトチェンジしたのか?

これっていう大きな出来事というより、岩が水で少しづつ削られて、
ついには丸くなっていったという感じでしょうか。

3年ほど前に立ち読みしたオードリー・タンの本のあとがきで、
「欠けた器から差す光のこと」が書かれていた。

それはこんな話だった。うろ覚えだけれど。

誰しも、人は器だとしたら、その器の裂け目から、光が差し込む。

その裂け目はその人にしかわからない。
だから、社会に対して、おかしいと思ったことは、声を上げるべきだ。
その裂け目から差す光が、他の人をも照らすかもしれないから。

そんな内容だったと思う。

今日それを思い出したのは、私の大好きなellyさんの星読み講座で、
時期読み(トランジット)の星読みで、星座と天体はみんな同じ位置にくるけれど、ハウスはその人それぞれのハウスなので、それはその人の体感になるという話から

その後、友だちからもらった、プレム・ラワットさんの「穴のあいた桶」という本を取り出してみると

親愛なる世界中の穴のあいた桶たちへ
 あなたのその穴は、才能かもしれない。

という帯のコピーから、先ほど書いたオードリー・タンの本を思い出したのでした。
ネットで検索したら


すべてのものにはクラック(ヒビ)があり、そこから光が差し込む。

There is crack in everything and that’s how the light gets in.
カナダのシンガーソングライター、レナード・コーエンの名曲「Anthem」の一節なんですが、台湾のデジタル担当政務委員であるオードリー・タンが大切に思っている一節です。

https://homecare-tsuchiya.com/blog/10308/

ヒビって悪いものじゃないかも。
穴は悪くないかも。
だって、蓮根は穴があるから、泥の中でも息ができる。

この前、大地の再生をされているお二人から素敵なお話を聞いた。

大地の再生というのは、うまく説明できるかな。。。
自分たちの住んでいる土地に、自分がそこに立って、土地を感じながら、自分がほんのちょっと出来ること、風が通るように草を刈ったり、水が流れるように水脈を作ったりして、流れを感じて、流れを作り出すということをして、土地を再生するという、今疲弊している大地にとっても必要な活動。

福山、三原あたりの水源になっているのが、世羅にある大成龍神社のそばにあるダム湖。ダムというのは、ずっと閉じているのでなく、必要があったら、その水門が開く。それは大きな割れ目がある水瓶なのだと。

そんな話だったと思う。

大きな水瓶が山間部にあって、下流の私たちのところへ、水をもたらしてくれる。

私たちはそんな大きな水瓶ではないかもしれない。

でもきっと、一人一人が大切な器で
その欠けたところ、いや、欠けたと思っているところから、
光るのだと思ったら、欠けがむしろ必要だったと思う日が来るのかもしれないなと。

あなたの愛すべきその器の欠けは、他の人から見たら、
素晴らしい才能かもしれない。

明日は春分。

自然に、森羅万象に感謝し、祝福する日。

そして、占星術では、十二星座の最初の牡羊座に入る、はじまりの日。
 
この世界にあるすべてのものに、祝福がありますように。

そして、あなたの才能が産声を上げる

いや、すでにあった才能に気がつく

生まれなおす はじまりの日。

春分おめでとうございます。

どなたさまも良き春分を♡

ainouta
かやの。

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